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2012_11
11
(Sun)22:50

ヤマト音楽団大式典2012・その2

 さて、続き。(いっぱいご訪問、ありがとうございました(_ _)。いいのかなぁ? こんな独断と好みで書いた音楽レポートなんて紹介しまくって>77さん・笑)

 ここらへんでプログラムを見てみます。
 うかつにも、忙しいとチェックしそびれるの典型で、「2199のサントラ」が発売されることを数日前まで知りませんでした。狂喜乱舞したのは言うまでもありません。それで、「会場ゲット!」に燃えたワタシ。
 
▼No.7コスモタイガー(Wan・Dah・Bah)

 ヤマトの音楽の特徴のひとつに、「音楽を聴くと場面、、、だけでなくその時の心情シーンまでよみがえる」というのがあります。
 これはまぁ当たり前のことで、たいていの映画やその他でもそうだし、ハリウッドなんかは明らかに「そう作る」のが作曲技術なのだそうですが(<ちゃんと作曲の授業でそう習ったのよ・笑)、アニメは、そうでもないなーというのが後付の想い。これは後述しますけど、ヤマトは音楽にこだわったプロデューサーで、天才アレンジャーが関わっていたからできたことなんだろうと思います。それと優れた選曲担当・音響担当がいらした。そのコラボレーションなんだと思いますね。

 話がズレましたが、話のネタになり続けている「ワンダバ」。このトークも何度も聴きましたが
 それでも、可笑しい! 毎回少しずつ違うし。「ツブラヤですね」でわからない人もいらっしゃると思ったのか、きちんと『帰ってきたウルトラマン』と解説しておられました。
 私は『セブン』だったように記憶していたのですが、前にもコメントいただいたんですよね確か。

 この“ワンダバ隊”ですが、生のワンダバには実はマジで感動しました。東京混声合唱団の男声メンバー5人、このひとたち、「ほんとーに凄いプロ」でございます。日本は土気のような吹奏楽団もですが、合唱もアマチュアのレベルは高くて、ほとんどプロとアマの違いはありません。それも道理、演奏活動でご飯が食べられないからで、しかし中でもいくつかの(ジャンルの異なる)プロの合唱団があり、中でも、オペラや宗教曲、オーケストラ方面ではなく、「心底合唱」のプロフェッショナルなのが、ここの楽団です。(実は綾乃は、ここの就職試験を受けて、落ちたんだー・笑)
 
 この曲、ともかく鳴りはじめた途端に、ヤマトの射出口から飛び出すスピード感あふれるコスモファルコンのシーンが思い出されて、演奏どころぢゃなくなってしまうんですが(爆)。ともあれ、全ヤマト通して、私は本当に艦載機隊の発進シーンが好きでありまして、それは、どれもこれも音楽が素晴らしいからでもあります。

 特にこの生演奏に関しては、声もすごかったですが、舞台最奥にいた、【コンガ】が超絶かっこよかったんですね。コンガは私も少し叩いたことがあるのですが、ともかくリズムを作っていく、それと音色。原始的な楽器ですが、本当にノリノリで、終わったあと、両手を上げてガッツポーズしてたけど、皆さんきちんと拍手しましたか?(^_^) すごい良かった~~。オーケストラの人と違って、リズムパートの立った曲の多い吹奏楽団では、パーカッションの活躍機会もまた違うのだろうなぁと思います。


 その東混(とうこん、と読みます。東京混声合唱団の略)の男子諸君、このあと続けて歌入りの曲。

▼No.8 ガミラス国歌「永遠に讃えよ我が光」

 監督作詞のこの曲。私は発進式の時から、サントラになって歌詞が書かれて楽譜が出るのをいまかいまかと待っておりました。サントラは出ましたので、楽譜は…自分で作るからいいや。簡単だし。
 何故か。
 【良い】のですよ。ガミラス帝国というものの性質と、デスラーへの崇敬。それは、ここまでの第二章まででシュルツやその周辺のひとびとが見せた“ガミラス”という政治的つながり、その国民たちのある種の賛歌ですよね。地球とは別の文化圏にある、ある国家の。
 私は民族主義的なことは好みませんが、自国に誇りを持ち、互いの星や自然を愛し、それをたたえ合う気持ちは素晴らしいと思います。歌詞もいいですし、曲も自然に高揚する、、、それとこれ、旋律の作り方に、彬良さんの「やさしさ」のようなものを感じるんです。これは感じ過ぎでしょうか、とも思いますが。
 「2199」の新曲の一つとして、そして三重唱くらいになっていたんでしょうか、オクターヴの響きで鳴る男声合唱に、マジで心が震えました。素晴らしい。あとで聴いたCDより良かったです(同じメンバーでしたでしょうけどね)。

▼No.9 銀河航路

 そうしてこれが続きます。「2199」の冒頭がこれだったせいか、パブロフの犬のように、条件反射で切なくなってきますよね。曲調が明るいだけに、よけいに。希望、宇宙、船出。。。私の好きなもの全部詰まっていて。なんというのかなぁ、、、

 それで実は、No.8あたりから、涙腺ぶっこわれてまして。泣いてました、やはり人間の言葉、歌というのは心に響くのでしょうね。私自身は、(おそらく皆さんと違って)第三部の歌手の方による歌よりも、こういった歌に弱いのです。

 余談ですが、この曲が第一章で流れて、またBGMに何とも効果的に使われた時に。一番、胸に去来した想いというのは、「あぁよかった…」だったのです。これはとても個人的な意見になりますが、あれほど大好きな宮川さん-ヤマトの音楽の中で、1,000曲近い曲の中で、1曲だけ、「大嫌い」な曲があります。できれば作曲してほしくなかった。……それが、名曲の一つに数えられている「英雄の丘」なんですよ。
 皮肉で付けたタイトルでしょうかね? プロデューサーも、作曲家も、そうではないようなコメントを残しておられます。あの曲を最初に聴いた時に、頭を殴られたような気がしました。あれは、まさに【軍歌】の音律であり、作り方です。軍歌そのものは名曲も多いですが、私はけっしてそれを肯定できません。あの時代の作曲家たちが、どういう歴史を持っているか、そう考えればたまらないからです。
 生み出されたそれらの曲が果たした役割の大きさは認めますし価値もあると思いますが、あの中で、それを再現することに、怒りすら覚えたことは今でも自分の中に根深くあります。

 彬良さんがどのような想いであぁいう2曲を作られたかは推し測ることしかできませんが、彼ならけっして軍歌調のものは作らないだろうし、監督も求めないでしょうね。
 その中で、戦争ものであり、より軍隊に近い性格を帯びた「2199」で、それを表現した。それも感じたといったら感じすぎでしょうか。だから素直に感動できることが、とても嬉しかった。

                    ・・・
 さて、歌隊が引っ込み、彬良さんと太田さんのトーク。

 どうでもいいのですが、この太田さん、苗字の所為と、体型の所為で、あの太田くんに見えて仕方ない(笑)。でもとてもクレバーな方という印象でした。

 ヤマトが何故、あんなに人々の心の中に残る作品であり得たか、という話を彬良さんなりの解釈で仰っていました。この話は初めて聞くのですが、熱く、熱く語っておられた。
 彼は音楽面からそれを語る。

 プロデューサーが、まず主題歌を2曲作った。阿久悠の扉を叩く。そこがまずふつうではない。
 そうして宮川泰とともに、あの主題歌を作った。

 現在は、オープニングとエンディングを別の作曲家に作って貰い、本編のBGMは関係なく作られる。ところが、ヤマトでは、あの主題=テーマがあらゆる場面で展開され、アレンジされて使われる。73曲ある旧曲の半分近くが変奏曲である、そう言われる。

 おっしゃる通りで、観ている方は、それで熱くなる、というのはありますよね。
 しかも、宮川泰というのは、作曲家としてもすごかったが、アレンジャーとしては最高の天才だった。これは、宮川さんのお葬式の時に(私は参列しましたので)、弔文を寄まれた、やはり作曲家のどなたかが仰っていたように、かの前田憲男さんの言葉として引用していた。それだけでなく、すでに定説になっています。

 あるモティーフを元に、様々な変奏などで展開していく。
 これは作曲家が交響曲を書く時の方法でもある、、、と彬良さんは仰る。

 そうなんです。メロディーのテンポを替えたり、変奏したり、あるいは逆に置いてみる(対旋律)。どんどん上げる、どんどん下げる。リズムパターンを変える、ポップスアレンジしてみる。
 ともかく、あらゆる手法を使って、そのシーンにふさわしい“ヤマト感”を出していますよね。
 これも、譜面を書き起こしてみればよくわかります(<と彬良さんも言ってましたが、私も高校生~大学生にかけて7~8曲くらい、それをやってみて、実感しています)。

 それはどういうことになるか。
 全体の統一感が出来、一つの音楽作品として残ることができたのはそのためだと彼は言った。
 そういうことなんですよ、皆さん。

 ということで、それの代表のような2曲で締め、です。

▼No.10 ヤマト渦中へ

 「ぶんちゃかヤマト」とよばれている曲。
 大好き! です。
 で、これはクラシックの手法では書き取れないし演奏できないので、悔しかったたぐいの曲になりますね、彬良さんの新曲の一つ。

 もう1曲、少し似ている編曲がされた「宇宙の、、、を行くヤマト」という(泰さんの)のがあって、これはピアノで起こしてみましたけれども、強弱の激しい、速い2拍子の上に切迫感のあるヤマトのテーマがかぶって、トリルだのなんだのが派手に鳴り、金管がかぶさるように降ってくる。
 弾いてると楽しいだろうなぁ、いいなぁ。

 第二章の木星のシーンで使われましたよね。
 そうして。
 この曲を聴くと、旧作・島大介と艦首から切り込んでくるヤマトの雄姿が目の前に浮かぶんですよ。く~~~!島くんかっこいい!! です。ヤマトそのものが戦いに行く、そういう感じなんですよねぇ。いいなーーー、くくく。

 (落ち着け>私)

はぁ。
…これは明らかに彬良さんのオリジナルの1本です。旧作のエッセンスと「2199」の場面を合成した、見事な曲だなと思います。


そして最後は。

▼No.11 大河ヤマトのテーマ

 これを生で聴く興奮、というのはある。
 ヤマトが新しく旅立っていく時に、使われる曲だけど。編曲はこの大楽団で演奏するにふさわしい。

ということで、第1部、終わり。

私的には、ここまでで終わってもいいんだけど、第四章は見たいです(笑)。

                ・・・
 ちなみに、歌入りの2曲は、本当に素晴らしく私好みだったりするので、サントラを入手して歌詞をゲットしたので、さっそく、合間を見て(本当に“合間を見て”。電車での移動とか、打合せの待ち時間に喫茶店で、とか)、楽譜を作りました。「銀河航路」は済。「永遠に讃えよ我が光」は、やってる最終。これから編曲して演奏できるようにするんだもん。欲しい方は、お問い合わせください(冗談)。

                ・・・
 そうして。
 興奮の第四章“銀河辺境の攻防”より、第11話「いつか見た世界」。
 大満足。

 ガミラスの組織や人間模様が垣間見え、デスラーやドメルの関係性(これまで出てきた部分とつなぎ合わせると)、メルダ・ディッツと山本玲、島親子のこと、地球やヤマトのヒミツもちょっぴり。
 この話は物凄い密度でしたね(戦闘はないんだけどなー)。
 で、古代進は、ようやく少し主人公らしくなった、、、と私は思うんだけど、根っからの古代ファンには、まったく物足りないらしい。。。そっかなぁ??? 私、この古代は好きだけどなぁ。

ということで。

3・に続く…
2012_11
11
(Sun)21:46

ヤマト音楽団大式典2012・その1

 よく晴れましたね。
 行ってまいりました、週末の行楽で賑わうディズニーの街・舞浜。「舞浜アンフィシアター」。

 本当は早く行って開場と同時にグッズをゲットし、余裕で楽しむ予定だったんですけどねぇ。。。もう疲れ果てててまして、前々日までは「う~どうしよう」状態だったです。なので当然、朝は起きられず、ぎりぎり(とはいえその前に友人と会う予定をしていたので、12時半ごろには駅に到着。。。はしたのですが)。

 2人ほどの方とお会いし、ブツの交換(笑)などを行って、ともあれ会場に移動しよう、とパン屋さんでパンと飲み物を購入。入場する人々を眺めながらのベンチでのランチとなったわけですが、そこへやってきた某知人のご夫妻。せっかく持ってきたんだからとカメラでパシャ。

 中はどうせ撮影できなかったので、せめて外側なりと、、、と思ったのですが、撮影したカードデータが見当たらない(>_<)また見つかったら写真をはめます。小さいカメラ買わないとな。。。

 遠来のヤマ友と席に着くも、場内はなかなか良い感じです。ブルーの光で舞台に浮き立つヤマトの文字。ステージの奥まった場所に設置されたウインドオーケストラ。よしよし、音響も、これなら美しいでしょう。なんか良い雰囲気で会場までの時間を過ごしました。

                 ・・・
 さて端折ります。
 詳しいレポートは、ご挨拶はできた [某様]のブログ にすでに詳しいので、
繰り返す必要もないような気もしますが(^_^;)、別の[某様]に「レポートっ! 特に1曲目!!」
と念押しされたので、なんか書いてみます。
ほかのひとが書かないようなことがいいんだよねー、う~ん、本気で書くと
好き嫌いになっちゃうからなー。
だいたいウインド(吹奏楽)はまったくわからんジャンルですんですが。

 とてもスマートな始まり方で演奏会がスタート。
 青い光の中、楽団が入場し、配置に着きます。中央にピアノ、その前に指揮台。
セットアップが出来たところで、演奏、スタート。
 予想どおり、「オーバーチュア」でした。

第1部は、一応、プログラム順になんか書いてみましょう。

第1部/ヤマトサウンドの世界
▼No.1 オーバーチュア
 サントラには収録されていません。この式典のために書かれたのでしょうか?
 テーマ音楽を使い、交響組曲からのリアレンジですが、彬良さん独特&2199色も着いた
オープニングにふさわしいものだったと思います。
 部隊奥には120人の大合奏団>ヤマト音楽団 これは大阪市音楽団(プロ)と
土気シビックウインドオーケストラの合同による吹奏楽団です。

 左手奥にはあとで登場するワンダバ合唱隊(東京混声合唱団の男声メンバー)が立つ。
 静かなテーマメロディは、フルートから始まって、ピッコロへ受け渡され、
ハープがそれをフォロー。
そうして旋律は金管へ移り、トランペット、まるで水の流れのようなシロフォンの響き、
男声合唱のハミングがかぶさる……となかなか贅沢な美しさ。すっとヤマトの世界へ入っていきます。

 幕間。
 楽団と彬良さんに加え、司会の太田真一郎さんが登場。
 彬良さんはもちろん、太田さんのお人柄や語りも、会を盛り上げた要素だったようにも思います。
 もしかしてこの方も、けっこうファン度が強いのかしら? と思った会話が展開していました。

▼No.2 組曲「宇宙戦艦ヤマト」I.序曲/II.宇宙戦艦ヤマト/III.出撃/IV.大いなる愛
 これは楽譜としてこの春出版され、私たちが夏に
「ヤマトの音楽を演奏するプロジェクト」で使った楽譜そのものです。
(グッズ売り場でも売っていました)ただし、宮川泰さんが作・編曲をご自身でされ、
さらに彬良さんは、この日のために吹奏楽アレンジしています。
 一緒に行ったヤマ友も、この時にらっぱ吹いて(ヴァイオリンだ本番は)た友人
なので、2人で頷き合いながら聴きました。

 これは前から言われていたことだったんですが、彬良さんの吹奏楽アレンジというのは
たいへんに豊饒で、ブラスブラスしてないのですね(<どういう表現や)。
つまり、金管ぱぁ~、派手派手! みたいなのではなく、オーケストラサウンドに
近い、音楽の柔らかい部分や深い表現力を、弦楽器無しで表現する技術に
長けている、、、と思います(うわぁ、なんかすげーなまいきなワシ)。

 1曲目。スキャットがクラリネットソロからホルンに受け渡される。元の楽譜では
「インスト」と書いてあるだけで、「Voiceでも可」というシーンですので、
あの時は声やヴァイオリンでやりましたが、クラリネットの柔らかいソロは
なかなか良い雰囲気でした。ここでオーボエじゃないところが。
それでホルン、さっすが上手いですねぇ。
 弦楽器の働きをするのはほぼ木管楽器で、中高生のコンクール仕様でない演奏は
めったに聴けないので、とても素敵です。気持ち良く聴かせていただきました。
 4曲目だけは、大きく異なる編曲。
で、私はこっちの方が好き。もとはピアノが大活躍する作りなのですが、
演奏されたのはリズムセクションがベースを担当して、その上にフルートが
緩やかにあのメロディを吹くんですね。
 かなり音を少なめにした編曲なのですが、すごくジン、ときます。


                      ・・・
 ここでトーク。

「アニメそのものは知らないがヤマトの音楽は知っている」
「これが吹きたくて吹奏楽部に入った」
そんな人たちが多い。今の子どもたちも知っている。
 そういえば別の話で先般、宇宙戦艦ヤマトの音楽を、東京シティフィルが演奏会前の
ロビーコンサートで演奏するのを聴きに行ってきたのですが。
司会の楽員が、「宇宙戦艦ヤマトって知ってる人?」
と子どもたちに問いかけると、一斉に「は~い!」と手が挙がって、言ってる本人が
びっくりしていた。でも実際にアニメを見た人はさほど多くないようです。

 音楽を知っている人は多いが、実際のアニメを見てない世代(人々)は多い。
 そしてアニメファンは、生の演奏を聴いたことがない人が多い。

 この二つを融合させたかったのだ
、と彬良さんは言う。

 これは私も声を大にして言いたい! ヤマトの音楽はそれに耐えうる質と広がりを持っている。
 さらに量もある、なにせ1,000曲だから。

 だから、演奏され続けていくべきだし、聴かれ続けていく価値がある。
 CDで繰り返し聴いて満足しているのじゃなくて、舞台で聴こうよ。
弾ける人は弾こうよ。吹ける人は吹こう。
それが無理なら生の演奏を聴きに出かけていきたい。
その音のシャワーの中で、いろいろな場面や、その時の自分や、古代くんや、
島くんや、、、皆の生きざまを抱きしめたい、、、と思うんだな。

 応援してますし、チケットも売ります(買います)から、がんばってください!

 私もなるべく情報が入る限りは、ここに掲載していきたいと思っています。
 そのくらいしか出来る応援はないんですけども(^_^)♪

                   ・・・
 さてここから司会は彬良さんに交代。
 ここのところ続いていた「ヤマト音楽勉強会」の、一部ワークショップ(笑)という感じになります。
 10月の公演やその前の神戸に行かれた方は、「またかー」な内容ではありますが、それを毎回
 新鮮に聴かせてしまうところが、彬良さんて芸人っすね。落語か狂言か。

 ヤマトはロックだという話。
 クラシックじゃない。ただ、これは短絡してはいけない(と思う)。
 ロックなリズムと和声進行のベースの上に乗った、クラシック音楽の手法を使ってアレンジされた、名曲である、ということにしておきましょう。
 もちろん、モロにロックだったり、フュージョンだったりする音楽もいくつもある。

 本当にシンプルに和声が展開していく。
 上がるだけ、下がるだけ。五度圏の教本のような音の広がり。本当にそれが美しい。
 でもね、譜面を聴きとって書いてみればわかるんですよね。クラシックの音作りだけでは、演奏できないのよ。どうしてもリズムセクションがあり、そっちの音が入らないと、完成できないわけ。
 それで挫折感たっぷりに味わった覚えがあるんだからー、ほんとにもう。

 そうして、1974年に作られた、恐ろしく新しいサウンドの名曲を3曲。
▼No.3 探索艇 ▼No.4 無限に広がる大宇宙 ▼No.5 艦隊集結

 彬良さんがピアノを弾かれたりすると、ちょうど私の席から手の動きが右後ろから見える。
どんな音を使っているんだろう、編曲は? って、真剣に見ちゃいました。…次、あれでいこうとか(笑)。
この3曲は、どれも本当に好きな曲でした。

 「無限に広がる…/美しい大海を渡る」のつくりを、
「音楽はバッハ、リズムはイーグルス」と仰ってたけれど。
なるほどそうなんだな。
バッハも使ったベース音で、単純に下降する音程がある。これはバロックの手法だと
悲しみを表すんですね。それでいて跳躍は、開放と希望。全部含まれていたりする。

 まぁベース音が下がってくのは、ロックでも使うけどなぁ、当たり前に。

▼No.6 地球を飛び立つヤマト

 ここのシーンが好き、という人は多いです。かくいう私もその一人です。
 一番感動したのは旧作ですが、実写版が一番演出は上手かったと思っています。
 2199はちょっと早かったぞ(笑)。

 それでもこれが名シーンであることには変わりなく、ここについている音楽が
物凄く適切で名曲であることにも変わりはありません。わくわく&涙ですねぇ。

 でも。どうしてくれるんですかっ。
 あそこに来ていた人・全員、たぶん、これからあのメロディ、「さ~がれば上がる~~♪」
って聞こえるに違いありませんですよ、もう。ふんとに(-_-)。
 これはベース音は上行進行のスケールだという話をされていました。

 これは、増四度の入ったスケールです。途中の半音が一つ上げてあるために、
普通のドレミファ…よりも、より明るく展開するというかな、そこで音の色が変わる。
 うわぁ、確かによく分析してみると、こりゃすげーわ。(と今更ながら私も思う)

・・・この調子で書いてるといつ終わるかわからないのですが、
せっかくメモを取りながら聴いたので、続きはまた、ということで
しばらく続けてみたいと思います。ご意見、ご希望があればどうぞ。

肝心なことはあんまり覚えてなかったりしますが、すんません。
それは他の方のレポートでお読みくださいませ(_ _)。

(2 へ続く、、、)

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2012_10
13
(Sat)17:48

みんな今頃、、>公開初日

 見たのかなぁ。いいなぁ★

 って、公開映画館がなくて見られない地域の方々よりは恵まれてますよね、もう先行上映見ちゃったし。昨日は1週間の疲れでばたんきゅーで、死んだように寝てしまい、いろいろ予定がおかしなことに。。。なんか1~3本くらいは仕事が終わってるはずの時間なのに、まだなぁんも進んでおらず、会社で腐ってます。
 何故か4人もフロアにいるぞ。。。

 今日は、やおら10時ごろにむっくり起き上がり、慌てて時計を見る! し、しまった、打ち合わせがぁぁ。……幸い、相手方も「す、すみません、なかなか出られなくて30分くらい遅れてもいいですか!?」というメールが入っており、慌てて電話。ひるいちにしてもらいました。

 実は、会社に行く途中で、新宿ピカデリーに寄って行こうと思っていたんですよね。根性があれば、8時の回を見る、なければグッズだけ買う。。。まぁ27時とかに帰ってきといて8時の回なんてやると土曜日1日無駄にする恐れがある(し、週末に疲れを取っておかないと、翌週がもたない)ので、それはやめにしたけど、、、

 先方との打合せを西武新宿→新宿三丁目に変更してもらう。と、ところが、中村屋が工事中とな! いつもの場所に喫茶店を探すが、駅まで行っちゃった、、、ありり? 地下街で迷子かい>自分。いいんですけどね。
 高野フルーツパーラーで打合せをしてから、新宿ピカデリーへ。
 グッズだけ買うんだも~ん、と思いつつ、いまごろやっている「舞台挨拶付き」映画を横目で見つつ、空いててよかったのグッズ売り場へ。いろいろ“オトナ買い”しましたが、ヒルダちゃんとシュルツ一家のポストカードが早々に売り切れていたばかりか、いかにもなおにーさんが「売り切れって出てましたが、再入荷とかしないんですか?」と係りの人に問い合わせしていた。。。おそるべし、シュルツ一家! では第四章はドメル一家とか出るんだろうか?(笑) そういえば、新婚設定だったっけなドメルは(旧作)。

 ともあれ、この舞台挨拶は、さっそく「シネマトゥデイ」とかに載っていましたね。何故かネット新聞は、「山寺さんがデスラーをやることになった」というのを最初から報道していて、ヤマトってそんなに凄かったっけ? しかもそれって主役ぢゃないぞ、、、という不思議はちょっぴりありますが、わたしとて、今回の舞台挨拶は聴きに行きたかったです。うん、やっぱり山寺さんは好きですよ、人柄も才能も、すごいとおもいます。

 「デスラー総統はやりたくなかった」
 シネマトゥデイの記事

 …なんて、タイトルはひどい付け方ですが、中身はなかなか面白いレポートでした。ありがとう>記事

 とりあえず、携帯しか持ってなかったのですが、第四章はいよいよ! 玲ちゃんとディッツ少尉、大活躍(<かなり違う)。加藤、、、きみも居たのかね。(<すでに冷たい私)。さて戦術長と戦闘機隊長は一緒にがんばるのかどうか。いろいろ興味あります。

とりあえず、ピカデリーで撮ったポスターです。
ヤマト2199 三章2

 は。
 その前に第三章だ。確かにこの章は、あまり表に目立つわけではないんですが、薫さんと真田副長が重きがあるっていうのはわかるような気がしますね。

→→→昼間、書いていたんですが、そのままバタバタしてアップ忘れてましたので、夜になっちゃったけどUp。皆さんのレポート読むのも、後回しだなぁ、とほほ。
2012_07
07
(Sat)02:13

唐突ですが、山の中行ってきます。

 本日、今回はもう最後だ、となんとか無理無理、時間を作って某新宿映画館へ行ったら、あらら。帰りのエスカレータで某と会った。悪いことはできない(^_^;) なんたって、昼の前後、仕事の時間放って「直行だから」にしたんだし。記者会見の時間は水増しされている(嘘ついたわけじゃなくて、ハッキリ言わなかっただけだけど・笑)。
 お蔭で昼飯はカットだったけど、まぁそのあとの仕事も充実してたから、いいか。

 で、しみじみ思った。

 いくら「何回でも見たい!」と思ったからといって、「何回も見るもんじゃない」。
 これは、【自分限定】です。
 私は、細かいデータを拾い出して詳細を知識として得たいとかいう欲望もないし、それを再現したいとも思わない。正確な情報は、あるにこしたことはないけど、まぁ楽しめればいいかな、自分が何か「作る側」になったら、そりゃ調べないといけないけど。現在のところ、「2199」に関しては、受け手なので、その必要もない。

 ただ、「あのシーンをもう一回見たい」「誰々のあの顔はもう一回見たい」とかいうのはあるけどね。好きなシーンとか。

 記憶は、一度したものを補足するようなものじゃなかった。
 もちろん、三度目でも楽しめたし、ただ、好きなシーンをもう一度見る、という感じしかなかった。例えば「どこどこのBGMをチェックしよう」とか思っても、物語が始まるとやっぱり没入してしまうので、私には、無理。これ、前に「銀河英雄伝説」の中に使われているクラシック音楽の一覧表を作ろうとして失敗した時も同じだったなぁ。物語を無視して、細部を記憶する、なんてことは何度見ても私にはできそうにない。簡単に、感動しちゃうしね。

                      ・・・
 しかし、開けた七夕は、古代進くんのお誕生日なのだそうだ。
 それも知らなかった。前のヒトは違ったよね、たしか(ドッグタグに書かれていたような)。

 なんか、それ、切ない。
 意味深だよ、、、

 私は相変わらず島の「と~りかぁじ、いっぱぁい」に萌えつつ、浮遊大陸での操舵に惚れ、次々と繰り出され、愚連隊する艦載機隊連中にワクワクし、加藤を追っかけてはいるわけですが。
 この古代には、なんだかマジで惚れそうでヤバいです。。。特に「どこがいい」ってのは無い。どこもよくない、といってもいいくらいだが。

 う~む。。困った(<いやべつに困らんでも)。

 ある人がね。
 「愛は増えないんですよ」と言った。私は浮気はしないけど、「愛は増える」と思ってるひとなのであるが。だけど、もちろん、1人が2人になったからって、分量は200%にはならない。150%くらいだろう、という話になった。それじゃぁ最初の人が100%からのマイナス25%の分はどうするんだ。……本当に賢ければ、最初から100%じゃなくて75%だったら、それがその人の100%だからいいんだ、ということになり。
 だからといって、冷淡なわけじゃないんだけどなー。

 タイトルと内容がまったく関係なくなってしまった。
 明日から【合宿】です。
 珍しく、指揮者が“特訓モード”です。
 無事帰ってこれることを祈ってください。

 それがまた私がヤバいんですよー、ぜんぜんできてない。。。頭が半分、「ヤマトの音楽」に行っちゃってるからな~~(^_^;)。次は8月頭にオーケストラです!(<また合宿戻ってきたら、この「プロジェクト」はここに書く予定)

2012_07
04
(Wed)00:42

ヤマトの音楽、というもの・1

 音楽の話。
 書かない、と書いたけど、全体論として思いついたことなので記しておく。

 ヤマトの音楽は人の人生変えるくらいの力があった。。。これは確か。ヤマトという作品そのものにもあった、まぁでもこれは優れた作品なら普通でしょう。文学作品でも、絵画でも、映画でも、アニメでも。「これに出合ったからその道へ行った」なんて人は、星の数ほどいる。
 だけどなー。
 「ヤマトの音楽が凄い!」と思ったからって、どうしろってのよ(-_-)。

 プロの人たちの中にも、それで変わったとまではいかなくても何らかの影響を受けたという人はいないわけではない。ということを最近知った。アニメ方面でももちろん、大物が名乗りを上げている。
 何故「最近」なのか? これ、今まで言えなかったからだよ。『復活篇』が登場するまでね。それは、なぁんとなくギョーカイ的な常識だったので。

 あぁ、音楽の話だった。

 『2199』の一つのキーワードとして何度か製作者サイドから上がってきたのが「レスペクト」って言葉。
 便利ですなぁ。
 別にいいんじゃないの? と思う。ファンがほざくにはいいけど。「新しいの」を作るんだから、好きにやれば。それで面白い作品になれば、素晴らしい、しがらみも何もそれこそ「抜錨」して、飛び立ってほしい。
 何故そう思うかというと、「レスペクト」という名のもとに、旧作の“重力”に縛られると、飛翔できないのである。限りなく“二次小説っぽく”なる。面白い、確かに面白いけど、公式二次小説に見えてしまうので。
 もちろん、もう一つの見方は私の中にもあって、
 「最初のヤマトの世界は、希望はあった。意思もあった。が、結局は救われなかった、戦い続けなくてはならなかった、どこかにエレジーが流れていた。だから、次世代を明るく継ぐ作品を」そう願ったようにも見える。ここまで観た「2199」は、妙に明るい。当然、そっちの方が自然な気がする、だって23世紀の彼らにとって、それは“日常”なのだから。いくらそこが戦場で、帰ってこられるかどうかわからない旅の途中でも。

 だから、音楽の話だったよね(>自分)。

 ヤマトの音楽に対して、いろんな意見がある。旧作のインパクトが無いとか、旧作のをいろんなシーンで使いすぎだとか。ファンサービスが過ぎるとか。
 だがしかし。一つには。良い音楽を適合していると思うシーンに使うのは効果的でいいんじゃないかと思う。

 例を挙げますと。
 「宇宙の深淵を行くヤマト」という名が付いているらしいBGMがある。これ、私はずっと激しい戦闘シーンの曲だと思っていて、めちゃめちゃ気に入っていたので高校生の時に、テープから音を起こし、ピアノで弾いていた。もちろん、むちゃくちゃ難しいのだが、音大生だったころは弾けたのである。アレンジし直して、2009年のヤマパで演奏したから、アンケートとかでその曲だと教えていただいた。おー、あれって「完結編」の曲だったのね。
 『完結編』で、島が宇宙嵐の中で苦闘するヤマトを駆って、必至でヤマトが進むシーンに使われていたのだ。

 知らなかったもんね。
 で、今回の2199の、冥王星基地の戦闘シーンや、たしか木星でも使われていたような気がする。
 だって、戦闘機隊の発進と攻撃に合うんです、テンポ感も使われてるフレーズも。もちろん、艦載機隊の発信シーンは、いつものそれも使われていたんだけど。それにもちろん、アレンジは大幅に変わっていた。楽器編成もだ。

 というように、効果的ならいーじゃないのというのが一方である。

 他方、なぜあの“ヤマトの音楽”は、あんなに心を動かして、、、というか揺さぶったんだろう、と思うわけ。

 それは、もしかしたら、時代 っつもんじゃないのか? という気もするのだ。

 この間、ポッパー(ポップス・ヴァイオリニスト)のNAOTOさんのお話を聞く機会があって、その時に「音楽は消費されるものだ」という科白が出た。クラシック音楽をやり伝統は守って伝えたいと思ってきた私にとっては、ちょいと聞き捨てならない科白だったけれど、続きがあって「その中で残るものは残る」ということと、「消費されるからこそ、新しいものが生まれてくる」と仰る。
 最初は、「ポップスは時代性と密接に関わりがあるような気がする」という話だった。なんて答えられたんだっけな。クラシックも本当は同じことだよと仰ったような。確かにそうかもね、ただそれが200年、300年残ったというだけで。

 つまり。クラシックもバロックも、ポップスも、ジャズだろうとなんだろうと。
 大事に【箱の中】に入れて飾っておいて、再生するだけじゃ、ダメだよ、ってことだ。

 伝統を伝える、という時に、クラシックや民族音楽の世界でも、常に「再生」が行われている。昔のものを、そのまま再現したって、何も生まれない。常に、現在に合うように、アレンジしたり、その“時代の空気”を呼吸することによって、それは生きたものになる。当然、テンポや、歌い方や、アレンジや……楽器だって、聴衆が座る箱だって、メディアだって違うのだ。それは当然なのだろう。

 だから。
 ヤマトだって、30年前の衝撃や感動とは、現代の音楽の感動は、質が違ってもよいのではないか。
 ふとそう思ったのだった。
 いまの音楽に、“あんな風に”感動するだろうか? それを、この作品は求めているだろうか? ちょっと違うような気がするのだ。
 『復活篇』には実は、確かにそういうものがあり、私は、SUSと対峙した時のベートーヴェンの「皇帝」や、ハイパージャンプした時のグリーグの協奏曲にも痺れたし、何よりも、最初にアルフィーが、シークレットでアンコールで発表したテーマソングと共に、バックのスクリーンにヤマトが流れた時に、滂沱と涙が流れた。あぁ、これがヤマトだ、と思ったから。

 だから、そういう意味でも、この『2199』は違うヤマトで、音楽的にも、違う時代のものなのだろうと思う。

 これからどんどん話は進んでいき、まだまだ楽しみな展開が待っている。
 興行成績もよいようで、ホッとする(ならちゃんと2週間やってよー、月曜日抜かないでさ・涙)。

 “新・ヤマトの音楽”は、どんな貌を見せてくれるのだろう。。。まだ、それは見えていない。