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2011_06
27
(Mon)09:12

愛が足りない(^_^;)

 ヘロヘロ度があまりに強かったのと、次の仕込みがどんどんやってくるため、「終わった~~」というヨロコビに浸れたのはようやく昨日の夜。。。でも寝不足は解消しない。
 週末に終われると、けっこう気分的にも楽だけれども、今回は週明けの、しかも延びて火曜日に終わった。なのでそのまま会議やら打合せやら、なんやらかんやら、、、で一週間。土曜日もシゴト(>_<)え~ん。体調は悪くないけど疲れが取れません。頭も“アッチ”に行ったまま。

 その理由の一つが、「決算月」っつのもあるでよ。休みを取って伝票の計算。バイトさんがやってくれるんですが、起きて仕事にいかなきゃなんないのは同じ。「朝、何時起き」を気にしないで寝られるのは、、、なんと実に直近で7月の4日まで待たなければならない(なんかげつぶりぢゃ)(翌週は九州に出張です(^.^)誰か遊ばない?)。

                 ・・長い前振り(笑)・・・

 日曜日。朝から排水管の清掃、という。9時起きぢゃ。前の日は意識のブレーカーが落ちたので、いつ寝たか覚えていない。ということで朝風呂(笑)(<思い切り汗っぽいです<あおあお、女捨ててる?)
 それで、この日は「絶対10時には電話の前に居なければならない」日であった。
 何故なら、「ちけとり!」なのである。

 実はこの、“熾烈なちけ取り”の劇団に、ですね。客演、するなよぉぉ(;_;)。ただでさえ取れないんですよぅ? それを、キミと、もう1人同じ流れを汲む某と2人も参加してみろっ。チケットなんか取れるわけないやん(;_;)。

 実は私はあんまりこの方面の劇団は好きな範囲に入らない。でも、時代を代表する団体であることは確かだし、見ておきたいと思ってたんだけど、その、【熾烈なチケット取り合戦】に参加してまでなぁ、、、とこれまで思っていたのですが。今回は、参加してでも観たい理由、ができたので、この際がんばって行ってしまおうと思ったわけです。

 ソッチの方に詳しい仲間たちに言うと。
 「取れない取れない。好きな友人もいつも苦労してるよ」「ファンクラブでも抽選だって。発売開始日に出るチケット枚数少ないよ」「コネ使いまくっても多少のじゃ難しいってきいてるよ?」「ムリですねぇ、まぁがんばって。取れることを祈ってるよ」
 とまぁ、同情だかなんだかわからないオコトバをいただき。。。いいもんいいもん。とりあえずプレオーダーにトライだ!

 ところがですね。プレオーダーの手数料があんまりだと思ってあまり利用したことのない私は、「第三希望まで入力」できるのを知らずに、土曜日の夜、なんていう最もとりにくいところを単発で申し込んでしまったのですね。悔やんでも後の祭り。。。あぁう(泣)

 なのだけれども。
 実は、当選しました。大阪公演ですわ。…ところが、発券してみて、「こ、これって“同じ空間に居る”っていう程度のことなんじゃ?」というような3階の、奥の、隅の。。。
 ですから、これはこれ。1泊して翌日マチネ、良い席で見るのにトライしようとチケ取り参加するつもりだったのに。。。あぁ気が緩んだのね(_ _;)

 ツレアイの人に、「あぁぁ、もうこんな時間!」と騒いでいたら、気づいていたらしい彼は、「前の日まで騒いでて、朝ちゃんと起きたのにどうして電話しないのかなと思ってたよ」とニヤニヤ。「なぁんで言ってくれないのよぅ(;_;)」と起こると、「愛が足りないね★」と一笑。いやきっと彼も今、思い出したに違いない。

 ということで、東京公演こそはがんばる(-_-)。。。だけどまぁ見られるだけでも幸せ、、なんだろうなぁ。
 で、青山劇場は、きっともっと熾烈な戦いだぁ。

そういえば明日は別件のチケ取りが1本。はぁ、忙しい。
2011_06
21
(Tue)23:04

衣(?)替え

 やった~! 終わった~~!!
 ともかく、いいや。16時便に乗っけて「ばいば~い」。今日はもうヘロヘロです。。。が、私は楽器店に行って参りました。

 そのオシゴトたけなわの時期。某楽器店で「難あり格安」の楽器ケースを押さえておいてもらったんですよ。楽器w本体を持ってきて、合うかどうか確認してみて。。。しないとやっぱ不安ですし。今日は楽器を持ってきて、閉店時間ギリギリに駆け込み(これこそヘロヘロだわ)、ゲット!
 グラスファイバーのかっこいいやつです。

 軽いんだこれが。
 持っても中に入ってないみたい? なんですねぇ。
これで、まじめに練習しなくっちゃ。
 持ち歩くのが嬉しくなっちゃいますね。しばらくは、楽団の練習にいくのもしんどくて。練習場にたどり着いたらもうヘロヘロって感じで(いや、ごめんなさい>チェロの方々 あなたがたほど大変じゃないけど)。これなら、苦労しないですみそうです。合宿ももうじきだし、楽しみだなぁ。

 …でもね、今回のオーケストラ本番は出演を諦めました。
バッハだ、、、と思うとね、なかなか次のお稽古に行けないです(_ _;) バッハを弾くの、そのものは好きなんだけど、進歩していないのが、先生には申し訳なくて。

 あぁ、ヴァイオリンが(オーケストラの中で)弾きたい(泣)。来月は、練習だけでもがんばろっと♪
2011_06
18
(Sat)16:58

元気です、、、(<ほんとか?)

 さぁすがに連日連夜の深夜帰宅(送り付きだけど)だと頭がヘロホロヒレハラになります。
 昼間、けっこう集中力の必要なシゴトしている&多重に物事が動くので、一つ忘れると手順がガガッと遅れるし。おまけに、とんぼりしている上長のオシリも叩かないといけないし。あんまり叩くと拗ねるし(爆)。
 う~ん、、、これって某艦内?

 昨日の深夜に第二ステップが終わり、あと残り三日! がんばれ~、私。
 というところで、本日午前中、コケてしまいました。起きられなかったんだよ~~。うぁぁ、デザイナーさんが夕方までしかダメって事務所で待ってたとゆ~のに。あぁぁうごめんなさい(;_;)。

 …でもまぁ「こんなこともあろうかと(^.^)」宿題は渡してあった私って偉い。
 いちおう、それをちまちまとこなしていてくれたらしく、着いて「ごめんよぅ」電話をしたら、なんと、出来上がっていた。なんと優秀な若者なんであろう。

 あぁ眠い。
 半端に寝るとよくないのかなぁ、、、と思いつつ、1日や2日ならいいですが、10日も続く連続作業となると、しんどくても少しは眠らないともちません、はい。社員'sには「土日は休んでいいよー」と言って休日出ている私とツレアイの人って、なんて偉いんでしょう(笑)。

 明日は某放送局へ某オーディションを見学に行くのである(^.^)。写真撮ってもいいし、お話も聴ける、という、妙にオイシイ仕事を作った。本当は終わっていてゆっくり一日休んでから出動予定だったんだけどなぁ。ヘロヘロで5時間もスタジオに詰めるのって、けっこうしんどいんですよ、やってみると。
 明日は日曜日だから、何の番組が収録されている日だろう? 食堂で飯食ってると、いろんな装束の人がやってきて面白いですよね♪

 
2011_06
12
(Sun)18:58

tit:龍の棲む20 [回天-開戦前夜]

 龍の棲む 【回天-開戦前夜】
= 1 = 戦闘空域へ
= 2 = ワープアウト
= 3 = 初陣
= 4 = 邂逅
= 5 = 救出・1
= 6 = 拉致
= 7 = 救出・2
= 8 = 救出・3
= 9 = 再び
= 10 = 作戦始動
= 11 = 合流
= 12 = 怪我
= 13 = 隠された宙港
= 14 = 潜行

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

:14章/続き:

 「――艇長、古河さんから通信が!」
「つなげ」

 古河からの二度目の連絡は、脱出成功を知らせるものだった。
だが、その“成功”は。
「なにぃっ!? 敵の戦艦に乗り込んだ、だとっ!!」
下野が裏返った声を上げたほど、艦橋は騒然とした。
古代守は何も言わず、表情も変えなかったが、
(そんなところだろう――)
その程度には父を理解(わか)っている。
 基地内に残った、ということは、当初の命題を解決するためなのだ。
敵の正体を知り、内戦を鎮圧し、戦いが銀河系外……地球勢力圏外へ飛び火することを防ぐ。
1人の人間――1艦隊に背負わせるには、あまりに重い使命だった。
 古河たちイサス部隊が援護し、進たちアクエリアス部隊が先行した。
特攻隊は4名、皆、頼りにはなるが若い部下たちだった。
守にとっては多少の先輩に当たるがほぼ同年代だ。
せめて古河が付いていてくれたら――そう思わないでもない。

 『古代艇長――守。……よく聞いてくれ』
一瞬の思いはその声で途切れた。
『――艦長は、怪我をしている。短期間で決着を付けないと、マズい』
「なにっ!」「本当ですかっ」――航(わたる)が操縦桿を握ったまま反応した。
 『航――アリオスが指揮を執れ。――われわれはガタイがデカすぎる。先行して追えるか』
「艇長――航海長。敵艦隊が集結しています……」
そのタイミングを計ったように、通信士がその姿を捉えた。
守はぐっと拳を握り締めた。
 「――アクエリアスへ連絡。眞南さんを呼んでくれ。補給艦2X3W――後方にいるな。接舷してエネルギーを供給。そののち、海峡封鎖を」
「了解!」「――艇長、アクエリアス、出ました」
 守は動けないでいるアクエリアスに自身の艦隊の補給エネルギーを送るよう指示すると、
「眞南さん――司令は私たちが助けます。包囲網を――お願いします」
『――守くんか。助かる……委細了解した。艦長たちを、頼む』
守は頷き、全艦隊へ声を発した。
「アリオスはこれから攻撃に移る。先鋒はアリオスとイサスの2艦――3番艦以下、アクエリアスの指示に従え」

 アリオス艦はゆっくりと、前方の岩塊の間を縫うように、その小惑星と、それを囲むように発進してきた艦隊へ向かっていった。
= 15 = へ続く)

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2011_06
10
(Fri)23:13

ウチのカレ(笑)

 どうやら、最近書いているこの一連の「blog連載」、これまで私が“新月wolrd”で書いてきた古代進クンと、だいぶ印象が違うようです。
 本人は、変わっていないつもりです。いや変わっていません。
 書く方も、別にキャラ変えたり、時間が経ったから筆致変わったり、「復活篇」が出来たからとか「Space Battleship ヤマト」の影響とかは受けていません。

 だぁから、狙ってもいませんし、視聴者を意識して、“ソッチ”を強調したわけでもないんすよ♪
 な~んでそう見えるかってと、理由はわりあいハッキリしてると思います。
 
 お莫迦かどうかは別として、もともと、三日月さんで「古代進ファンの管理人がやっているサイト」に寄宿させていただいていたとき、「人々に愛されるコダイススムを、本人ではない人間から“描写”しよう」。これが私の基本的スタンスでした。
 一つには、これだと思いっきりカッコ良く書いてもOK。…自分で自分を評価するのは限界があるけど、「外側から見た本人と、本人が意識している本人とに物凄くギャップがある」というのも古代進だと思いますからね。

 もう一つ。…うちのワールドですと(よそ様でもそうですけど)、古代くん、艦長歴任してエラくなっとります。艦隊司令くらいはヘッチャラです。つまり、戦艦や軍隊率いて指揮官歴・十代から物凄いキャリアですよね。つまり、そういう“優れた指揮官”が、内面モノローグしたり、自分に対してでも愚痴ったり、悩んだ姿を外に見せたり、普段からするやろか? というのが私の最初の疑問だったりしました。
 じゃぁ、最愛の妻で同志でもあるユキの前ならいいのか? ユキは単なる恋愛の相手で妻じゃないから。
 …い~え。と私は思っていました。意地を張る、というのはまずは自分に対して。次に身近な人間に対して。しかも護らなければならない家族やパートナーに対して、何でも話してしまう男なんぞ、居ないと思います。いや、いるかもしれませんが、私しゃ、それは信用できないですね。きっと、女の方が話して欲しいと思っていても、話してくれない。そうやって背中を見せて頑張るから部下たちもついてくる。
 だから、「カッコ良く」見えるんですわ。
 だからといって内心までそうか、っていうと、私はおそらく「18の頃から変わってねーじゃん」と思っていたし、思ってきた。
 しかも、ウチの古代進は、大事な片割れを失っていますよね。“島大介が居ない世界”というのが、新月worldのもう一つのテーマです。「喪失」と共に、人々は生きる。だから、余計に【寡黙】になる。
 そして我慢強くなります。自分で飛び出してばっかりいたら下は育たない。古代は部下育てるのは上手だったと思いますよ、何故なら“育てられ上手”な人は、また自分が上に立ったときは、優れた能力を持つのが普通だと思うからです。

 そういった意味で、「復活編」の古代ってのは、けっこう納得できるところ多々ありでした。所作や科白回しがカッコ良すぎなところはいただけませんが(※そいつは言わないお約束ですが・泣)、あのくらい寡黙でもいいんじゃないかと思う。茶目っけや色気がないのは、まぁ諸所の理由で仕方なかったとしても、です。
 ですから。
 いろんな人に、「『SBヤマト』って新月に雰囲気似てませんか」といわれましたし、自分でもそう思います。キャラクターの性質が非常に似ている。。。って考えてみたら当たり前なんだけど。

 ウチの古代くんは、本当は「泣き虫で情けなくて情が深くて、イケイケドンドンで、無謀」です。いざとなったら「勘で行動する」というトンデモナイやつですが、幸か不幸か、自分の部下たちが率先してそれをやってくれちゃう上に、揃いも揃って個性派の連中なので、艦長サン、そこまでできません。抑える側に回るしかないんですわ。……それは艦隊率いたりすれば、当然だろうと思うんですね。
 そういった意味で、「正しく指揮官としてキャリアを積んでいる」と考えているわけです。


                   ・・・
 ということで、今回は、シチュエーションが、逆なので。
 テーマは「古代守が、艇長として初陣なのに、父親を救出するなんていう大変な任務に放り込まれてしまった」ということです。
 だから、ある意味、父・進の一番の理解者である息子その1の目で、見ているし。
 古代自身が、追い込まれるシチュエーションが最初から設定されているし。
 作戦そのものが、それを求めてきているし(ってムリヤリそう持っていった節もありますが、、、あらら)。
 ということで、たぶん、めったに見られないシチュエーションのお話なのだったりします。

 某サイト様で、【「宇宙一汗と涙と怪我の似合う男」(別名、お馬鹿全開イケイケ古代くん)】と、“全力で褒めて”いただいて、嬉しいですねぇ(^.^)。ありがとございます。これで何かあっても、古代進くんは本望でありますでしょう。
 まぁあの部下=日向。これまで登場した部下'sと違って、「古代艦長を助長する」というトンデモナイ戦闘班長ですから。複数の方に仰っていただいたように、「在りし日の沖田艦長と古代戦闘班長」がちょいとかぶります。う~ん、、、あんまり意識してなかったんだけどなぁ。要するに、弓木くんや風間くんや、野々村くんや…ほかにこれまで登場した戦闘員くんたちよりも、素直でおばかなんだと思います。

 週末ですが、仕事からはまったく解放されておりません。
 さて次に休めるのは、再来週かな~~~。
 相変わらず、演奏会だけは行っておりますが(_ _)。。。ごゆるりとお待ちください。
2011_06
07
(Tue)23:20

tit:龍の棲む19 [回天-開戦前夜]

 龍の棲む 【回天-開戦前夜】
= 0 = 序章
= 1 = 戦闘空域へ
= 2 = ワープアウト
= 3 = 初陣
= 4 = 邂逅
= 5 = 救出・1
= 6 = 拉致
= 7 = 救出・2
= 8 = 救出・3
= 9 = 再び
= 10 = 作戦始動
= 11 = 合流
= 12 = 怪我
= 13 = 隠された宙港
= 14 = 潜行
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

= 14 =

 バラバラと走り回る音がし、あたりは喧騒で騒がしい。
壁際の積荷やなにかに身を潜めている隊員たちは、頭の上で何かわめく声を聞き、銃を持ったものたちが走り回るのを感じたが、辺りは(ありがたいことに)暗闇に包まれていて彼らはまだ発見されていなかった。
 こういう場合は匂いや気配に注意しなければならない。また、発進直後でエネルギー回路を内部に向けるのに限界があるからだろうが、艦が軌道に乗ったところで拉致されるのは避けたかった。動くなら今のうちなのである。
 皆がそれを察していたので、古代が僅かな所作をするだけで皆、そちらの気配を察していた。
時折明かりが床の上を舐める。
[××××っ?(いたか?)][×××××?(そっちだろう?)]
[×××××(見間違いじゃないのか)]
わめきながら右往左往するがその合間を縫って古代たちはこっそり通路らしき方向に近づいていく。
 (行くぞ……)
4人は通路に出ることに成功し、艦の中へ足を踏み入れたのである。
(――どうやらこいつらがあまり賢くないのは確かなようだな)

 問題は、どこへ向かうか、である。
 一挙に艦橋を占拠する方法はないのか? それにこの艦は本当に旗艦なのか?
これが考えどころであった。
 港から発進しようとしていたそれらしき艦はこれだけで、あとは駆逐艦や中型艦クラスであったから、中枢の者たちが乗っていると目処をつけたのである。
だが、すでに発進してしまっていたとしたらどうだろう? その場合は、艦橋を一挙に占拠し、艦そのものを使ってそいつらを仕留めるしかない。だがその場合は、“敵の正体を知る”ということはかなり難しくなる。
 どうするべきか――古代は考えあぐねたが、こちらに向けていた日向の顔を見て決心した。
(正面から、行こう。時間ばかりが過ぎ、可能性が低くなるだけだ)
これもまた、一種の“カン”だっただろうか。
 古代は一つの思い付きを実行しようと思い立った。
 部下たちに手で合図すると、通路を上にではなく、横に移動しはじめた。

             ★
 「艇長。古代司令は基地内に残られたようなのですが…」
下野が言いにくそうに守を見た。
脱出成功、の報が入ったあと、連絡が途絶えていた。
古河の報告によれば“敵”には2種類があり、地球原生種らしき“人間”と“亜人”。
此処の小惑星はその“亜人”の巣=住居を改造したものではないかという。
 古代司令たちはバラバラに捉えられていたが双方とも無事救出・脱出したが、“元の作戦の遂行のため”と古代司令はじめ一部が基地内に戻った――。
まずは救出隊の一部がイサスに帰った。あちらに残ったのは古河ほか数名とアクエリアス艦の一行なのか?
(まったくもう、あの親父は――)
古代守はめったに父親のことをそう(心の中でさえも)ののしることは無い。
たとえ親愛の情を示すような言い方でも、である。だがこの場合はののしりたくなった。
(僕が何のために来たと? ――父さん。ムチャにもほどがあるよ)
拳を握り締め、だが表情を変えないことには成功した。
横には同じように困惑を目にだけ微かに表したベテラン、下野が見ているのだ。

 「――艇長、古河さんから通信が!」
「つなげ」

= 後半 = へ続く)
2011_06
05
(Sun)22:40

テレビがないので

 日曜の夜は悲しい(笑)。大河ドラマはほとんどもうどうでもいいけど、『仁-Jin』は見たいよなぁ。つれあいのひと、に「パート2が始まるまでにテレビっ!」とお願いしておいたのに(オーディオ関係は私の担当ではない)、いまだに動かず。ともかく『平清盛』サマが始まるまでには絶対なんとかしてもわらねば。
 ということで、某・胡蝶の夢blogでお茶を濁す今日このごろでありました(>さんきう、管理人さん)。

 仕方なく、映画三昧。。。といいたいところですが、時間が無い。
 某山岳(?)映画は、実は『Space Battleship ヤマト』よりたくさん見たのですが、それから時間が無くなったり風邪引いて体力無くなったりした所為で、2週間ほどご無沙汰です。幸い、興行成績は物凄く良かったらしく、まだ朝と夜はやっていたり、休日は昼間もやっていたりするから、あと2週間(仕事の締め切り)、がんばって~~と無駄な願い事をしてみる。

 駄菓子菓子。ようやく出来たハザマの時間に、友人ともう一回それ見にいく前に、今、見たいのは山ほどあるじゃん。見そびれるといやなので、前売りを買ってある。『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ブッダ』『ハリーポッター』…まだあるけど。『外交官-黒田康作』も見たいよぅ。『GANTZ』もさすがにあとどのくらいやっててくれるんだろう? と不安である。まだ見てないのよ、前売り買ったんですけどね。あぁそうしているうちに『マイ・バックページ』が始まってしまったやないか。同じ俳優が主演してるやつってそんなに長くダブりで上映しないだろうから、、早く行かないと。
 マイバックページも見たい映画の一つです。ぜひぜひ。

 とかなんとか言っていたくせに、「『ブッダ』に行こう!」と盛り上がっていた友人と、なぜか当日になったら『プリンセス トヨトミ』を観にいった。
 予想どおり、めっちゃ面白かったです。
 主役級の男女逆転もキャスティングの妙で◎。主人公・堤真一と相手役・大阪国総理大臣・真田こういち役・中井貴一。それと脇もなんかものすごくて~~。おもしろかった~。
 原作に忠実な流れを持ちながら、展開は異なる。不自然さはまったくなかった。
 感想はネタバレになるので、あとで「続きを読む」にでも書こうかなぁ。満足度はとても高かったです。こんなに見たい映画がたくさんあって時間がないのでなければもう1回くらい見てもいいな。少なくともDVDは買うと思います。

・・・仕事に戻ろっと。
2011_06
03
(Fri)14:06

週末が無い

 ここのところ、イレギュラーで2本ほど続きを上げました。
 が、ここで本当に打ち止めで、この先はぜんぜん書いてありません。ちょこちょこと書く余力がある時に書いて、溜めておいたものを上げてみましたって感じですね。
 頭の中で彼らは動いてくれていて、ビデオテープのように巻き戻しして書いてるんですが、せっかくだから書きながら楽しみたいなぁと思うと、やっぱり一気に書きたいですよねぇ。しかし、なかなか進捗しない。なかなか進捗しないのは、書き手の状況の所為もあるかもしれん、ごめんよ>登場人物's

 さて、古河大地の本が出たら予約する、と言っていただいた某Rさま、ありがとうございます。
 今回も妙に活躍することになりまして、実は私もけっこう喜んでいます。ほかにも応援いただいた方、ありがとうございますです(_ _)。

 当面、出す予定はないのですが、実は、「限定5部」とかで作ってもいいかなとは思っています。カラーで刷り出して、それを手で糊張りするんですよ(笑)。一度やってみてください、200ページの糊貼り。えっれ~タイヘンです。私は広告代理店時代、お客様のところへ持っていく資料をそれやったことありますので、なれてますので、そこそこ綺麗に製本できるんですけどね。
 ちなみに、一度、実験的に作ってみたことがありまして、限定2部、手元にあります。糊貼りです(笑)。
 印刷所に入れる最低部数がありますよね。それに、印刷所が友人のところだという話はしました。仕事の仲間でもあるヒトなので、ちょっとさすがにコレは見られるのが思いっきりイヤです(^_^;)。どっか印刷所を変えて、10部くらいだけ刷ろうかなぁという気もしないではないですが、BLっぽいのはダメなところも多いんじゃないでしょうか。うちのはまぁ普通の小説風の表現しかしていませんし、強烈な絵もありませんので、no problemかなとは思いますけれども。

                  ・・・
 大地と古代守は、けっこう因縁のある関係です。助けたり助けられたり、一緒に戦うことも、この後、あるようです。守自身が、大人になってからはあまり出てきませんので(今後、新月worldで書き残しているのは、むしろ弟の聖樹の話が多いので、そっちにシフトすると思います)、書く機会も多くはありません。今回の敵(?)とは関係ありませんが、風間くんが【最大の敵】と考えているグリュンヴァルトとは、聖樹や相原碧が深くかかわるようになります。その話を書きたくて仕方ないのですが、これはまぁ気力が必要なので、またそのうち。

 今週末は時間がありません。
 ということで風邪は一進一退です。
 映画に行きたいよぅ。『ブッダ』見られた方、いかがでした?(前売り買ったんだよぅ)
2011_06
02
(Thu)10:09

tit:龍の棲む18 [回天-開戦前夜]

 龍の棲む 【回天-開戦前夜】
= まえがき =
= 0 = 序章
= 1 = 戦闘空域へ
= 2 = ワープアウト
= 3 = 初陣
= 4 = 邂逅
= 5 = 救出・1
= 6 = 拉致
= 7 = 救出・2
= 8 = 救出・3
= 9 = 再び
= 10 = 作戦始動
= 11 = 合流
= 12 = 怪我
= 13 = 隠された宙港
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

= 13 =

 岩場の影から顔を出し、下に空いた宇宙空間とそれを利用した優れた軍港を一行は眺めていた。
「こりゃすげーや」「まるで帝国軍基地ですねぇ」
「戦艦も駆逐艦も寄せ集めだけどな」
これだけ集めただけでもたいしたものである。
 地球防衛軍の廃棄され、または行方不明になった艦やそれの類似品と同時に、船籍不明のものも多々ある。その数は半々といったところだろうか。
(異星人か――?)
それだけが意識の中に上った。
 浮遊する艦。この空間に対して彼らはあまりに小さく、だからこそまだ見つからないでいるといえた。
「案外、警戒されてないんすね」
柴田がのほほんとした声を出したが、それには日向は否定的だ。
「泳がされてるだけかもしれん」その答えは古代の胸の裡にも一致する。
口には出さないが気力と本能で動かしている体である。
余分な口を利き部下たちを慮る余裕はリーダーにはすでに無い。
そんなことはわかっている古河以下であったが、古代の感覚がこういうとき研ぎ澄まされていくことは長い付き合いの彼には周知のことだった。
 黙って彼の動く方へ続く。

 意図を察して動いてくれる副官がそばにいる、ということはずいぶんラクだなと古代は思う(。むろん古代には常にそういった部下や仲間が周りに居たのだ。加藤や山本、豊橋たちヤマトの仲間はもちろん、それ以降も)。
岩の間を縫い、徐々に宙港の中に降りていきつつつも、慎重に歩を進めるタイミングやその他は古河が細かく示唆した。
 どちらかというと反射と本能で動く古代である。
自分のそれが衰えていないことを古代は意識しないまでもどこかで冷静に把握している。

 くい、と親指で方向を示されて日向、柴田、近藤は古河の後に続いた。
後続は背後を見ながら別の岩に取り付き、降りていくのが目の前に見える。
 どれが本艦だかはわからなかった。
最も大きな艦がそうなのだとしたら、いままさに発進しようとしているところである。
「タラップ上がった瞬間を狙うしかねーな」
古河が言い、積荷らしきものが上げられていくそれを見上げた。
 軍兵らしきものが列を作り上っていく様は、本当に蟻の行列のようで、だがその列はすぐに途切れる。
動きはまるで仕掛けられたコマのようで、その艦に吸い込まれた者、それが終わるとすすっと扇形に広がり、他の艦の乗り口へ移動していく。
 指示を出しているのは地球人らしい姿で、明らかに装備や体型が異なるのでそれとわかる。

 「うじゃうじゃいますね…」
柴田がつぶやいて、
「火とかで蹴散らしたらいんじゃね?」
近藤が乱暴なことを言い、
「いや、ともかくタイミングを見て突破だ。遅れるなよ」
幸い、崖は艦のすぐそばまで迫っており、此処を飛び降りて取り付くしかなかろうということになった。

                 ★
 「行けっ!」
タラップが荷積みが終わる頃を見計らって8人はバラバラと崖を飛び降り、駆け出した。
気づいた敵どもは隊列を崩し、慌てふためく様子が見事である。
しかしすぐに体制を立て直して一斉に正射をしてきた。
 「古代、行けっ! ここは俺たちに任せて」
古河の言葉にイサス隊の面々が頷き、援護に回り、日向たちはそれを受けて全力で艦へ向かった。
まずは古代が転げ込み、柴田、近藤と続いて最後に日向が出入り口を警備していた兵を撃ち落して中へ飛び込んだ処でハッチが閉まる。荒い息をつきながらその格納庫らしき場所の闇に身を潜めた。

                 ★
 古河は、古代たちが無事に乗艦したのを見届けると「行くぞ」と別の方へ駆け出した。
目をつけておいた小型高速艇を目指す。
激しい掃討戦と肉弾戦ののち確保し、4人はそこへ乗り込み、大型艦を追って発進した。
 激しい攻撃が周りから浴びせられたが、戦闘機乗りの本領を発揮する古河はそれにつかまるようなものではない。ふわりと浮くように大型艦の艦艇を舐めると、そのまま先行して宇宙空間へ飛び出した。
 「ひょぉ~っ! いい眺めですねぇ、隊長」
部下たちはいつの間にか余裕すらもって前を眺め、そう言った。
索敵すれば岩塊の浮かぶこの空間を縫うようにゲリラたちの艦がある。
その向こうには、地球防衛軍艦隊と彼ら自らの艦(ふね)が待っているはずだった。
 「行くぞ。艦長たちを支援する」
「アイ・サー!」

 古河は通信回線を開くように指示し、回線を受け取った。
「――イサス…こちら、古河。いま、そちらへ向かっている。ただちにコスモタイガー、発進準備。発進準備のまま、待機せよ」
 小型艇は一筋の光のように、イサスへ向け飛んでいった。

= 14 = へ続く)
2011_06
01
(Wed)23:01

インターナショナル

 …といっても、某労働歌のことぢゃありません(<なんて言ってもわかるヒト、どのくらいいらっさるんでしょうね? 笑)。
 昨日は、ロシアから来日していた歴史的ヴィオリスト、ユーリー=バシュメットと彼の手勢の弦楽アンサンブルである「モスクワ・ソロイスツ」の演奏会がありました。ソリストが急遽交代になったりして、美形でお上手な木嶋真優ちゃんの演奏が聴けたのは眼福&耳福でしたねぇ。それ狙いのおぢさま方もいらっしゃったようで、出てきただけで「ブラボー」が飛んだり、休憩時間後の後半お姿がなかったり(爆

 バシュメット、もちろん往年の物凄さはありませんが、やはりヴィオラを持てば「格が違う」の世界が展開します。やっぱりすごいや。
 それでも涙したのはチャイコフスキーの弦楽セレナーデでした。あうう、なんでここで泣くかな、自分。ロシアの弦の音って、誰が弾いても同じ音がするんだなぁ。失われし時と音楽がまざまざとよみがえり、あぁもう10年も経ったのだとかの地の失われた時間を彷彿させて落涙。でもけっして不幸ではなく、こういう音楽とともによみがえるのは幸せなんですよねぇ。

                        ・・・
 さてその日一緒だったのは音楽関係者であるオタ仲間2人。飯&酒に行って、楽しくお話したと思いねぇ。いわゆる“女子会”というやつですか(笑)。そこで出たのがこの“インターナショナル”ということでした。

 私の周りの40代の友人・知人たちの中で、子どものいるヒトたちは、結構、国際結婚の割合が高い。つまり離婚率・非婚率も高いのですが(相手が居ない、っていう意味ではアリマセン)、こりゃまぁ“類友”という言葉もありますから仕方ないですが。
 それでも、やっぱり国際結婚率高いよなぁ、と思います。いろんな国家や政治や、今回の場合だったら原発問題やら渡航問題やらが、家族の問題とか家庭生活そのものに直撃してます。文化的背景の違い、民族的な問題。なにより個々人が向き合うべき課題や人間性が大きいですよね。

 3.11以来、結婚産業は大賑わいだと聞いています。それまで、パートナーシップを組むわけでもなく、パラサイトしながら気楽に暮らしていた男女が結婚しはじめている。一家を起こし、新しい単位を構築して将来を築こうというのは良いことですし、どんどんやった方がいいなぁと思うです。

 欧米では18歳で子どもは独立しますよね。経済的にもソウである場合もありますが、援助はするそうです、親子ですから。日本でも昔はそうだったんだよな、たしか15歳が「立志式」でした。皆、そうなんだそうです。だから夫婦の単位を大切にしないと将来の方が長い。その例として物凄く極端に面白い話を聞きましたが、「ひょえ~」と思ったけど「さもありなん」と思ったので書くのやめときます。
 こういった意味では日本はとてもアジアですねぇ。

 欧州ではひところ日本人女性は大もてでした。ここ10年弱、どこの国の女がモテると思います? 日本人は負けてます。それと「結婚すると化ける」といわれているそうです。怖くなるんだって(笑)。
 欧州人に女性がモテる国は「××と○○」です。そういうカップルはとても多いそうですよ。さて「××」「○○」の答えがわかった方は、拍手コメントにでも書いてください。当たった方はなんか良いことあるかもしれません(笑)。

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 次世代、つまり皆さんのお子さんの学校にはきっとハーフの子どもさんたちはけっこういらっしゃるのでしょうね。自分が子どもがいませんので実感はないですが、友人たちの子どもは結構、多いです。

 pass the second...

 待っていた連絡が来たので、帰ろう。
 あぁぁ映画を見たいですよぅ。週末も仕事の模様です(泣) それよっか風邪、治さないとですね。鼻と喉が腫れてしまって、痛くて仕方ありませんす。薬はよく効いてるんですが。

 今月も皆さん、元気で、よく働いて、よく遊びましょう♪