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2011_10
31
(Mon)10:57

パソコンが、来た!!

 ようやく、いろいろな作業ができます(;_;)。
 思えば、不自由だったよぅぅ。。。

 ブックフェアにも、乗り遅れちまったし。

 で、おかげでお部屋もきれいに(だいぶ)なりました。気力が足りなくて、根本的改善はできなかったがココロノコリですが、、、これは次のお休み。。。年末まで、お預け(?<うぁぁ)。

 ということで、残りのお題やら、ブックフェアのお題やらに少しずつとりかかっていこうと思います。
 本の紹介もいろいろ担当しているので、これから書きま~す♪

 二十之御題も、出揃ってないですしね。がんばろー、うん。
 (おいこら、もっとほかにやることあるやろ>自分、、、というツッコミはこの際、脇においておいて)
2011_10
30
(Sun)20:43

宇宙図書館bookfairNo.7開催中! 秋の読書週間らしく。

 ご案内が遅れてしまいました。

 もうとっくに訪問されているかとは思いますが、「胡蝶の夢」→「宇宙図書館」で、秋のブックフェア開催中です。

 地球連邦図書館 宇宙の果て分室
  7thBOOKFAIR 秋の夜長に 2011


 今回は、ですね。
 管理人・ポトスさん、がんばってますねぃ♪
 たくさんの人が参加しています。

 メインになっているのは、「本や読み物の紹介」ですけれども、紹介する人の記事そのものもけっこう面白いです。
 さてこれが通常の「ブックフェア」と違うのは、「二次創作含む」っつぅところでしょうか。二次創作本やら、お気に入りウェッブ紹介(こちらはもちろんヤマト関係がメインになります)。
 ワタクシも例によって、いろいろ参加しておりますので、よろしくご訪問ください。

 ほぼ毎日更新、ということなので、なにかしら変化があって面白いと思います。

 現在は、島くんLOVE♪の「The Planets of Green」・ERIさんの、テレサLOVE、ちょいと大人の新作。
 古代くん盲愛♪の「響鬼を語ろう」・77maru77さんの、文庫風同人新刊紹介。
 管理人・ポトスさんの愛する竜崎警視正本、「隠蔽捜査」紹介の「お勧め本」ページ。

などがアップされています。さて本日は、何が読めるかな(^_^)。

ちなみに、二番目は、これまた“仮想書店”の「大和書店」、店長・真田以下、アルバイト島次郎&書店員パイナップル頭兄弟(<天馬ブラザーズです)&徳川太助店員の繰り広げるオモシロ紹介でございます。

 ではまた、あちらでもお会いいたしましょう★(^_^)♪

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2011_10
27
(Thu)17:28

できあがっていく過程 【番宣、か!?】

 何のことかと申しますと、某blogで展開→祭に参加(ここで第一次まとめた)→文庫化 という流れをたどっている『復活篇』をベースにした二次創作本、『雪奪還篇』 のことです。

 こういう立場で本にかかわる、ということ自体が、まずわたし個人的にはかなり珍しいということ。
 本そのものも発行され、手元に受け取った人々もぼちぼちいらっしゃるようなので、そろそろ書いてもよさそうなので、いいかな。

 実は、最初の部分、「どう設計しようか」の部分で、「おもしろそうなことやってんじゃん?」と手を上げたわけでした。それ以前に、「宇宙図書館」の作品「ポルカ」でご一緒して、コラボレーションて相手によってはとても面白いと思い、その延長だったと思うんですけどね、面白いテンポの方ですよね>77maru77さん
 (なんか、えらい失礼か? 私・笑)
 ということで、家が近いこともあり、例の「二十之御題」(>77maru77さんち分)を競作していることもあり、仕事の多忙でない期間を使って、お会いして、一緒に遊んだり作業をしたりしました。

 とはいえ、皆さんご存知のように、彼女はとってもがんばりやさん
 ソフトは相談には乗りましたが、決めたのはご自分だし、いつの間にか私より習熟してるし(爆)。しかも、ビジュアルセンスがとてもよろしいのと、凝り性なので、拝見するたびに「進化」と「新鮮さ」に驚いて、とてもとても楽しかったです。
 結局、私しゃ、な~んにもしてません(^.^)♪ (100字くらいは貢献しましたけど・爆)

                  ・・
 さらに、宇宙図書館で企画が進んでいます。この本をネタにした、販促企画と申しましょうか、それもまたひとつの物語と申しましょうか。
 ぽんぽんと飛び交うメール、仕上がってくる素材、そうして皆さんの間に流れる熱い情熱。。。おお、さすが戦闘班長が中心になって、航海班がてきとーに舵を取り、工作班がまとめると、こうなるんだなー、な感じ。すごいです(@ @)。

 自分が引っ張ったり間に入ったり、一緒にやったりすることは少なくありませんが。
 それを拝見しているだけ、しかも小気味良く物事が進んでいく、というのは、本当に気持ちがよいものでした。もうじきその成果が見られると思いますので、皆さまもお楽しみに。

  ・・・
 自分が、結果、だけを意識するようになってずいぶんになりますね。
 最初の頃の、やむにやまれぬ、どこへも行けない気持ちの。切羽詰って書き続けた半年くらい。…それから、リアルタイムのあの頃の、想いの丈。
 そういうのは忘れて(というか、一段階を終わって)久しい。

 戻るつもりはありませんし、今のスタンスが弱いとも思ってはいないんですけどね。
 そういうことに対して、無自覚的だったなと改めて思った、という意味で、とても新鮮でした。

 私にはあまり、現在は“過程を楽しむ”という気持ちはありません。結果、出てくるものが良いかそうでないかが、自分にとって楽しいかそうでないかにつながる。…これは、基本的には一人でやろうとしてからのスタンスです。
 誰かと組むときは、過程がけっこう大事だと感じます。それが「楽しい」ことでないと、苦痛とストレスだけが残り、その結果が良いものができても、それは趣味としてはちょいと違うんじゃないかなと思うからです。
 仕事なら別・・・というか、私は、仕事すら、「なるべく楽しくやりましょう」という環境つくりに余念のないタイプで、仕事をしやすくするための労力は惜しまない、という、妙な怠け者です。だから、気持ちよかったな♪

 ちなみに。
 今回、文庫本『雪奪還篇』で使われたソフトと同じもの、同じ仕様で、『新月本』も作られています(違うのは、サイズと版形だけです)。
 『新月本』は、レイアウトそのものにはあまり凝っていないかわりに、発色とか、読みやすさ/わかりやすさにはかなりこだわっています(05と06はね。01のときは、なんやわけわからんかったので)。道具は使い方やコンセプト次第、という、よい見本かもしれません(^_^)。

 ということで、皆さま、28日(? 27日?)をお楽しみに♪

はっ。
……結局、これって「番宣」? お~い、加藤ぉ、山本ぉ!(一部意味有名、たいがい意味不明) 
2011_10
24
(Mon)10:26

「隠蔽捜査」by上川隆也

 自分でもよーやるよ、と思いながら、昼・夜2回公演+トークショーまで付き合ってしまった舞台。
 原作のファンです、の「隠蔽捜査」「果断・隠蔽捜査2」の舞台化だと聞いて、そっこーでチケットをゲットし、楽しみにしていました。

 内容については、「宇宙図書館 ブックフェア」が延期になったので、まだまったく書けません(笑)。ネタばれになっちゃう~。
 ただ、トークショーの時に、伊丹刑事部長の役をやった中村扇雀さんが「帰ったら、周りの人4人に口コミでよかったよ~と言ってください(笑)」と言ってらしたので、まだチケットはある模様。ここに書いておくことにしました。

 良かったよ~!!

 どんな話かは、ポトスさんが紹介する予定なのと完全にダブるので、今週末の発表に譲りますが、ともかく従来にない警察小説ということで評価が高かった(らしい。私はそれ以前に読んでいて、賞を獲ったこととか、あまり知らなかったです)今野敏さんの小説の完全舞台化です。

 いやぁ、脚本も演出も素晴らしいですよ。
 なにより役者さんが皆、上手(うま)っ! いろんなジャンルの舞台人が集められて演じているので、それぞれの個性が台本と演出に加えて創造されていて、原作を生かしながらもさらにそれを奥深く見せてくれる、、、まさに舞台化の素晴らしさを目の前で見せられたというかね。

 特に1作目は、警察庁の一室で事件は起こり、動いていく。これ、オペラとかでもよく使われる手法なんですが、舞台もシンプルできれいで、本当に素晴らしかったと思いました(派手なとこはありませんけどね)。
 主演の上川隆也さんて「キャラメルボックス」の出身なんですよねぇ。
 ものすごい科白の量と、とぼけたキャラ。(でも、本人は真剣、というのが良く出ている)
最初、主人公・竜崎伸也のイメージと上川さんが、どうしてもう~むだったのですが、舞台に最初座っているのを見ただけで、ぜんぜんOK。素晴らしい竜崎でした。
 また、妻・冴子さんも素晴らしいです。小説ではもう少しデキ過ぎの感があって感情移入しにくかった部分も、役者さんの魅力(科白回しとか、間とかね)でとても惚れました。(なのだよ>ポちゃん)

 詳細は、ブックフェアに譲りますが、なんでこんな延々と書いているかっていうと、まだやってるからです。安いわけではありませんが、見て損はしないと思います。科白回しや声も心地よくて、久々に良いお芝居を観たなぁと思います。

 舞台「隠蔽捜査」「果断・隠蔽捜査2」

 東京は、THEATER1010(北千住駅前、丸井11階)で10月30日まで。
 関西は、新神戸オリエンタル劇場で 11月3日~6日、京都・南座で11月9日・10日
 愛知で、名鉄ホール 11月19日・20日

だそうです。チケットはまだあります。私たちの行った日も、満席だけど完売じゃなかったな(少し端っこの方はありましたです)。
 ということで、勝手にPRモード♪
 
2011_10
23
(Sun)11:04

最近の(自分の)傾向>お芝居

 最近の傾向、というのは自分のことです。

 仕事が音楽関係の所為か、多忙時期が終わるとほかの舞台劇術を見たくなるんですな。映画や本は別として、やっぱりナマが好きです。音楽の世界でも、あまりCDに重きを置いていないため、手間はかかるは、仕事は少ないは、ということになるのですな(とほほ)。
 重きを置いてないというよりも、皆さんほどには聞いてないということですね。
 つ~か、舞台が好き。

 演劇でも、ミュージカルでも、バレエでもオペラでもよいのです。あぁ、宝塚というのもあったな。ものすごく贅沢なことだなと思いますが、仕方ありません。その時生まれる息遣いや、その他、そこでしか生まれないものに魅力があります。小さい頃から自分も“板の上”にいたことが影響しているのは当然、そうなんでしょう。役者は一度やったらやめられないといいますが、歌い手だって似たようなものです、「役になりきる」という意味では、3分も2時間も同じなんですから(と某オペラ歌手がゆっておりました)。

                 ・・・
 ということで、仕事の山を終えた週末。
 二つのお芝居に行って参りました。

 1本目は、皆様ご存知(ファンも多いでしょう、ここには)大塚明夫さんご出演の、「百鬼夜行~約束の行方」です。これ、今市子さんの『百鬼夜行抄』とは何の関係もありません。
 なかなか面白いと思ったら、再演だったのね(^_^;)。

 エムズカンパニー、という劇団で、面白い形態の劇団ですね。最初、大塚さんの劇団なのかと思っていたら、「客演」になっていたし、それでも最初と最後の「ご注意アナウンス」が大塚さんで(さすが! このあたりが声優さんで、もう、これに痺れてて、どうするねん>自分ら)、どっちかはよくわかりません。ただ、ほとんど出演されていることを考えると、外部重要スタッフみたいな感じなのかなぁ、とも思います。
 ともあれ、なかなか楽しませていただきました(安かったし・笑)。

 大塚さんは、(役者やるときはお得意の)情けない中年男を好演されていました(笑)。
 女優さんたちも上手かったし、面白かった!
 ご一緒させていただいたヤマトなお友だちの皆さまは、ストーリーが「アニメっぽい」と仰っていて、私はわかりやすいとは思ったけど、そういうものかぁと思ったでした。
 もちろん、いろいろ(台本や演出に)意見はありますが、ダンスもあり、ストレートあり、なかなか楽しめたということで、なにより「次回もまた来てもいいなぁ」という気にさせていただきました。まだまだこれからの劇団という気がしますが、とてもよい気持ちで帰路につきました。
 四日間公演、ということでもう終わっています。

 最終日でしたが、大楽ではなくて、昼公演の方。終わってからちょいと大塚さんとお話したり写真を撮っていただいたり(私ではなく、“とってもファン”のムスメが一人いたので・笑)、そういう時間が取れたのも、小さな公演&劇場ならではだなぁ、と思います。
 そのあと、いっぱいやろう、といって、まだ夕刻には早い荻窪の町を、店探してあるいたり。とても素敵なところを見つけて、ビールを飲みながらいろいろお話。あぁ休日の一日だったなぁ、幸せ♪

>>ところで、今、見たら、あっちのblog でも書かれてあった(^_^)♪ 貴女の方がシビアね。。。
2011_10
21
(Fri)23:25

某文庫本風同人誌発行!

 ここを読まれている方は、とっくにご存知かもしれませんが、

 77maru77さんち「響鬼を語ろう」での、初ナマ本(?)『雪奪還編』が完成した模様。

 こちら からお申し込みできますので、ご興味おありの方は、是非お訪ねください。

 ワタクシも、100文字くらい(笑)貢献しております(_ _)

 とはいえ、私も本体は週末まで拝見できないのですが、また見ましたら、なんか書くかもしれません。ともあれ、凝り性の77maru77さんのこと、立派なご本であろうことは想像に難くありません。
 気合入れ参加されたイラストも、とても期待できそうですね(私はまだ見ていませんが)。

                  ・・・
 私はようやく今月の仕事が一段落しまして、ブックrフェアの準備の原稿を書かねば。。。
 ということで、その関連のお芝居なんかも見たりして(爆)。
 ではではまた。
2011_10
20
(Thu)23:14

ベルリン・バロック・ゾリスデン

 ベルリン・バロック・ゾリスデンという団体があり、これは古楽の演奏法で、そういった曲を演奏する室内アンサンブル。もとベルリン・フィルのコンサートマスターだったライナー・クスマウルが主催をしていて、BPO(ベルリン・フィル)関係者がメンバーに多い。

 日本にはほぼ毎年来ており、毎回、人気のあるBPOの首席をソリストにしたりして演奏会をする。

 今回は、本体(11月来日)とは別々に来日し、10月20日、サントリーホールに聴きに行ってきた。

 いつもととても違うなと思ったのは、BPOのコンサートマスターになり、注目され真っ最中の樫本大進がソリストだっていうこと。お客さんも若いヴァイオリン抱えた人なんかも多く、普通、たぶんこの団体そのものをなんじゃい? と思っている方々も聴きにきていらしたと思う(完売だったんですね)。

 で、そういう方たちにはものすごく感動していただけたコンサートだったんじゃあないかなとも思うわけです。

 選曲も素晴らしい(有名曲が多かったです)、大進くんのソロ、抜群! それとなにより、雰囲気がいいんですよね。彼もクスマウル門下で、皆、ファミリーみたいなものだ、というのもある。けっして舞台上のパフォーマンスではないだろう、あったかい雰囲気で、アンコールのヴィヴァルディ「冬」の演奏の時は、さすがに涙が出てしまいました。

 良かったことはいっぱいありますが、フレーズが美しいこと。単なる音階が、なんでこんなにセンシティヴで歌を持っているんだろう? それと音色の美しさですね。もう、幸せなバッハやヴィヴァルディでした。

 彼らは現在、地方ツアーをしていて、まだチケットあると思います。それと、10月26日(水)は横浜みなとみらいホールでの演奏。是非、よろしければ運んでみられてくださいね。(^_^)とても幸せになれると思います。
2011_10
16
(Sun)23:18

ネット滞空時間22時間くらいかなぁ!?

 土曜も日曜も会社にいます。
 出っぱなし仕事期間中も大変ですが、作業し続けるのもけっこう大変。。。朝、起きると(寝不足もあって)手指が全部痛くて曲がらない。つーふーではないのですが、間接ががきがきに固まってしまっていて、どうやらパソコン病のようですよ。

 とてもwebを更新するどころじゃなくって。
 今日はもう持続力が×になったところで、皆さんのblogを徘徊して回った。

 ということで、やっぱり便利なのはTwitterとfacebookです。googleのはまだ登録していないのですが、だいたいひとつやってる人は複数やってるわけで、あっちでもこっちでも「友だち申請」とか行われる。その中では、長年席を置いているxxxyは、ちょっと特殊な気もしますがね。

 それぞれに長所短所ありますが、本名プライヴェート世界的に晒しまくりなfacebookは、さすがに趣味系の友だちはいまんとこいません。Twitterにはいます。ネームがネームだから、もろバレですもん(爆)。
 匿名性の高い暮らしをしておられる方々には想像しにくいだろう事態もけっこう起こってきますので、私しゃネットでアイドルやろうとか自分の中身垂れ流そうという気持ちはよくわからんのですけど、、、それ自体がほかの人にとって興味深い活動やらエンタメならいんですけどね。それも商売だろうから。

 FBもけっこう荒れてるとこは荒れてます。
 復帰してまだ日が浅いですが、激変です。若い友人に一人登録すると、そこから芋づる式ですわ。。。んでもって、私の周り、音楽家とかマネジメントとか、そんなんばっかり(^_^;) 趣味、狭っ。世界、狭っ。

 ひょんなところから再会して……ってヨロコビの声をよく聞きますが、私はむしろ再会なんぞしたくないぞーっていう人たちがたくさんいます。う~ん、なんというか。お互いの認識の違いというか。どの程度相手を覚えているかということについての意識差があって、結果として、申し訳ないことになってしまうことがあり、「う~んどっかで聞いたことあるひとなんだけどな~」ということになってあわてて名刺ケースを繰ってみたり。。。その手間はけっこう莫迦になりません。

 というので、こういう「本名もの」についてはお会いしたことのある人としかリンクしたりネットしたりしないことにしてるので、たいていは50人前後で収まるみたいですねぇ。

 人間一人が管理できる人間関係は200人までといわれています。
 私の携帯電話には500くらいの連絡先が入っていますけれども、そのうち200くらいは現在は音信不通です。本当は仕事を除いたらごくごく狭い範囲の人々と、大切にの~んびりお付き合いして暮らしていきたいなぁ。
 なんて思うんだけど。

 それでも、世間とつながりがあるっていうことと、世界の果てに、親しかった人たちがいて、いろいろがんばっているんだなぁということは幸せなことなのかもですね。

                   ・・・
 そういえば、『雪奪還編』が脱稿したそうな♪
 私は「制作アドバイザー」とかいう、なんやらわけわかめな名目で、茶々だけ入れさせていただきましたが、出来上がってくるのは楽しみですね。
 私も2冊目が完売したことですし、3冊目のDMの残りも出し、まだお届けできていない分もお送りしなければ。それから、ぼちぼちと4冊目に取り掛かりましょう。

 実は4冊目はちょっとイレギュラーな企画ものをやることになっています。
 某さんと悪巧みしています。

 まぁそれは、それとして。

 新月の4冊目は、「艦載機隊別冊3/白色彗星戦特集」のつもりでした。。。が、その前に、「山本明特集」を出してしまおうかとも思っています。ほぼ同時発刊になるかもしれません。
 山本…の方は、あまりにオリジナリティが強いため、完全予約制のつもりです。自分だけあればいい(<をい)かもしれない、っていうようなもんで。

 なんて、こんなこと書くつもりなかったやんけ。。。あぁ自分で首しめとるわい。
2011_10
12
(Wed)22:30

"夜明け前"・1-04

夜明け前 -before dawn-

【プロローグ:西暦 2195年】
00 prologue・・・新入生

【第一章】(2007-06)
01 入寮
02 食堂01
03 食堂02
04 入学式
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【四.入学式】

 島大介は、堂々としたものだった。

 片目と顔を腫らしたそのまま壇上に上がり、近年稀にみる立派な答辞を述べ
て、在校生の代表(全員が揃ったわけではない――各クラスの代表だけが式に
は出るのだそうだ)たちと教官たちを唸らせた。
 その後ろに並ぶ新入生一同――百余名。

 新入生、総代――そうかこいつ。
進は改めて同室になったその相棒を見つめていた。

 軍人なんかにはぜんっぜん似合いそうもない雰囲気のお坊ちゃまくんだが、
ただものじゃない、と思った。
そして食堂での一件以来、それがあっちの連中にも幅を利かせる結果になった。

 総代の島っての、喧嘩も強いらしいぜ――
 なかなかやるな――

 全寮制のこの学校で、入学式を待たずに進と大介のコンビは有名人になって
しまった。
 まったくありがたくないことに……進の“お嬢ちゃん”というニックネーム
もそのままに。
 だがそれは古代進のまだ開花していない才能を助長することになる。


- ☆ -

 「おー、いたいた」

 何故かあれ以来、加藤三郎がまとわりついてくる。
 殴られて、逆恨みするようなヤツでなかったのは幸いだが、鶴見二郎と2人、
クラスは違うくせに、しょっちゅう懐(なつ)きにくるのである。

 訓練学校とはいえ、最初は普通の高校生と変わりはない。
寮での朝から時間割が決まっていることを除けば、少し専門性の高い専門学校と
いうところか。
入学したての彼らは、一般教養というべき高校および大学程度の科目の授業があった。
だが、午後になると少しそれらしい雰囲気がある。体力つくりのための基礎教練が
組み込まれ、これが1日目、2日目、と日を追うに従って急激に厳しくなっていく。

――体力ないとアウトだな。

(兄ちゃん、感謝だ)
 進はそう思いながら激変した環境の中に、それでも馴染んでいく。

 窓枠に寄りかかって加藤三郎が言う。
 「なー、今夜、仲良いので歓迎会するからさ、お前らも来ない?」
部屋に集まってジュースで乾杯っていうわけ。

「おう、来いよ」
行くとも行かないとも返事をするまでもなく、勝手に決め付けられて。
ちぇ、なんだよ。
そう思いながらも結局、行くんだろうな、とそう思う進である。


- ☆ -

 聞いてみたら加藤(こいつ)は二つ、年上だった。
高専に行ってたんだとかで。……飛行専門学校と航空大のくっついたみたいなやつ。
「今だったらさ。戦闘機の方が早かろ」
そんなことをお軽く言って、ひょひょうとしている。
真面目なのかふざけているのかわからないやつだ。
 加藤の仲間――といってもここに来てからだけどさ――は見るからに体育会系
のやつが多い。皆、飛行機乗りか砲術志望で――島も聞いてみたらそうなんだ
と言っていたが、やつらとはちょっと雰囲気が違っていた。

 「俺、航法もいいかなって思ってんだ。パイロットなら何でもいいんだ。
要するに宇宙に自分の手で飛んでいけるならね」
大介は言った。

 ふうん…みんな、決まっているんだ。

 進は少しびっくりする。
 敵が憎い――父さん母さんを殺したあいつらが。
その、ギラギラする、吐き気に襲われそうな想いを外に出したことはないけれど。
それでも進の底には、そのなんだかわからないけれどもマグマのような衝動があって。
 時々それに焼かれるような気がする――。
まだ、始まったばかり。
 先は、長すぎる道のりのような気がした。

くしゃ、とコップをつぶす。
焦っても、仕方ない。――だけど。



- ☆ -

 苦しかった1か月を忘れることなんかできない。
――今はこうやって、しているけど。
学校は雰囲気も悪くないし、いいやつが多いみたいだけど。
ぼくは――俺は。違うんだ。
 戦うためだろう?
 相手をぶっ殺すために、此処にいるんだろう? なぁ、そうじゃないのか!?

 「――別にさ。すぐに決めることなんかないんじゃない」

 加藤がやいやい言うので皆、告白大会みたいになっていたけれど、進が答え
ようとしないばかりかその会話に加わりもしないので、大介がそう言った。
「俺たち来たばっかりだろ。…まだ、わかんないじゃないか」
 あ、加藤は違うんだろうけどさ。航空専門学校から転校ならさ、そう言って。

 お、俺だってまだ、一般教養2年やっただけだし。そりゃ宇宙(そら)飛びてー
けどよ、その前に、あいつらやっつけないと話になんねぇ。
 ふっと真面目な顔つきになって加藤もうそう言う。

 その部屋にいたのは加藤三郎、鶴見二郎、吉岡英のほか、豊橋至(いたる)、
平田一(はじめ)。それに進と大介である。
 皆、戦闘員志望なの? ふうん。
……そう言って大介は涼しい顔をしてジュースを口に運んだ。

 案外マイペースなのな、こいつ。

 進はその様子を見てちょっと驚いた。
 自身は迷いもなく言い切るくせに。冷静なのか、慎重なのか――それとも。
あり得なそうだけど、日和見か?
静かだけどけっしてそれだけの男やつじゃない。
進は、同室がこいつでよかった、とその偶然と幸運に感謝した。

                   --pre-army I・fin

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2011_10
11
(Tue)19:57

"夜明け前"・1-03

夜明け前 -before dawn-

【プロローグ:西暦 2195年】
00 prologue・・・新入生

【第一章】(2007-06)
01 入寮
02 食堂01
03 食堂02
04 入学式

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【三.食堂 02】

 ちっこいなー、俺こんなのに負けたかと思うとショックだぜ。

 加藤と名乗った男がそう言うと、鶴見が
 「もともとデキが違うんだろ、ひがむなよな」と、笑いながらつつき返し
 なにおー、など言い返す処はガキっぽい。
 ――こいつらも同い年かな?

 放っとけ。俺たちまだ伸び盛りなんだからな。

 進は内心口をとがらせると、夕飯を食べる方に戻った。
それが拗ねてるように見えたのか。
「お、こっちのお嬢ちゃんはお気に召さなかったらしいぜ」
もう1人がそう言って、その“お嬢ちゃん”にぴき、ときた進は目を上げた。
――くっそ。人が気にしてることをっ。

 進は小柄である。
 いや、14歳で160cmというのはけっして小さい方ではないと思うのだが、兄の
優れた体格に並ぶとまるで小柄で、しかも色白で綺麗な顔立ちは人目を引いた。
骨格も比較的華奢である。
 ただでさえ親戚や近所の人たちの間でも“末っ子で優しい進くん”だった。
女の子とよく遊んでいたし、1人で静かにしていることも多かったので、余計に
その印象が目立ったのだろうか。

「綺麗だよなー、色なんか白くってさ。仲良くしようぜ、次席のお嬢ちゃん」
――それが引き金になった。

 誰が言ったのだったか、カオも上げないまま拳を繰り出した進は、自分の手が
相手の顎にヒットする前に、相手が派手な音を立てて椅子を跳ね飛ばし、倒れた
のを見た。
呆然として自分の拳と、横を見ると。

 ふん。
 表情はあまり変わらないまでも、キツい目をして立っていたのは大介だった。
一瞬先に、相手を殴り倒していたのである。

 ひゃ。
 なかなかやるねー。
 だけど、さ。最初のゴアイサツとしちゃ、随分なんじゃないの!?

 食べるものは大切に――。
ほぼ食べ終わったトレイを隣の机に避けて、2対2の喧嘩が始まった。
――2対4のはず? いや、鶴見と九重は傍観を決め込んだらしく、声援する
ばかりで手は出さない。
加藤三郎、吉岡英vs古代進、島大介。
 乱闘になるのに時間はかからなかった。


- ☆ -

 「元気のいいのはこの学校の伝統だがな…」

 舎監室に呼び出され、6人は並べられて直立不動の姿勢のまま、前を行き来
する教官のお小言を聞かなければならなかった。

 そのうち4人のカオには痣、頬は腫れ、引っかき傷もあちこちにあった。
「君らでこの、少年宇宙戦士訓練学校は正式発足して第4期になる――だがな」
教官は背に持った棒のようなもので自分の肩を叩きながら苦りきった声で言った。
「防衛軍訓練学校としての心得は――? お前。そのちっこいの」
棒の先で差された大介が宙を見たまま、一言一言区切るように言った。

「規律遵守、品方公正、沈着冷静、使命完遂――」

反対側で、くす、という声が漏れて
「お前っ! ふざけてんのかっ!!」
ぴし、とその棒が加藤三郎の足許に飛んだ。
ひゃ、と首をすくめるも、怖がっている風はない。神妙な顔を作る。

 「入学式もまだだというのに――入寮日初日から乱闘したなんてのは、始まって以来だっ!」
そこのっ!
今度は吉岡がひょい、と首をすくめた。
「よりにもよって優等生ばっかりか。島っ」
「はいっ」
「――お前、少しは首席入学の自覚持ったらどうだ。明日、その顔で新入生総代
読むんだな。恥ずかしいと思えよ」
 返事はなく、進がチラリと横目で見ると、殊勝な顔をして、微かに頭を下げた大介がいた。
 あーこいつ。全然、反省してねーや。

 「慣れぬ集団生活に放り込まれてはしゃぐ気持ちもわかるが」
教官は立ち止まり、真面目な顔を6人に向けた。
「――状況は逼迫している。……先輩たちは次々と戦場に出、我々を守るために日々、
戦っておるんだ。お前らには、一刻も早く、戦力になっていただかんと困る」
わかっとんのかっ!
 手に持った棒で、端から肩をつつかれた。
 動くなっ!

――はぁこれが、聞きしに勝る軍隊ってとこなんだな。

 進はなんだか“場違いな処に来ちゃったかもしんない――”
そう思いながら、立っていた。
 だが。

 面白いヤツらもいるんだな。
 内心、ちょっと嬉しい気もする進であった。

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2011_10
10
(Mon)22:14

"夜明け前"・1-02

夜明け前 -before dawn-

【プロローグ:西暦 2195年】
00 prologue・・・新入生

【第一章】(2007-06)
01 入寮
02 食堂01
03 食堂02
04 入学式

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【ニ.食堂 01】

 食堂へ向かいながら、2人は互いの情報を交換した。

 「古代はどこから? 俺はメガロポリス東区の黎明ジュニア出身。適正検査受けたらさ、
向いてるってことになって。もともと宇宙(そら)飛びたかったしね、まぁこんな時代だし」
 明るく言い放つ島大介の目に憂いはない。
 進はどう答えようかと迷った。
 「ぼく――俺は、三浦半島のA村」

 …遊星爆弾でやられちゃってね。
という科白を進は呑み込んだ。そして、これだけ言った。
「ちょっとあって…入院してたんだ」

 え、と大介は足を止めた。
 ――それじゃぁ…。

 何か、気づいたかな――。

 両親も、親戚も――皆、居ないよ。――死んだんだ、爆弾(あれ)で。
 言ったわけではない。
進はそのまま黙った。

 こくりと頷いた大介は――そしてそれ以来、後々までそのことに触れることはなかった。


- ☆ -

 そういえばさ。
 俺たち最年少だぜ――。

 どこからそういうことを知ってくるのか、料理を摂るためのトレイをほい、と
渡してくれながら大介は耳打ちするようにそう言った。
 「中学新卒って何人かいるらしいけどね――半分くらいは転属か民間からだって。
 高校からもいるみたい」
 「へぇ、そうなの…」
 進はわりあいそういうことはどうでも良かった。

 高校を卒業して、ある程度の学力があれば、防衛軍訓練学校――つまり、兄の卒業
した学校へ入ることは、此処へくるためにいろいろ調べた進も知っていた。
そして、現在は旧防衛大に当たるその機関が休校状態にあるということも。
 要するに、非常時である。
――高校からの編入は此処、併設された少年宇宙戦士訓練学校の新入生となるらしい。

 だけど。
 大人の中か――そんな思いもある。

 俺たち同い歳なんだよ――まぁ俺の方が半年お兄さんだけど?
 いたずらっぽい目を輝かせながら、島大介はそう言った。


- ☆ -

 「おっ、学年1番と次席がお揃いだなっ」

 でかい声がして、見るとガタイの大きさが目立つ男が目の前に立っていた。
 いいか、ともいわず、大介と進のテーブルにどっかり座り込む。
それに続いてぱらぱらと2~3人が囲んできた。
 「邪魔するよ」「僕らも新入生なんだ」

 「俺は、加藤三郎。こいつは」
 「鶴見二郎だ」
 「吉岡英(すぐる)」
 「九重ここのえ隆一」
わいわい、と囲まれて目を白黒する進と大介。
 「俺たち四人部屋なんだぜー」「ひいきだよな」
「うるさいから集められたとか?」
 「皆、飛行機乗り志望だ」「お前らは?」

 あ、あぁ――と進は大介と目を見合わせた。
喉に食べ物詰まっちゃいそう。
「古代、進――」
「島大介だ。よろしくな」
チビで年下はわかってるのに、それに臆せず、すでにツルんでいるらしい
そいつらを真っ直ぐ見返すと、穏やかな口調で大介はそう言った。
 内心、進は――こいつ、ただもんじゃない。そう思った。

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2011_10
09
(Sun)15:11

仕事のある、butハードではない休日

 表題の通りです。
 三連休だけど、ここで休むと「四日しかない」今週は死ぬので、午後から夕方にかけて(もしくは夜中まで)カイシャに行く。ただ、平日と違って、気分的にはだいぶん楽なので、“仕事場別室”くらいの感覚ですけど。

 昨日もそうだったし今日はさすがに2本ほど仕上げなければマズいので、もう少し真剣に早めに出かけてきました。BGMは無しで(笑)作業中。

 昨夜は、“活字切れ”になったので、夜中まで空いてる書店へ行き、ついでに「大奥(7)」もゲットしてきました。吉宗公で始まったこの話、ようやく第八代まで戻って来、なかなか面白い1巻でした。(まぁ血なまぐさかったけどなぁ、江島事件は)

 某作家さんの文庫新刊がだいぶん出てたのをチェックしてなかったなと思い、ほくほく閉店間近の棚を漁って3冊購入。これもまた好きな作家さんで佐々木譲さんの文庫新刊も出てた(『警官の休日』。単行本で持ってるけど、とりあえず購入。単行本だと家でしか読めないので、再読したい場合も文庫はとてもよろしいです(ファンとしては印税が増えることにもなるわけで、それそれで貢物ってことで)。

                     ・・・
 ということで土曜日は、9月21日に台風で中止になったコンサート、、のために千駄ヶ谷へ行く。
 時間を間違えて1時間早く着いちゃったので、隣の体育館で世界体操をやっているのをぶらぶらと見学。某有名体操クラブの少女たちが気勢を上げているのを見て、なかなか頼もしく思いました。

 コンサートは福田進一さんという世界的ギタリストによるバッハの無伴奏チェロ組曲のギター編曲版。1曲だけ野平一郎さんという現代作曲家の作品が入りますが(結構素晴らしかった)、ともかくすごかったですー。
 もし機会があれば、ぜひ、聴きに行かれるか、またはCDでもいいです、お勧めです。
 楽団生活40年を目指して(現在35年だそうな)、年に1枚ずつバッハのCDを出していかれるそうなので、コンサートもおそらく年に1回ずつあるのでしょう。

 それにしても、イタリアから帰ってきて、ご自分の演奏会。そのあとギリシャだかどっかへ行って、そのあとまたイタリア。さらには仙台かな? 国内のどっかに行って、また外国。われながら凄いスケジュールだと思うと仰っていましたが、時差とか体調の悪さなど微塵も感じさせない究極の演奏で、本当に素晴らしかったでした。

 ご興味のある方は、ぜひ↓

 福田進一ギタリスト日記 (blog)
 「J.S.Bach シャコンヌ」 (CD)
cacoona_guiter2010
 by 福田進一 
2011_10
08
(Sat)15:45

BGMはベルリン・フィル

 スタートは遅かったくせに、地の利を生かしてとゆーか、なんだかCREW CAFEに通っております(笑)。先日も打ち合わせに使わせていただき、連れていったウチ業界のオトコノコ2人、真剣に盛り上がっておりました。
 なにせ同世代が多い。マニアなファンでないと、なかなか情報が回っていかないとはいえ、好きは好き、というような“一般的な”ファンもいらっしゃるわけで。そこらへんを上手く取り込んでいかないと、本当に「マニアなもの」になっちまうだろうよ、と思いつつ、堂々と「仕事の打ち合わせ」にここの指定しているワタシ(笑)。だって、夕方は空いてるんだもん。

 とはいえ、誰か彼か交代にやってきます。男の人一人、ということもあれば、誰かが誰かを連れてきて、食事したり軽く飲んだり、というパターンも見ますね。昼は激込みだそうですけど、その時間帯は行ったことがないので、よくわかりません。まぁ稼いで長く続けていただきたいなと思いますです。

 その、仕事仲間某A。打ち合わせ後、お客さんと「ばいばい」してから、やおらガラスケースのところへ行き、それに張り付いて眺めている。「これはモデラーさんの製作ので、、」と横でつらつら解説をすると、「へぇぇ、そういうお仕事もあるんですねぇ」と大感心。どうやら『復活篇』の存在は知らなかったようで(<PR不足じゃん?)、奥のスクリーンに写る画像をしきりと眺めながら、「DVD出てますか?」とおっしゃるので。もう出てますとお伝えしたあと、力強く「なら、観ますっ!」をを。また仲間が1人、、、(<違)。

 別の日。もう少し若い仕事仲間B。こいつはアニメ・ファン(でも神山さんと銀英伝好き)なのは知っていたので、奥の方で5mヤマトを横に、打ち合わせ。ついつい話はそっちへそれる(すでにワタシはビールを飲んでいたが。夜だし)。
 当然、『復活篇』も観たそうだがあまりお気に召さなかったらしい。「ここ、いいですねぇ」と言うので、はいはい、次から君と待ち合わせるのは、ここにしよう(笑)。こいつは5mヤマトを、飽かず眺めていた。商売柄とか性格もあるのか、やたら店長さんに話しかけていろいろ聞き込んでいたから、ワタシより熱心かもしれん、うん。

 とまぁ、営業に少しだけ協力しているワタシです(_ _)。

                 ・・・

 ベルリン・フィルが11月後半に来日しますが、それに先立ってコンピレーションアルバムが発売されるようで。サンプルCDが送られてきたので、「うげ、これ全部聴くのかぁ」と贅沢なことを思いながら、休日出勤なのでBGMにかけています。
 いや。
 その時点ですでに「仕事やる気なし」を名言してるようなもんだなー。

 うちの職場は基本、「BGM禁止」なんですね。音楽関係だから、つまりクラシックとかかかってると仕事になんない。耳がそっち行っちゃうんです。部員たちに聞いてみると、皆、「ながらはダメ」だという。大声で話してるとか、電話ががんがん鳴ってる中とかだと平気で仕事ができるのですが、音楽はダメなので、私が「一応禁止」にしました。必要なときは、PCに入れて、音漏れのしないヘッドホンで聴くように、ということで。

 まぁ時々は、(うちの)アーティストの人たちの演奏記録なんかを「これから流すぞ~」と言われて聴くこともありますが、基本的には「明日までに聞いとかなきゃなんないCD」とか、「この人凄いよ~、聞いて聞いて~」なんていう情報交換以外は、音楽を流すことはありません。
 まぁ、ガンガンのロックとか、結構、リズムの凄いポップスとかなら大丈夫だけどねー。それにまた歌詞がついたものは一発でダメですしね。音楽ってむつかしいです。

 ということで、こうやってBGM鳴らして「ベルリン・フィルだ~」なんて喜んでる段階で、「仕事やる気ねーし(笑)」。ほかに誰もいない(向こうの部署に1人出てますが、こっちは誰もいないんだな)んで、ヤマトな話でも書くか(笑)。
 これがまた不思議なことに、クラシック聴きながらヤマトの話は書けるけど、ヤマトの音楽を聴きながらまたヤマトの話は絶対書けないですねぇ。手が止まって聞き入っておしまい(^_^;)。
 はい。どうしても、聴覚主導型人間ですね。

 これは面白いことに、私の周りの人々もみんなおんなじで、打ち合わせで喫茶店とか入っても、クラシック流れてると、話題が途切れてふと目を見合わせ、会話が申し合わせたように止まってしまうことになるんですね。
 演奏や音響の悪口になることもあるし、打ち合わせに集中できなくて「出よう」ってなることすらあって。お客さんがほかに居なかったりすると曲を変えてもらうようお願いすることも極端にいえばあります。そのくらい、邪魔。=BGMにはなり得ません。
 だから逆にライブハウスなんかはいいですねー、私は。あんまり音が大きい(アンプで)のもダメだけど。

 さて、1枚目も終わったことだし。そろそろ仕事しようかな。
2011_10
07
(Fri)23:14

生きてます。。。/最近読んだ本

 どこぞのblogの真似(笑)してみました。

 なぁんかね。「書く」気にならなくってですね。

 そらそうだな。朝10時から夜中の3時まで、ひたすらカイシャで書いたり読んだりしてますからね。時々骨休めに面白いものを「読み」たくなります。ヤマトのサイトは通うところが(そういう時は)限られてしまうのですが、あとはひたすら文庫本を読む。忙しい時は、読み終わって何を読んだか覚えてないくらい、読むことを消費している感じですねぇ。それが栄養補給になってるみたいで。

 次のホンを読むと、前のものは上書きされる。
 それでも、少しずつ残っていく、、、みたいな感じのものが好きで。それでも読み終わりたくないと思ってしまう本もあります。>>>宇宙図書館が次のBOOKFAIRで「読書週間」をやってくれるというので、それに向けて、どれを取り上げようかなと思っていたりします。
 以下、備忘録。
 (現在、企画記事として掲載予定のものは、書きません、、このあと此処↓から選ぶかもだけど)

 あくまで自分メモなので、気にしないでください。

 どのへんから読んだタイトル忘れてるんだろう?(^_^;)。ホンそのものもどっか行っちゃうしなぁ。埋もれて。
 面白かったのだけにしよう。

『真田幸村の遺言』(上)(下) 鳥羽 亮:著
  →荒唐無稽な設定、、、、ではあるんで、笑って読み捨てようと思っていたらけっこう真剣に読んでしまった。読ませるのが上手い作家さんだなーと思う。でもくだらないです(笑)

『チェロの森』 長谷川陽子:著 時事通信出版局
  →チェリストである著者のエッセイをまとめた本。作家になりたかった、なんて思った時期もあったそうで、文章はとても読みやすいし、ふんわりしてていい感じ。でも、演奏聴くとぶっとびます。そのギャップがいいんだな、この人は。ぜひ、生の演奏を聴くこと、お勧め

『耳を澄ませば世界は広がる』 川畠成道:著 集英社新書
  →ここにもファンが多いと思う、ヴァイオリニスト・川畠成道くんの著作。2年間だか3年間だかじっくりまとめたもので、視覚障害者として生きてきた彼が、音楽の中にどう道を見つけてきたか、とかさらりと書いてある。ものすごく読みやすいけど奥深い。けっこうお勧め。出たばっかりです

『きのう何食べた?(5)』 よしながふみ:著
  →そういえば『大奥』の新刊が出たと見たような気がする。書店に行かなくっちゃ。これ読んで料理作ってる人どのくらいいるんだろう? 手短にできる料理が多いので、けっこう参考になりますよね。

『凶刃 累(かさね)之太刀[幕末牢人譚 参]』 鳴海 章:著 集英社文庫
  →幕末の井伊大老暗殺後の岡山藩でのお話(といっても舞台は江戸だけど)。主人公と脇役が交錯するので、誰が主役かちょいとよーわからなかったり。でも、剣豪ものだということはわかった。
 この作家さん作品は、警察ものとか飛行機ものとか多いらしく、買ってみたら彼のだった、ということが少なくない。作家買いをする私には珍しいんだけど。彼の作品では『ニューナンブ』(講談社文庫)が面白かったのだけど、銃や航空機、警察もの、剣やそういったものにこだわりのある作家さんなんだろうな、と面白く読んでいたり。この時代劇もけっこうアタリだった、、、けど、まぁごちゃつき感はある。「壱」から読むのがいいのかな。

・・・あとは「宇宙図書館」行きかな、、、また掘り出したら書くかも。
2011_10
04
(Tue)08:50

Cafe CREW-夜篇

 会社の近くなんだよ~、徒歩圏なんや。と某所で言っておきながら、まだ足を伸ばしていなかったじゃまくさがりの管理人です。
 とある事情で、「おっし、夕飯を此処で食おう」と決め、行って参りました。
 行っても食いそびれてもなんなので、営業時間をお尋ねすると、ラストオーダー21時30分、とのことです。主なメニューは、皆さまもう書かれている通り、パスタ ですね。

 246をお散歩がてら、てくてくと歩き。青山一丁目の角をホンダの方に曲がってすぐ、のビルの一角にあります。
 とはいえ、方向音痴の私のこと。たどり着くまでにビルの周辺をぐるぐる回った、、、のはナイショだ(笑)(<書いてるし)。

   CAFE CREW
   〒107-0062 東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山1F
   tel. 03・5771・1179

   東京メトロの「青山一丁目」5番出口を出て、徒歩1分。

青とブラウンでシックにまとめられた店内は、ビールやハウスワインを片手におつまみでゆっくり飲むのもまたよろしかろうかと。巨大ヤマトを眺めながら、一人で本を読むのもよいなぁ、、なんてひとりでにまにましてしまいました。

 さてぎりぎりに行ったので、店内はお客さんが1組だけです。
 皆さんもう訪問されたようですが、「お客さんがいらして全景が撮れない」という方が多かったので、掲載しましょう。(※blogへのUp許可はいただいています)

cafe CREW02

 コの字型になったお店の奥まった方のスペースです。奥にスクリーンがあります(後述)。手前がカウンタ。手前の左手が入り口で、そこにソファがあり、展示物も並んでいます。
cafe CREW06
↑真横から見たとこ。5mヤマトは個人的には砲塔の重みが好きですねぇ]

 展示物やお店の雰囲気その他は、ほかの方々がすでにたくさんレポートされていますので、割愛。。。つか少しだけ。夜はまた雰囲気が違うかもしれませんしね。
展示4

展示4
↑↓間接照明が美しく(蛍光灯で無いので)、
それぞれのポスター(?)も美しい額に飾られて
インテリアとしてもなかなかなものです。趣味、いいですよね♪
パネル展示1

↓ヤマト全体の雰囲気はこんな感じです
cafe CREW01

cafe CREW09

 エントランス付近にはソファがあってゆったりしたスペースとなっています。お客さまがいらしたので撮影はしませんでした。後ろの展示スペースは、目を瞠るほどの模型の数々、、、これも他の方の写真の方がきれいだと思います。写りこみしちゃってますので、大好きな艦載機群と、艦隊だけ☆
模型4

模型5
↑ヤマト(だけじゃありませんけど)のモデラーとして知らない人のないS井さんの個人コレクションだそうです。開店前にディスプレイから何から手がけてくれたそうで、作りの見事さも見とれますね♪

 古代くんの「復活篇」コンテとかお顔とかも展示されていましたが、これはまぁお任せしましょう(^_^)(誰に・笑)。天井付近に設置されていた戦艦が光に映えてきれいでした。↓
模型2

                ・・・
 さて、"夜の特典"ではないのですが(^_^;)。
 奥にスクリーンがありましたよね? ここ、夜の空いている時間帯には『復活篇』の映画映像が流れるのです。何版なのかは定かではありませんが、音声が入らない分、日本語字幕が入りますから、英語版なのかもしれません。あぶないあぶない、、、最後まで見ちゃうよぅ、家のDVD画面から比べれば、大スクリーンだもんね。
 サバンナの映像が入ったし、映写機があったから、「もしや」と思ったんですよね。

↓証拠写真。本当はこのあと画面も撮ったのですが、
まさか掲載できないので、お店の雰囲気がわかるものだけ、ね(^_^)

店内3

 それと、土日は貸切とかもできるようです。大規模なオフミとかにもよいのかもしれません。
 込む時間帯は、11時半~13時半ごろ。ということでした。あとは比較的空いているお店なので(入り口がちょっとわかりにくいこともあるかもしれませんね)、お近くの方は、ぜひ、たくさん通ってください。
 私はちょっと仕事で使わせていただくことにしましたよん♪ 店長さん(とっても親切)も喜んでご協力いただけるということで。なかなか居心地の良いCAFEです。パブ的にも使えるなと思ったので、もう少しメニューが増えるといいですねぇ、夜だけでも。

 冷静なつもりだったのですが、やっぱりちょいと興奮していたのか、パスタの写真を撮るのを忘れました(>_<)。だめじゃん。
 ではまた♪
2011_10
03
(Mon)20:20

お蔭さまで…x3(?)

 もう何度目かわかりませんが、ともあれ「お知らせ」と「御礼」をば(_ _)。

 上のアーティクルにも書いたのですが、おかげさまで

 『01/パラレルA』 に続き
 『05/艦載機隊別冊1』 も

完売 いたしました(_ _)。

 もう1箱あったような気がしていたのですが、気のせいだったようです(^_^;)。80部しか刷ってなかったのね。

 いずれも、ご希望が一定数に達せば増刷しようか、と考え中ですが、現在のところ「01」が5名様、というところでしょうか。現在のところ、予定はありません(_ _)。
 またイベントとかに出展する、というような機会があれば再考したいと思いますが、だいたい、即売はあまり考えていないので。。。読みたい方に届けばいいなと思っています。

 『06』は少したくさん刷ったので、まだいっぱいあります。
 なんでかってと、80部と120部で金額の差があまりなかったからなんですよ。なのでまだ1箱以上あるなぁ(^_^;)。でもまぁ叩き売りする気はありません。即売するつもりもないです。うふふ、とか思いながら、ぼちぼち新しい方がお立ち寄りいただけるのをお待ちしております(<って蜘蛛の巣かい)。

 なにはともあれ、「御礼」申し上げます。
 これもひとえに、皆さまのおかげでございます。なぁんかびっくりしますねー。
2011_10
02
(Sun)17:32

韓国南東部・大邸(テグ)広域市

 いやぁ。
 びっくりしましたわ。

 現在、アジア・オーケストラ・ウィークというのを東京オペラシティで展開中です。毎年行われていて、アジア・太平洋地域から集まったオーケストラが演奏を披露し、交流を深める。意義深い集まりです。
 10月2日(日)からでしたので、行って参りました。
 初日の【テグ市交響楽団】は、韓国からの来日。韓国第四の都市なのだそうですが、いやもう上手いのなんのって。音楽は豊かだし、音程や技術も素晴らしいけどその前に、あの深くて長いフレーズ感と、表現力はどうよ? っていう感じ。
 久々に上手いオーケストラを聴いたなぁと思います。

 ユン・イサンの「焔(ほのお)に包まれた天使」(1994)から始まり、モーツァルトの「モテット」、後半はシューマンの交響曲第四番。アンコールは「ウィリアム・テル」の序曲。…思いっきり民族高揚! みたいなプログラムですが(笑)、ユン・イサンつー人がそういう人(「光州よ、永遠に!」とか作曲してます)だから仕方ない。音楽は素晴らしいんですしね。
 1曲目のエピローグ(ソプラノ+女性合唱と弦楽器、オルガンによるアンサンブル)がまた素晴らしかったですが、3曲目のシューマンは絶品でした。会場からも明かりが点くまで拍手が鳴り止まず、一日目を閉じたのであります。二日目がニュージーランドの【クライストチャーチ交響楽団】、三日目が日本から【仙台フィルハーモニー管弦楽団】。詳細はウェッブへ。

 >>アジアオーケストラウィーク 2011 
2011_10
01
(Sat)20:34

文庫三昧。

 本業が忙しくなってくると、家に帰るとバタンキュー(楽器の練習も最近はできない(>_<))なので、娯楽というか頭を休めるといえばDVDを見るか本を読むくらいしかできない。ネットは一日中見ては打っているのでもってのほか。だいたいPC開く気にもならないのだ(開いたら開いたで仕事のメールが入っているので、夜中だろうが朝だろうがかまわず対応している、、、皆さんへのコメントとか遅くなったりすっ飛ばしたりしててすみません)。
 まぁ携帯でチェックできるようになっただけ、だいぶんと楽チン。
 通勤電車の中は案外、リラックスしてるし動けないし、なので、携帯ネットしたくなる気持ちはわかるよね。だから優先席の付近には乗らないようにしている。

 さて文庫をまとめ買いしてきて端から読むのだが、どうも「面白そう」と思うものに偏りがある。もちろん、時間は有限なので、無理して興味のないものを読む必要はないんだけど。
 文庫本が切れると、電車の中でも落ち着かない。さすがに単行本は読めないし(腱鞘炎になるし肩が重くて痛いし)。これって活字中毒ってやつ?

 会社の最寄り駅の駅ビルにはかなり良い書店が入っているのだが、なかなか立ち寄れない。というのは、出勤時間にはまだ開いておらず、夕食を食べに出る時間には閉まってしまっているからだ(爆)。だからといって、出先へ打ち合わせなどに行くとき「早めに出る」なんてのはそもそも無理だし。だからほとんど使えない書店と化している(なにせ、駅へは“山を降り”なきゃいけないので、「ちょっと行ってくる」のはかなりしんどい)。

 最近、よく利用しているのは、必然、新宿の紀伊国屋書店本店(休日などにどこかへ行く前に友人と待ち合わせて使う)、JR上野駅の中にあるechikaの書店、である。ほかには東京駅のやはり構内にあるブックカフェ。
 上野の駅中は、ちょいとわかりにくいところにある(公園口からすれば一番反対側の端っこ)のだが、そこそこ大きいし、流行の本は結構置いてあるので、本が切れたときに便利だ。なにせ一週間に3回も東京文化会館へ通っている身としては、15分早く出れば寄れる書店というのは貴重なのだ。

 ところで、この間、演奏会・友と話していたのだが、時期によって「サントリー週間」「上野週間」てあるよねー、みたいな。ここのところサントリーホールばかり続いたと思ったら、なぜか先月後半からは文化会館ばかりが続く。そういえばしばらくトッパンホールには行ってないなぁ。。。オペラシティも。
 明日は、久々にオペラシティなのだが、果たして行く元気があるのだろうか。日曜は、寝ていたい。うん。