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2012_08
05
(Sun)23:57

ヤマトを演奏しました。感無量です。

 何年越しでしょうか、宇宙戦艦ヤマトのシンフォニーを自分がその中に入って演奏できる、という稀有な夏が終わりました。
 演奏は、本当に素晴らしく(って自画自賛というよりも、自分の手の届かないところを助けてくださる方々がたくさんいて、皆さんオーケストラ経験も豊富で、音も確実で、何より、鳴るべきところに鳴るべき音が聞こえる、というヤマトファンにとって至福の時間を貰えたことでした)、皆、「どこまで燃えるんだよっ」って指揮者が呆れるくらいだったんですが(<指揮者もあおってたからな~~)♪ 本当に素敵な時間でしたよ。

 そうやってベテランが支え、初心者も温かく迎えてくれる。そういう土壌が素晴らしいと、改めて思いました。実はそんなに簡単に吹けたり弾けたりする曲でもないのですが、要を押さえていただけば、あとは気持ちよくそれに乗っていれば、一緒に楽しめるのです。

 とても嬉しかったのは、このblogからいらした方もいれば、mixiのヤマトコミュから来てくださった方々もいらっしゃり、また以前からお付き合いのあった方々にも支えていただき、、、最初は「人が集まらないなぁ」と絶望的な気分になっていたところが、最後は仲間たちに助けられた格好になったことです。
 新しい出会いもあって、私がいなくても皆さんすっかり楽しんでいただける雰囲気になったこと。
 また、旧来の仲間たちのいる場所を借りてのプロジェクトでしたが、彼らがこんなにヤマトファンだったことを初めて知ったこと。
 オフの呑み席で、また準備のテーブルの脇で、ヤマト談義に花が咲き、中でも昔から一緒に歌っていた友人の、
 「初恋の恋人に会ったような」という喜び方は、このあたりでは普通に囁かれることですが、
 まさかあの人たちの間で、そんなセリフが、あちこちで出てくるとは、思わなかったんです。

 ヤマトの音楽ってすごい。

 弾いてみて、さらにそう思いました。

 曲は、1.序曲 2.宇宙戦艦ヤマト 3.出撃 4.大いなる愛

 これは出版されている楽譜なのですが、実は1曲「おまけ」をやりました。これは満場一致で「大好きな曲」ということになった、「イスカンダル」です。

 ストーリーは4曲で構成されています。
 だから、「イスカンダル」はエンドロールでした。ヤマトはあそこへ行って来なければならない、帰ってこないといけないんですね。

 また演りたい、という人は多かったです。次は編曲版じゃなくて、「交響組曲」を。
 ただし現在、譜面が存在するのはA面だけですよね。これはお金さえ出せば借りられるのですが、B面は、彬良さんが「2199」に入ったから、まだ当分先のことなのだろうなぁ、、、そんな風に夢は膨らみます。

 でも、濃密で至福な時間でした。
 聴きに来てくださった方もいらっしゃいましたが、それでも同じ場にいて、空気を共有して…とても楽しんでいただけたようです。

 楽器を演奏する、ということは、歌を歌うということは。人生に一つツールが増えるということです。
 私はヴァイオリンを始めたのは本当に遅くて20代も後半になってからのことでした。これから本当に弾けるようになるのかなぁ? と思ったことを今日、改めて思い出しましたけれども、それでもそれから10年以上が経ち、こうやって皆と一緒に演奏できるようになって良かったなと思います。
 もちろんそれは、「大人から始めた問題点」はいろいろ抱えていますけどね(音程悪いとか)。それでも、皆と分かち合える喜び、というのは、格別上手くないとそれが出来ないピアノ、とは少し違うのです。

 ともかく。

 宇宙戦艦ヤマトの音楽は素晴らしい! 万歳♪