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2010_08
29
(Sun)13:20

戦国時代でヤマト...いや、違うけど。

 [長くなったので分けてみました]

 最近、戦国時代(というよりもむしろ室町~鎌倉時代ですな)に少々ハマっているという話は別所に書きましたが、そのきっかけになった一つに某さんの書かれたライトノベルがあります。ライトノベル? BLだけどライトじゃないよな。それまで私にとって「真田幸村」っちゃぁ「智将なのはわかるし苦労したのは地理的条件でよっくわかるけど、乱世の最後になんか悪あがきした人」という印象しかなかったんですけどね。だいたい武田-上杉-真田あたりの関係はよーわからん&興味がなかった。…というのがあまりにも『炎のミラージュ』の印象が濃かったからです(さすがに全部読破したわけじゃないんだが)。
 ところが国文学史で、ちょいとそのあたりの前史を(古文書や文芸の方面から)学んだら、やたら興味が出てきた。必然、そのままずずずいっと大坂夏の陣あたりまでいく。中でやっぱり、真田源次郎信繁(<幸村さんね)という人物は、ツボに嵌ったと申しますか、、、

 ちょうど、宇宙図書館の「武士の時代」 のお題にかかっていたこともあり、時代劇でヤマト? となると考えられるのが三つくらいでした。

 私はあまり、こういうタイプのパラレルワールド/ファンタジー 時代を変えたりシチュエーションを変えたところへメンバーが出てきての劇中劇みたいなのは二次小説としては(相当面白くない限り)好きではないです。自分がやろうと思ったこともなかったのですが、知人が書いた江戸時代忍者モノは面白かったので、「早く続きお~」なぞと言っていた。
 こういうものはやっぱり、SF小説と同じで、ものすごくそのジャンルが好きで読んでいる人の書いたものでないと面白くないんですよね。ツボの嵌り方というのがあって。SFと歴史というのはそういうジャンルだと思います。

 まぁ別にヤマトの二次小説がSFである必然はまったくないのでそれはよいのですが、とりあえず戦国にハマったので書いてみたりしたら、やっぱり古代進=真田幸村 なんですなぁ。欠点バリバリの大将だということとか、大国の主ではないから遠破(すっぱ)で命がけの旅をしたりとか、どことなく愛らしくて「この人のためだったら」と命かけちゃう武将がたくさんいちゃったりとか。敵からも「天晴れ、こちらの陣に下らんか」と誘われちゃったり。で、やっぱり「義に生き」たりするんですね。最も違うのは、幸村は「義の人」で、古代が「情の人」だってところでしょうか(双方ともに両方、色濃く持っているんですが、表に出すカタチが逆ですな)。

 とはいえ、書いたものは↑そうではありません。ヤマトの登場人物は戦国大名とか幕末から名前を取った人が多いので、「真田」は別にいらっしゃいますしね(^.^)。・・・ま、お見せするようなものが仕上がるかどうかは気分次第というところでしょう(書いてて楽しい♪)。

 宇宙図書館・歴史部屋のオープンが少々時間かかっております。
 当面は「龍馬部屋」になる予定のようで、コンテンツはどのようにするか、まだ相談中というか、どんな方々がいらしてくださるのか、それにもよるのでしょう。
 私はたぶん、紀行文とか、レポートにしそこなった文章とかのっけていくつもりですが、もしかしたら、上記のようなものも載るかもしれません。特にヤマトのコンテンツに限ることにはしないようにしよう、ということになっとりまして、水面下でスタッフ(?)4名ほど、ごそごそやっております。
 その前に、“第一回・宇宙図書館オフ”が企画されるほうが早いかもしれません。“お江戸散策”がテーマでして、夏の終わりに隅田川~♪なんて考えておりましたのですが、どうやらそれはムリ。現在、ご多忙な上にも多忙なメンツの調整中であります。また本決まりになりましたらアチラとココ関係各所でご案内いたしますね★

                 ・・・
 また長いですが少々ご辛抱のほどを。

 当初のMy・ブームで、「それならば『戦国BASARA』は!?」と、某仲間からツッコマレまして、「あぁそう来たか」とため息であります。避けてたんすよねー。ハマったらヤバいじゃろが>某先輩。
 ぶつぶつ…しかし。知らないわけにはいかないと前から思ってもいましたし、テーマ音楽その他に加わっているTSUKEMENの3人のばいおりん弾き+ピアノのグループには前から注目しとったわけでして(あら? 明日はコンサートだわね)...もちろん「ゲームはしません!」のワタクシですので、ハマりたくともハマるはずもないのですが、各地コミックマーケット市場でのコスプレぶりといい、アニメ雑誌の特集ぶりといい、関連情報の多さといい、オトナも子どもも大流行! の様子でというのと、アニメの「2」がスタートしていることもあり。「はぁぁ…」とため息つきながらさらってみました。

 資料その他のいくつかを入手したり動画サイトのお世話になったりしながら拝見。
 よーできてまんな。
 ただし元がバトルゲームのノベライズとあって、どうしても「当人同士の決闘」がメインになる由。キャラクター造詣も、それぞれのなんとかも物凄く面白いのですし、絵も声も素晴らしいのですが、ハマる要素、無しでございます。少々安心しました。
 資料本に描かれてあったように、「この人たちが同時代に会したら歴史はどうなっていたか」というファンタジーとしての面白さとか、ゲームキャラとしての生かされ方はあります。よく出来てるなぁ、というところ。個人的には片倉小十郎とか竹中半兵衛とか気に入りましたが、三成公と島左近とかは…などと贅沢も言いたくなります。しかし、歴史好きでもない限り、このキャラの関係性覚えるだけでもけっこう大変なのでは!? 佐助もお茶目でかわいい。ゆきむらさまぁ。。。そこまでお茶目ですか、あんたは。
 武田信玄-上杉謙信-真田幸村がこのような形で会するというだけでも、豊臣との関係性その他、すでにファンタジーでありますが、これが謙信でなく景勝では、絵にならんのでしょうな。謙信公と幸村の主従関係がアニメではけっこう面白いので、ふむふむと「2」「3」を眺めるの図。

 史実やキャラはネタに借りているだけ、と割り切れば、それなりに楽しめると思いつつ、さすがよの、と思ったのは濃姫やお市が戦闘キャラであること。ゲームの自由さですねぇ。
 歴史そのものの中にドラマを探っていく人間ドラマの方にむしろ興味を持つ自分としては、完璧・アナザーワールドですが、若い人たちがハマるのもわかる気がします。…くれぐれもこれを「戦史」だと思う阿呆がいないことを祈りますが(大河ドラマや小説で歴史を“学”んじゃう人がいるらしくて、呆然。昔の時代考証しっかりしていた頃なら細部はフィクションなれどいざしらず、昨今はどれもこれも"ファンタジー"だと思いますんで)。

 さても日曜夕方はTVを見なければなるまい(笑)。こんなんは『ルルーシュ』以来ですなぁ。え? 10月に出るDVDすか? もちろん買いますとも(爆)(<どこがハマってないって? いやいやこの程度じゃね)。
2010_08
28
(Sat)21:04

夏の終わりに。金貨だとぅ!?

 お久しぶりでございます(_ _;)。
 ガッコの夏期講習は終わったのっすけどね。レポートの締め切りは迫るは、仕事の納品はまだだは、秋の仕込をしないと干上がるは、なんだか支払いの請求書ばかりやたらやってくるは…。あとはシーズン開始前、ということでなにかとバタバタしております、というところでしょうか。仕事の方も、アマチュア週末音楽家としても、でございます。

 今年は季節オケとはいえ、参加している演奏団体は四つに増え、ありりここにいったいどうやったらヴァイオリンのレッスン再開をいれられるんだろうと途方に暮れている状況です。せっかくピアノも調律したというのに。弾かないとね~~、、、といいつつ調律して最初に弾いた曲が『マクロスF』だから、まぁ推して知るべし(^_^;)。夏休みだし。『アリエッティ』の曲はクラシカルなので、さっそく譜面を入手。あとは最近、東方神起なぞ。ぼろぼろとCD/DVDや譜面やグッズが駄目押しのように出ておりますので、買えるものは買っていたりします(ってグッズには興味ないすけど・笑)。

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 先般、新聞のスクラップをしておりましたら、下記のような広告を発見して、ひゃぁぁ! と叫んで呆然としたですよ。新聞の下3分の一だか四分の一だか広告でしたから切り取ってありますが、さすがにどーなのでしょう? すごい商売始めましたな。

宇宙戦艦ヤマト 誕生35周年記念 公式貨幣 発売

ってさ。ぱっと見て、「お、よさそうなら買おう」と思ったけど、さすがに金貨と銀貨です。庶民に手の出るお値段じゃないわい。で、何故に英連邦ツバル政府発行?

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 ともあれ、夏も終わろうとしています。
 あれほどの酷暑、まだ昼間は暑いですが、朝夕の風は涼しくなってきました。いやもうほんと、今年の夏は永久に秋が来ないんじゃないかと思ったぢゃないか。この分では秋は短く冬になりそうですね。これで冬が寒ければまだ救いはあるけれど、全体に温暖化してほしくはないな。…ただし欧州などは寒波になりそうだということで、それはそれで怖いことです。
 紅葉の季節までにはイロイロ目処を立てて、今年は国内行脚と行きたいものですのぅ。宇宙図書館の「歴史部屋」も開くことですし(時期未定)♪

2010_08
16
(Mon)11:10

iPhoneカバーは嬉しいんだけど(>_<)

 今日は事務局が教養学部から本校(っていうかどうかは知りませんが)へ移動する日なので、一日お休みです。昨日も仕事だったので、今朝はのんびりしようと思っていたら、やっぱり習慣になっているらしく(よいことだ)朝は相当早く起きてしまいました。二度寝すると腰が痛くなる&頭がぼぉっとするので、その時間は課題の読書。…一種のびょーきなんでしょうかねぇ、読んでいる本がまどろっこしくて、3冊くらい回りに並べておかないと気が済まないんですね。一冊メインで読んでいる本があるとする(現在は『ジャーナリズムとメディア言説』という単行本、、、ゆえに重くて出かける時に持って歩けない)。それに加えてバッグの中には『立川文庫(1)猿飛佐助』と新書で『武田信玄と勝頼』が入っていて、机のPCの前には『オタクはすでに死んでいる』が置いてあって、リビングのソファのところには『あなたが総理になって日本の何が変るの』とか置いてあったりするのですね。これを「多読」というのは聞こえがいいのですが、目的があってのことではない場合もあるので、一種の「多読症」ではないかと危惧しています。1冊読むのがまどろっこしいわけです。じゃないと読み飛ばしてどんどん先に行ってしまうことになって、あとで読み落とす箇所が出てくる。
 だからといって、「速読」を身につけたいとは思ったことがない。いつも読了するたびに(面白い本だと)「あ~あ、読み終わっちゃった(>_<)」と残念なのに、それに加速をつけるなんて言語道断。…でも、仕事に役に立つとか勉強のために読まなきゃと思ってるくだらない本(役に立つことは一割だが)なんかは「速く読めたらいいなぁ」と思うんですが。。。使い分けられるといいのにね。

                       ・・・
 さてと。
 最近、Yamato Crewからご案内DMメールが来ますよね。まぁあそこはコミュニケーションクラブとはいえ、商品の開発がメインのチームなので仕方ないとはいえますが(掲示板は速すぎて参加する気になれない&常連の方々はやっぱり物凄く濃いですねぇ。きちんとチェックすべきなのでしょうが、、、ううむ)、最近来た「iPhone」のカバーに悩んでおります。
 iPhoneは使ってるんです、G3のSですから、まぁ機能としてはそこそこイケてる。「4」を買うよりゃiPadだろうと思う程度には使い勝手がいい。カバーも欲しかったけどけっこうこだわりたかったのでそのままなんですが、ここにヤマト登場! しかもデザインが選べるということで、なかなかワクワクしていたりしました。
 拝見してみましたら、ひゃぁ、いいなぁと思った絵が5つくらいありましたです。

 普通ならセットで買うんですけどね。
 iPhoneのカバー、単品3,500円て、高すぎませんか?

 コンプリートboxは50,000円ですが即・買いでした。あっちとこっちとそっちを節約して少し仕事とってくればなんとかなる、、、でしょう。これが10万円だったらかなり考えたと思いますが、迷ったのは1時間くらいです。
だから絶対値もあるんですけどねぇ。iPhoneカバーの3,500円は高いですよ。何故、アニメ関係者って、絵(だけ)を優遇するんだろうなぁ。ヤマトのCD、幾らだったと?(-_-)。同じくらいの値段ってあんまりじゃありませんか?
(だからといってCDを高くしろといってんじゃないです、もちろん。ものには常識の値段っつものがありますから)。
 値段がライセンス料だというのはもちろんわかっていますが。品質も拝見したスペックでは良いだろうというのもわかっていますが。買おうか買うまいか、迷っています、欲しいブツのツボに嵌ったんですけどねぇ。(-_-)

2010_08
11
(Wed)18:11

spacelib:詠み人知らず(嘘)/復活篇の森雪

 お久しぶりでございます(_ _)。
 weblogについては日々学んでいる今週ですが、weblog書くことからはすっかり遠ざかっている今日このごろ、そろそろ夏も盛りを過ぎようとしています(?)

 タイトルを「よみびとしらず」にしたのは、最近個人的に“日本の中世・マイブーム!”だからですが、もひとつ理由があります(後述・笑)。
 さて新作が上がりました。とっくに読みました、という人もおられるかもしれませんが、おそらく、古代進&森雪ファンの方は此処にはあまり立ち寄らないかもしれない、という危惧がありますので、そういう方には是非、お読みいただきたい、と思うお話です。アップされてから少々お時間が過ぎましたが、力入れてご紹介したいわけなのですよ。

 短いお話です。

 机上に、白い制帽があった。
 艦長だけが被ることを許されたそれは、軍艦乗りの夫を持つユキにとって見慣れたものだ。
 ・・・
 内側には名が記されていた。
 古代 雪。


 雲の行方 (←ここからリンク)
 胡蝶の夢~夢の覚書

 引用でおわかりのように『復活篇』における雪の物語です。
 もちろん作者は「胡蝶の夢」のポトスさんなのですが、「よみびとしらず」、なんて言ってみたのは、ふだんの作品を読まれたり彼女の作品のファンの方には「え?」と思う話かもと思ったからです。つまり、真田さんのファンでもなく、ポトスさんのファンでもない人にも、是非読んでいただきたい。いや作者充てクイズしたらわからないかもしれない。
 古代進と森雪の話です。
 しかも、雪のモノローグだけなのに、『復活篇』の世界が目の前に広がっていく。ただ彼女は立ち尽くし、二つのシーンで物思うだけなのですが、そこに古代進との深いつながりと彼女の生き様が見えるような心持がし、そうしてあの映画でわれわれが願った何かがそこにあるような気がしたのです。

 引用はやめとこーかなと思いましたが、敢えて、無難なところを載せておきました。
 とても素敵な科白があります。雪の、古代進の愛情と、恋人同士として&夫婦として&娘の両親として。さらにはそれだけでない深いつながりの森雪の意思が、伝わってくるような気がしたのです。

 文章の上手さもそれを助けてるだろうなぁ、としみじみいたしました。
 夏の暑い中、涼しげな心持で旅立っていく“ヤマトの森雪”をどうぞご覧ください。

              ・・・
そういえば、最近また室町~戦国にどっぷりなんですが。日本人が戦国大名好きなのはわかるような気がしますねぇ。自分の生死を客観視するというか、あの心持は、ヤマトの連中に通じるものがあると思うのです。この、森雪にもね。

 ではでは。
 よろしければ、何か感想でもお送りくださいね(^.^)とても嬉しいと思います。

 そういえば、御題のタイトルは「武士の時代」よりNo.27「初陣」でした♪