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2016_10
13
(Thu)20:07

なぜか 『ガラスの仮面』

 9月の終わりごろ“遅めの夏休み後半”と取って、家でごろごろしたり(喉を傷めて、さらにひどく体調を崩したので、九州に一人旅行しようという案はボツになった。。。次に静岡方面にしようと思って、それもボツにした。。。くすん)、前からやろうと思っていたことに着手したりして、週末、観劇に行ったこと。

 この券はなかなか取れなくて、以前の青山円形劇場での公演もだし、初演の大竹しのぶさんのなんか本当に観たかったのだけれど、幸い、今回は観る機会に恵まれて、新橋演舞場に行ってきた。

 まずは、この会場がすごい。
 お隣の歌舞伎座とか、そこから徒歩3分くらいの 浜離宮朝日ホールなんかは、けっこうしょっちゅう行ってるので、いつもいつも前を通るだけ。知人がしょっちゅう此処でシゴトをしている(もちろん舞台の)のだから、観ててもよさそうなのに、なんとなく“敷居が高い”感がある。
 これって、クラシックのコンサートにあんまり行かない人が、「サントリーホール」とか「トッパンホール」ってと敷居が高いのと似たような感覚かもね。

 ともあれ、素晴らしい。箱の大きさといいロビーといい、休憩所やおべんとの用意まで。クラシックも少し見習えばいいのになーと思わないでもないが、それはそれなりの文化がある。

 私が芝居に行って、一番驚くのは、「休憩時間なら座席で飲み食いしてもいい」と言われることなんですね。宝塚だってそう。もちろん、新橋演舞場に至っては、桟敷席にはテーブルがあり、そこでお弁当やお茶が食べられるのだ。すっげー。オペラのボックス席もそうすればいいのになー。どうせ区切られていて、中は見えないんだから。
0924_新橋演舞場

 演目は『ガラスの仮面』です。あの美内すずえさんの名作巨編(未完だし)!!
 主演の北島マヤに貫地谷しほり、亜弓さんにマイコ。月影先生に一路真輝、紫のバラの人=速水真澄に小西遼生。
あと、キャストの皆々さん、すごくて。
 演劇をテーマにして、出てくる人、天才ばっかという役を、舞台の上で演じるってどうなんでしょうね。
それが“成り切って”いるから素晴らしい。

 『ガラスの仮面』の魅力に、作中で演じられる“劇中劇”があるんですが、あれ、最初知らなかったのですが、ほとんどが美内さんのオリジナルなんだそうですね。中でも大好きな『ふたりの王女』がメインを占めていて、二重に美味しかった。

 この3年ほど、シュミでミュージカルなど演じていて、芝居の基礎から叩き込まれ(といっても、手加減の無い先生たち、ってだけで、しょせんはシロート芝居ではありますが)ているから余計に、「プロの人が何をやっているか」が細かくわかる、という気もします。
 クラシック音楽でもね、「アマチュアオーケストラに入って演奏してて、良いことっていうのは、“プロがどんなにすごいか、わかるようになること”だ」と言われるくらいだからねー。まぁ桁違いなすごさといいますか。
 『ふたりの王女』もだけれど、ラストシーンの、一路さんによる『紅天女』は、すさまじく美しく、その世界でした。
 宝塚出身の方、、とくにある年代以上の方というのは、徹底して日舞の基礎があるでしょ。だから、立ち姿、静から動への所作などが、空間にぴしっと決まるんですよね。流れるような、風・水など感じさせる、空間だけでなくて時間の広がりも。
 本編の中に、『紅天女』の試演会に向けて2人の少女たちが「風・水・火・土」のエチュードにトライするシーンがあるけど、そうなんだなーと感心して観ておりました。

 ともかく、美しかったのと、なつかしかったのと。
 オーディションの「感動を作る」も面白かったし、『ふたりの王女』は圧巻で、お芝居を3本観たような感動でした。

 オペラやバレエ、ダンスやミュージカルはよく観るし、さらには歌舞伎などもアリなのですが、ストレートプレイは、わりとしんどいのでそんなに観ないんですね。でもこれは、何度も観たい芝居でしたね。

0924_ガラスの仮面ポスター

 大阪公演をもって、全舞台終了したそうです。
2016_05
29
(Sun)15:05

5月、快晴。

 あっという間に1か月経ってしまうもんんですな。

 ものっすごく良いお天気で、半日休み(午後から会社に来ました)で青空のもと(ちょいと暑いけど)歩いていると、さらにあっという間に1年、というのにビックリします。
 去年の今頃は、大変だけどシアワセな気分でフィンランドにいたもんねー。今日あたりムーミンランド行って、閉まってたんだっけ(爆笑)。

 つい先日も、数人でギョーカイお食事会をしてて、皆さん各国留学経験アリ。取材先での失敗話を面白おかしく同僚がするものだから、否定するにも必死だったり(泣)。・・・最近、その話は「ネタ」と化していて、もう、盛るわ盛るわ・・・。まぁいいんですけどね、お料理が美味しく、ワインも美味しくなれば(-_-)。

 ということで今日は良いお天気です。
 ヤマトの次回作も決まったようですが、今回は、敢えて事前情報はシャットアウトして、公開を楽しみにしておきたいと思います。しかしだがしかし、「2202」はいいですが、サブタイトル「愛の戦士たち」が不穏な雰囲気ですなぁ。。。いくら終わらせたら美しいかといってもまた特攻すんじゃねーぞ。生きて生きて・・・というのがヤマトの魂だかんねー、と勝手に思っておる次第。
 それと、今回は〝主役がんばれ〟(笑)ですな。

 期待しているのはただ1点。
 総監督が「福井晴敏」だということ。私、この人の作風とかドラマツルギーは結構好きなのです。大作作れる方ですしね♪

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2016_04
29
(Fri)12:51

5/1はヤマケットですね。

 さて本日から(世の中は)ゴールデン・ウィーク(大型連休)に突入です。
 皆さま、どのようなご予定ですか?
 5月2日(月)をお休みする企業さんなどは、10日間の連休ということで、、、まぁ私なら、どっか違う場所へ行ってのんびりするか、逆に人の少なくなった都内でのんびりするか。。。ですが、相変わらず私の周りの歌舞音曲業界は、1年で最も忙しい時期の一つなので、「休んでます」なんてひとを探す方が難しいです。。。
 それに、もうだいぶ元気がなくなってきたとはいえ、「LFJ2016(ラ・フォル)」があるもんねー。

 今年は5月3日から5日の三日間、5月2日に、フラッシュモブがありまして(まぁ予告するとフラッシュモブとはいわないのですが)、今年はホルストの「惑星」から《ジュピター》をやるらしい。腕に覚えのあるひとは、ぜひ、楽器持って参加してください。

 さてその前に5月1日(日)、浅草橋でヤマケットがありますね。
 本当は4/29ー5/1の三日間は忙しい予定だったのですが、来日公演などに伴うトラブルといえば、「健康状態」「政治状況や経済状況」による来日中止。もちろん、場合によればこれによって潰れてしまった招聘会社などもあったりして、「うわぁ大変」くらいでは済まない人々もいるのですが。
 今回は私にとっては「思わぬお休み」になりました。
 ・・・でもまぁその分、いけないはずだった仕事、に明日はいくことになり、明後日はのびのびになっていたお稽古が入ってしまい(自分の都合ではなんともならない)。。。結局、ヤマケットには行けそうにない(;_;)。

 朝か夜にしていただけばいいんですけどね、用事が入っているのが12時半から15時で、朝行っても顔出すのがせいぜい、帰りに寄ると撤収に立ち会うことになっちゃう。くー、残念(>_<)です。

 皆さま、まったりとお楽しみくださいね。

 私の、「通販してない同人誌=短編集」は、「星花繚乱」さんにお預けしています。ご興味のある方は、在庫僅少ですのでお立ち寄りくださいませね。ではでは。
2013_08
31
(Sat)13:10

C.ハーロックとの邂逅>8/30

 金曜日の夜、「朝までハーロック」があるといってオトモダチに誘っていただいたので、行ってきました。
 新宿ピカデリーを至近に見る、バルト9です。
 バルト9は好きな映画館なのですよねー。

 23時スタート。新作の「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」、旧作の「わが青春のアルカディア」、そして、「銀河鉄道999」が一挙連続で見られるということと、松本零士さんとAKBの方がご登壇のトークショーがあるということで、、、実はそっちはどうでもよかったのですが、話は聞いてみるものですね。この、松本センセイのお話が非常に面白かった。&ライヴでハーロックを描く、というパフォーマンスを振られて、さくさくとホワイトボードに描いてみてくれた。さすが漫画家生活60年にならんとしている御大。
 これは「保存しておいてほし~~」というファンの熱烈なオーラがありましたので(笑)、期間中、もしかしたらバルト9のどこかに飾られているかもしれません。
ハーロック・draw
 ロビーに休憩時間に置かれたものを撮ったものですが、皆さん撮ってらしたので、あちこち上がっていたかもです。これはさすがにお見事でした。

 ところで、司会が、何故かライター・K氏。これでウケてたひとけっこう会場にいたよなー(笑)。お人柄良く、やっぱり良い雰囲気を作られるのはお上手ですよね。

 さて理想の女性像やヒーロー像について語るなかに、ヤマトの話がすらりと出てきたのも、一部驚きでした。そして松本さんには松本さんのこだわりがあり、それが来年の『宇宙戦艦まほろば』(<これけっこう驚きのニュースだった)につながっていくのだろうなと思いましたね。

                  ・・・
 さて『ハーロック』本編。
 オトモダチに「期待度は?」と尋ねられて「ゼロ」と答えた私です。「CVが彼じゃなかったら行かないよ」と答えたのも私が悪ぅございました(_ _)。すっごい面白かったです。素晴らしい。
 一見の価値あり。見るべきです。賛否両論あるでしょうよ、でも、素晴らしいです。


 ところで、休憩10分をはさんでの『わが青春のアルカディア』。
 ここで失敗。この映画、観てたんですよね。昔ですが。よく覚えているし、DVDでも再見してます。そして、某登場人物が出てきたとたん、、、涙腺、決壊しました。

 号泣する予定じゃなかったんだよ~。

 話がよかったとか、音楽がリッチだとか(エフェクトされていない、あの時代の作り方で、しかも80年代前半の新日本フィルだもんなー。上手いわ)、そういう部分もありますよもちろん。でも、この話って、大山トチローが出るんだよね。敬さんの声を聴いた途端、脳みそがシビレてしまった。
 どんだけファンだよ>自分

 いろ~んなことが頭をぐるぐるして、その頃のことや、そのあとのアニメや、ご本人や。そしてこの作品の魅力とか、ハーロックやエメラルダスにあこがれた時やら。戦闘シーンでの、あくまでも“トチローらしい”彼の言い回しや、なにもかもすべて。
 思い出すだけで泣けてしまいそうである。
 
 そして私は「999」は観ないで会場を後にした。良い夜でしたよー。

                ・・・
 ちなみに、もともとはそのヤマ友と、「ヤマトーク女子会」しようって話で飲み会セッティングしてたわけです。だから、濃ゆ~いヤマトの話をして、それから一拍置いて、それからハーロックへ突入。。。幸せな夜でしたね。

 それでは、またヤマトの話題に(たぶん)今晩から戻ります。
 ハーロック、観にいってね。
ハーロック・新作
ハーロック・中の人
↑へんだなー、目的物はこっちだったはずなのに(笑)。春馬くんの「ヤマ」はものすごく重要で素敵な役です。良いコンビだったよ♪ 蒼井優ちゃんは抜群に上手いしね
2013_05
13
(Mon)22:36

もひとつ、かの人のネタ(笑)

 そしてまだコーフンしたまま、頭に花が咲いています、管理人です(^_^)♪

 観劇したのは木曜日。その前とあと、GWも含めてちょっと素敵な出会いがあったのでした。
 ここんとこ、少し後ろ向きな気分が台頭していたのでね、なんかものすごいパワーというか、エネルギーをいただいたなという気がしています。
 若い人からいただくエネルギーというのは凄いです。でも、同年代やらその上やらの人たちが、相変わらずエンジン全開、な感じで、まだまだ前を向いている姿というのは。。。さらには人前に立つとかね、何かを作って提供していく、というのは、その資格がいるよなぁと思う。そういうのに、ちょっとでも関わっている限りは、やっぱり、気持ちを引き締めていかんといかんなーと思う次第。

 ちょいと人間不信&業界不審になりかかってたんすけどね。
 まずは、良い芸術に触れたこと。凄い人々に邂逅したこと。
 良い演奏を聴き、そのネットワークに関わっていられること。

 幸せなことだなぁと思います。

                 ・・
 さてはて。
 私は知らなかったよ。周り中みんな知ってたんだよねー、『ハーロック』のリメイク版ができるんですってか? 9月公開なんですってね。。。なに、それ。

 そんで、ハーロックの声が、、、声が声が。おぐりくんだっ!。ははは、ハーロックですかい?(汗)。

 ハーロックっては理想の男の一人です。エメラルダスが私の理想の女性だったり、うちのキャラクタ(ヒロインくん=佐々葉子)のイメージモデルだってのは、前から書いたりしていますが、あれがリメイク? って、本当に意味あるんすか? と思ったんですが。
 外国から引きがすごいんだって公式ウェッブで書いてましたね。
 フルCGアニメって、むっちゃ違和感あるやろー。松本零士の世界って、ちがうやろ~~~! という叫びはおいておいて、まぁでもまぁ楽しみっちゃ楽しみです。

 それにしても。
 小栗旬、三浦春馬、蒼井優、古田新太、福田彩乃、、、とか見ると、“実写?”って思ってしまうですよね(笑)。芝居系な人たちばっかだ。森川智之、大塚周夫さんらが出ているか、完全にそっちで固めるつもりではないとは思うけど、なかなか、、昔の東映動画『地球へ…』の映画版を思い出しますねぇ。。。

 まぁ批判はたくさん出るだろうなぁ、と思うけど、ネット見てて笑った。井上真樹夫さんのハーロックというのは、もちろんわれわれにとって“あれが完成形”で、素晴らしいものだったけど、今、新作アテられるわけないでしょ、っての。「ヤマト」の時もそうだったけれども、30年経って、歌にせよ声優さんにせよ、人間の声が変化しないわけない。ロボットでも欲しいんだろうか?

 彼はまぁ声優もそこそこやってきてる人だし、本人も思い入れはある芝居のジャンルでしょうけど、これだけストレートプレイの人がたくさんいると、面白いのか大変なのかわからない現場になるのでしょうねぇ。
 「小栗のハーロック」、ではなくて、「新・ハーロック、いいな」になれば、いいな。

 しかし、PV見てて、フルCGアニメというだけで、すでに相当に違和感ありまくりだけど(^_^;)。

 公式ページはこちら。9月7日公開の模様 >>

 そういえば、渋谷駅前の液晶大画面のPR広告は見ましたよ。シアターコクーン帰りに、「なに? ここにも出てる、なんのPRぢゃ?」と思ったからね。