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2012_11
28
(Wed)23:46

帝王のフルート

 久々に音楽ネタ。
 しかも珍しく、眠くない(笑

 現在、ベルリン・フィル首席フルート奏者でソリストの、エマニュエル・パユくん来日中です。

東京オペラシティのコンサートだけが何とか時間が作れたので、なんとか行って来ました。
実は、明日も明後日もコンサートがあり、明日は銀座王子ホール、明後日は三鷹の風のホール。
どちらも完売ですが、どちらもチケットはあったんだけどな~~(;_;)。行けません、ほかの演奏会で。

 ともあれ素晴らしいプログラムと演奏でした。
 今回の東京三日間は、コンチェルト→無伴奏リサイタル→リサイタル とパユ三変化が楽しめる。
 だから三日とも買いたい人はいらしたでしょうね(ただしチケットが取れないけど)。

 彼とは以前、オシゴトを少しさせていただいた時期があり、某ヤマト友をご招待して2人で行ってまいりましたです。
 いや~~~素晴らしかったですねぇ。
 同行した彼女は、「私は耳がそんなによくないんだけど」なんて仰いましたが、そんなことはありません。良いものは誰にだってわかるものですし、「耳が喜んでいる」という明言を仰っていました。
 なるほどー。そうですよね、心地よい夜になりました。

 明るい、光のような響きから、暗く深い、内省的な響き。超絶技巧で聴かせることもあれば、それは隠されて表現のためにだけ提供される彼のフルートは、どんなものも自在に操るように見えます。それに彼自身もとても魅力的な人で、話題が豊富、頭が良い(だから物凄く英語も早口で、とてもついていけない・笑)。日本では1冊、photobookが出ていますが、そこにもいろいろ彼の魅力が書かれています。
 それにとてもサービス精神が豊富で、ファンにも親切。
 さらには、とてもある意味プロフェッショナル意識が高いので、仕事は本当にしやすい人です(クール、ということもできますけどね)。

「ポーランド放送室内合奏団 with エマニュエル・パユ」
 (指揮、アグニエシュカ・ドゥチマル)
曲目/モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調、クヴァンツ:フルート協奏曲ト長調*、C.P.E.バッハ:フルート協奏曲イ長調*、パッヘルベル:カノン、プロイセン王とフリードリヒ2世:フルート協奏曲第3番ハ長調*、グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」作品40

 このうち、パユさんが吹いたのが「*」しるしの3曲。アンコールは武満の「声」で、オーケストラで終わるので、オーケストラのアンコールはこれまた素敵な曲でしたが、、、なんだっけ(笑

 明日の王子ホールは、彼自身を聴けるリサイタルで、より親密な音楽が楽しめることと思います。
 今日は、皇后さまがお偲びでご列席され、終演後も楽屋へは入れませんでしたが、心の掃除をされたのではないかと思います。
 サイン会の列も物凄く、だけどそれに丁寧に、楽しそうに対応していたパユさんが印象的でした。待たせたから、とファンに向かって写真のポーズをとってみせるサービスぶり! さっすが。

 ひとことご挨拶をと思っていたので、友人をお待たせしましたが、とりあえず握手して忘れられてなかったことだけは確認。やった! 関係各者が、ほぼ出揃っていた(<オトモダチばかり・笑)のがなかなか素敵でございました。こういう方々に支えられて、音楽は成り立っているのでした。

 ともかく、素敵な夜に、乾杯!
 と、ワインを一口だけいただいて帰りましたと、さ。
 あぁぁ、明日。いいなぁ。
2012_11
27
(Tue)12:28

どきどき。

 昨夜、ようやく、一大プロジェクトの結果(<やたらオーバー・爆)、
 【ハガキを投函】することができた。

 何を投函したかっていうと、当然、コロムビアから続々発売中の、ヤマト音楽CDの全集の全員プレゼントBOXである。

 けっこう、どきどき。
 何が、かというと、自分の迂闊さに、なのです。

 まず一つ。→郵便を“投函できない”病。

 前から何度か書いているけれども、郵便を書くのはわりとすぐ書く。お手紙とかお返事とか、出さなければいけない書類とか。ところが、持って歩いているのに、ポストの前に来ると、うっかり忘れて、またそのまま会社へ持っていったり、家へ持って帰ったりしてしまうのだ。それで、覚えている時に限って、もっていなかったりする。
 仕事中や昼休みにわざわざ郵便局へ行く暇なぞない。
(あったら支払い滞納したり、しないし。銀行へ行く時間がなくて、財布の中にお金がなかったりするくらいなんだぞ~。。。何故なら、今、行ってるカイシャが、ある種、どっちの駅からも歩いて“山の上”だからでもあるな)

 もう一つ。→家の中がぐちゃぐちゃ。
 どこに何があるかわからない。特に、最近使ってないもの、とかは本棚や棚にきちんと収納されているが、CDとか楽譜になると絶対だめである。
 何故なら、CDは「持って歩く」からなのだ。
 寸暇を惜しんで聴くでしょう? で、私は、ポータブル機器に落とし込んで聴く(例えばipodどか)習慣が無い。何故なら、音が耐えられないから、でございます、ごめんよ。
 クラシカルな音は、元々、そういうのに向かないと思うのね、打ち込み系の曲や、アンプ入った音なら、けっこう聴いてる。だから他のアニメのやつはOKなんですが、ヤマトはほかのクラシックのCDと同様、だいたい、電車の中とかで、イヤホンだとほかの音うるさくて、細かい音とか聴こえないし。
 だから、ポータブルCDを持って歩くことになる(たいして荷物にはならんよ)。で、小さいけどヘッドホン。そうすると、あちこちに置いてきてしまったり(出先から仕事に行って直帰するとか、その逆とか)、どのバッグに入っているか、わからなかったり。
 パッケージと本体がバラバラになっているのはしょっちゅうで、下手すりゃ、ミンコフスキ/ルーブル宮廷音楽隊のCDパッケージにヤマトのシンフォニーが入っていたりするわけですな(笑)。
 この間は、カサノバ・ストリングス(山寺さんの出演された芝居の音楽を担当されたグループ)のパッケージの中にヤマトが入っていて、「るろうに剣心」のサントラに佐藤俊介くん(ヴァイオリニスト)のが、佐藤くんのにヤマトが、とかぐるぐるしてたり。

 なにせおそらくCDは2,000や3,000枚は、、、ツレのものを合わせると数千枚あるだろうから、床から積み上げてあるものも混ぜると、わけわかんない。ヤマトはよけておいたつもりだけど、その中の1枚×7をきちんとキープするのは至難の技であったりする(>だからboxが欲しいのだ)。

 なのでねー、今回のパッケージはとてもよいなと思います。
 旧作のパッケージをエンジ色の枠で包んで、遠くから見てもぱっとわかるんですね。
 それで失くさずに済んでいる。助かるなーと思っている。
 (前の黒のやつは、表にかぶるタイプだったので、CD-ケースに入らなくて整理に困ったのである)
 ヤマトの棚を作ればいいという説はあるかもしれないが、それよりもベートーヴェンやブラームスの方が圧倒的に多いんだから、どうしようもありませんわ。

 話が長くなったが。
 つまり、7枚を同時に引っ張り出し、応募用紙を切り取って官製はがきに貼り、必要事項を書いて、投函する、というのがなかなかたいへんなことなのですね。

 「11月末日【必着】」。
 必着ですよ、必着! あぁどきどき。
 先週からずっと頭の隅にありながら、はがきを買い、、、ようやく昨日、投函! やった!!

 惜しむらくは、うちのカイシャも、レコード会社もある赤坂で投函したかったのだけど、何故かやっぱり新宿区で投函するハメに、、、まぁいいか。
 用紙がはげないように、しっかり糊を塗り塗りし、必要事項も確認。
 しかし! ハガキに「年齢」とか書かせないでほしい(;_;)。はがきって、情報公開してもよい、って書簡なんですもん~。さすがにちょっと抵抗ありますよねぇ。
 某社とは仕事のお付き合いもあるし、部署はちがうんだろうけど、なんかやだなー(笑)。

 ということで、無事、投函できました(_ _)。
 これを第3期もまた繰り返すわけよね。2014年まで失くさずに持っていられるでしょうか?>私
 皆さん、いかがなされました?
2012_11
26
(Mon)19:10

走り続け

 こうりラックスする日が無いと、いくら楽しいことが続いても、バテる。

 三連休、半日でいいから休みたいよ~と思っていたら、どこどこと仕事が入って、
 しかも、朝8時から夜24時まで! が2日。昨日はようやく20時くらいに終わったので
 食事して家に帰ったら、もうなんだか夜中のような気分になって、23時ごろにはばたんきゅぅと寝てしまった。

 PC開けたりオタ活動したり、映画を見に行ったりしたいのですが、平日はましてや余裕ないしね。

 今日、日報を作っていて気付いたのですが、イタリアから帰ってきた日から、
 ほぼ休みなしなんだな~。マジすかその前合わせると2か月だよ。
 休み=11月10日に舞浜へ行った日、なんですけど、結局この日も朝早かったわけですし、寝てない。

 土曜日の出張でほぼ1日ご一緒した方が、「一日に一本打合せや××が入るともう何もできないですよね~」と仰っていた。何故ならワタシたちの仕事だと19時から21時という演奏会タイムがあり、週のうち、何日も18時ごろから22時半ごろまで×ということになるわけだ。
 若い頃はそれでも戻ってきてから仕事したりもしていたが、最近は脳みそがダメになってしまい
 そのままPCを開く気力もなく、落ちてしまうことが多い。
 だからお話も書きたいのにかけないのよね、、、くすん。

 なんでこんなに疲れるんでしょう??? 体重が増えた所為か?(<をい)

 もともとあんまり丈夫ではないので、もう少し時間のある生活をしていた時は、
 収入を割いてジムに行ったり、踊りをやったりしておりましたが、
 登録したまま、ほぼ2年も行けなかったジムは、ついに諦めて解約してしまった。
 あれは時間の有る人には徹底的に有利にできているんですよねぇ、ほんまもんにフリーだった時は
 身体を動かすのは好きなので、わりと通っていたのだけど。
 マシントレーニングをした後、走って、汗をかいてから泳いで体の中を活性化する。
 なかなかヘビーだけど身体の中がすっきりする感じがしたんだけれども
 今のような生活になって久しく、
 それでいきなり運動もできず(医者に止められた)、
 だから余計に、なのかなぁ。。。と思う。

時間が無いと健康も失うんだよねぇ。
忙しい時は1日1万歩くらいは歩くんだけど、
これがまた疲れて夜までもたない。
せめてもう少し睡眠時間があればなぁ、と思うんですが
かといってヒマならよいかというと、これはこれでまた不安。

業界そのものが先細りの昨今、身近なところで廃業と倒産が続いた。
激震とはいわないが、新聞ネタにもなったくらいなので、
直接影響がないわけはなく、先週あたりはなんとなくFBや仲間うちでもザワめいていたのだった。

適当に仕事があり、休む時間もあり、お金が定期的に入ってくる、
というのがとてもとても羨ましいなと思う、今日この頃です(_ _)。

……税金と光熱費が、そろそろマズい。赤い紙になってくると溜まるとやばいです
(通知→催促状→督促状→ピンクの紙、なんだなこれ)。
この間、電気止められそうになって、仕事場の電話は知らないうちに止まっていて笑った
(伝票がDMの中にまぎれていて見落としたらしい)。
家のローンは落ちてなくて電話かかってくるし、、、
誰か秘書がほしいです、マジに。

自動引き落としにすればいいと勧められるんだけどね
定期的にお金が入ってくるわけじゃないので
生活費より先に引き落とされたら飯が食えないぢゃないか。
……まぁ支払いの遅配さえしないでくれればいんだけど
最近は、取りそびれることも気にしないといけないんですよね。

払えないのはわかるんですけどさー、
払ってもらわないと、こっちも干上がるんですよねー。

と、こんなところで愚痴ってみても仕方ないけど
こういうところにしか書けないな、さすがに(笑)。

ヤマトとは関係ないですねぇ、官庁だし地球防衛軍だし、あそこ。
暗く終わるのであった。

それでも良い音楽を聴くと、幸せにはなれるし
素敵な演奏家たちと話すと、元気にもなれる。
お金じゃない、、のかもね(でも生活不安はオタクの敵だ)。
2012_11
23
(Fri)23:09

ヤマトなブツ&大阪インテ

 サントラのことやら、「番外編」やらいろいろ書こうと思っていたのに、
 なんだか続々とブツが到着しており(ってまだこれからのものもあり)、
 ようやく待ちに待ったDVDが来てしまったので、さてどうしよう。

 サントラのこと書こうと思っていたのになぁ。

 この三連休は、超絶忙しくて、ちぃともお休みができない。
 今日ようやく、数日前に通りがかりにお願いしてあった行きつけのお店の冬物お洋服を試着しに行き、
 ようやく「同じものばっかり着てる」状態を脱するか、という感じ。
 (サイズが合わないので、ヨーロッパで買いだめしてくることが多いのですが、最近は、出先でもあんまり時間がなくて、私が“ウィーンのイ〇ー×ーカドー”と呼んでいるお店=欧州中にあります に行けない)

 ともあれ、冬物の替えパンツ(ズボンね)と、上着を購入して、う~ん、もう1枚、アウターとインナー併用できるあれをどうするか、、、と悩んだところで時間切れ。「また来ます」と言ったけど果たして行けるのか?

 ともあれ、DVDが来ましたっ!!
 明日は電車に乗って出張なので、その往復にポータブルDVDを持って行き、相方にあきれられながら見るか?
 いやまぁ相手の方は大人なので、仕事さえきっちりこなせば、怒ったり呆れたりはしないと思うんですが、、、う~む。オトナとしでどうよ? と思いつつ、車中で見るのがいちばんいいよなぁ、でも涙だらだらしちゃったりしたらどうしようかなぁ、と悩んでいたりします(<をい)。

                 ・・・
 さて先週から、大阪方面から「→」が飛んできまして。

 来年1月6日、「大阪インテ」っつのがありますですね。
 私は「インテ」が何の略かも知らない無知さ加減ですが、“心の妹”&お笑いの師匠でもある(?)Mちゃんが、面白すぎる同人誌を送ってくれたので、へーとかほーとか言っていたら、書くことになって、
 一風変わった味わいの(たぶん)冊子が販売されると思います。

 私も行ければ一緒に売り子するんですが、どうも、日程的に日本に居ない日になりそうなんですよねー。
 いたら絶対行きます。

 おもしろいメンツで書いてますんで、(といっても私は原稿送ってあとはお任せなんで、いまごろ編集作業まっただ中なんだろうな、どんな風に仕上がるか楽しみっす)お近くのかたはぜひお立ち寄りを。
 いやまぁこれから入稿なんすよね。
 間に合うのか? がんばれーー!

 ちなみに、ヤマパで完売しちまって、持ってこなかったことを後悔した『新月読本06』も、
 一緒に並べさせていただく予定でいます。あぁぁ行きたいなぁ。

 コミケみたいに大きくなっちゃうと、ちょっとあれなんです。
 コミケットも、小さな規模から大きくなりはじめたころ、それと総入れ替え制とかいう時代に
 ワタクシ、富山敬ファンクラブのお手伝いなどしつつ、参加していたことがあります。
 高校の漫研の雑誌置いたりもしていた悠長な時代でした。まだ高校生・大学生の頃。

 それからほどなく、規模が大きくなりはじめたころには、仕事がてら行ってましたけど、
 もはや別物。今のようになってからはほとんど見学と応援にしか行っていません。
 だから、最初の頃の、あぁいう手作り感があるんじゃないかなーと想像していますが(違う?)

苦手な“not シリアス”に挑戦しておりますので(笑)。
迷いましたが約2名様にご高評いただいたので、載せることにしました。

お楽しみに。2199ネタです。
(これはネットには上がりません)

 よもやまってんなー。
 明日も早い(_ _)
2012_11
21
(Wed)23:53

ヤマト音楽団大式典2012・その4

 さていよいよ、ヤマト・音楽の旅は「2199」へと迫ってまいりました。

 今の風潮に合わせ、フェーズごとにエンディングが代わる方式を今回は取っていますよね。
 ただヤマトは、毎回、シリーズごとに歌が異なりました。これも、強烈な主題歌とエンディングがあったから、それが消されずに出来たことなのではないかと思っています。
 「さらば…」は流れから外れますので、出なくてOKでしたが、「ヤマトより愛を込めて」は、10代だった自分に強烈に焼き付いていますし、ある時期、「ヤマトを永遠に葬ろう」と思わせてくれた曲でもありましたね(。そのくらい、影響が強すぎた、ということです)。

               ・・・
 さて、主題歌・エンディング系には、いまいち興味の深くないワタクシですが、
 それが生演奏で並ぶ、という意味ではいろいろ感慨深かったです。
 それぞれは良い曲なのですが、いま風のJ-POPっぽい音楽というのは、構成要素が同じ所為か、みんなおなじように聞こえてしまうのです(ごめんね)。だからといって感動しないわけではないんだな~、このへんが説明が難しい。

▼No.17 星が永遠を照らしてる(2199・第一章)
▼No.18 美しい地球を知る者よ(2199・第二章)
▼No.19 真赤なスカーフ(2199・第三章)

 さくさく、とまとめてしまいますが。
 それぞれがスクリーンにエンディングを映しながらの感動的な歌。
 残念ながら、スポットライトが明るすぎて、スクリーンの絵があまりきれいに見えなかった。もう少しライトの位置や移し方を考えたらよかったのになぁと思いましたが。

 ヤマトラジオやインタビュー記事などですでに知っていた話が多かったのですが、
 結城アイラさんも美郷あきさんも、この年代には珍しい、元のアニメのヤマトのファンだったそうな。
 声優さんたちですら、リアルタイムでない作品なのに、
 お2人とも「お兄さんが居た」という共通項がおありだった。
 ヤマトが好き、ということも共通している。
 その「憧れ」が「歌える幸せ」に変わった時に、どんな歌が出てくるのか、そんな風に思いました。

いくらかの幸運なファンは、最初に彼女たちがステージに立って、
それぞれの持ち歌を歌ったのを聴いているはずです。
第一印象は、「味わいは違うけど上手いな」と感じました(エラソですみません)。

 ぶっちゃけ言うと、お2人のトークを聴いていたせいか、
 実は、「星が…」が始まってからは、ステージ上を見ることができず、スクリーンを睨み付けながら
 溢れる涙をどうしよう、と思っていました。
 ぬぐうこともしませんでした。
 “歌詞が迫ってくる”と仰ったアイラさんの言葉が、しみじみと歌として伝わってきたからです。
 この歌詞、ずるいですよねぇ。

 2199だけではありません。
 自分の見ていたヤマトの世界も含めて
 すべての、あの広がりと時空と、彼らの人生と、世界が迫ってくるように想い、
 本当になんともいえませんでした。

それと、一番、素敵だと思ったのは彼女自身です。
発進式の時に、まだ慣れない様子で皆の前に立ち、歌は立派だったけど
おぼつかない所作でステージに立っていた彼女。スラリとしていただけに危なっかしくて。
私はそういうのをあまり初々しいとか萌え、とか思わないので、
この短期間のうちに、歌を自分のものにし、どのくらい歌われたのかわかりませんが
ヤマトそのものを歌えるようになった彼女の、堂々としたプロぶりに、拍手を送りたかった。

皆さん書いておられるように、音声トラブルがあり、さびの一番素敵なところを歌えなかった。
そのまま音なしで歌ってしまう手もあったと思いますが
彼女はバックに合わせて、誤魔化してくれ、知らない人には「あれ?これで終わりかな」
というような終わり方で終わらせて、にっこりと「ありがとうございました」と告げ
堂々とステージから去っていった。プロ魂だったなぁと思いました。

 伸びのある、美しい歌声は、私には森雪のように聞こえます。
 (スターシャとかサーシャと思われる方もいらっしゃるでしょうけど)

美郷あきさんは、最初に聴いたときから、「上手い人だな~~」と思っていた。
曲も、よくヤマトを表現しているというか、わかりやすく頭に残りやすい曲ですよね。
特に後半は、頭の中にどんどこ残る。それこそリフレインしやすい曲だけど
ただ、私はあんま個人的には好みの方向性とは違ってる、
というのはなんか少し、ヤマトっぽくないように思うからですけど。
美郷さんの歌は、すごく好きなので、めっちゃ楽しめました。

そうして説明は不要の、「真赤なスカーフ」。
この名曲が存在したことが嬉しいっていうような曲です。

そうしてプログラムに歌詞が書いてあったということは!
舞台の上に出演者全員そろっての、会場も全員起立しての、ヤマト大合唱。

▼No.20 宇宙戦艦ヤマト

いいんだけどねー。
あの人数であの音響にしては、声が小さいなー。
もっと、“鳴って”も良いはずなんで。
みな、遠慮しないでカラオケで鍛えた声、出してよねっ!

拍手が大きく、皆の顔が喜ばしく、
楽しい時間の御仕舞です。

またこんな時間が持てればいいですね。

……外へ出ると、舞浜というディズニーランドの夢の街の中、
夕刻はすぐに迫っていました。

(番外編がある予定・笑)
2012_11
20
(Tue)17:20

ヤマト音楽団大式典2012・その3

 日が空いてしまいましたが、あの日の感動も、忘れないうちに、、(<これだけ毎日、演奏会に行っていると、無理かも、、)。

 大興奮の第四章第11話「いつか見た世界」が終わり、休憩無しで第三部へ突入。
 緊張感と緩急のあるステージで、「休憩がほしい」とはあんまり思わなかったです。2時間少しの演奏会で、前プロ・中プロ・休憩・メイン、というリズムに慣れている私にしても、そんな感じ。
 それだけ、練りこまれたプログラムだったように思います。

▼No.12 宇宙戦艦ヤマト
 お約束どおり、ささきいさおさん登場! やっぱりスターだなぁ、会場の盛り上がりが凄い。
 どなたかも書いてらしたように、映画の先行上映で主題歌がカットされていたのは、そのあとでこの“生演奏”が聴けるからだとわかります。

 しかしスクリーンの後ろの席が暗いままだったのに、実は私はこの段階ですでに、
ちょっとがっかりしていました。東西の楽団で、しかもプロアマ混成部隊。
また、編曲や音量調整その他の手間を考えたら、生演奏が大変なのはわかりますが、、、
ヤマト楽団での演奏が聴きたかったなぁ、、、そう思った。
 全面的に彬良さんに任せたら生演奏でできたのかな? とはいえ
やっぱり録音よりバンドで聴きたかったですね。
次回は是非(^_^)>関係者な皆さま

 ささきいさおさんというのは、本当にスター!なんですよね。
 以前に、某プロオーケストラでヤマトの「A面再生プロジェクト」をやった時に
 楽屋へ行きましたら、若い楽団員の何人かが“出待ち”してる。
 なにしてんの? と尋ねましたら、「やっぱり生のささきいさおを拝んでおこうかと」
 と仰る。あの時代を知らない世代でも、そのくらいバリューがあるんだぁ、と
 妙なことに感心いたしましたです。

私はささきさんの歌は、もう本当に何度も何度も聴いているのですね。
幸せなことなんだろうと思います、もうちっと有り難がれ>自分(笑)。
いつも、「上手いな~、凄いな~」と思いつつも、どうしても点が辛くなることもある。
皆が盛り上がっている横で、はらはらしながら下向いて手を握り締めることもありますんですはい。
そりゃライヴだから当たり外れもあろうし、録音だって、そう。
ただ、彼の人柄や歌の魂は、凄いなといつも思うし
あんな声の持ち主は本当に稀有ですね。

亡くなられた富山さんが、古代進の科白を目の前にすると、
瞬時に成り切ってしまい、自分との境目が無いと仰っていたように
ささきいさおさんにとっても、ヤマトはそういう存在なのだろうと思います。
これを生で聴き、共にかみ締めることができる今を幸せだと思うなぁ。

▼No.13 テレサよ永遠に(ヤマト2)
 この曲、どうもヤマト2って気がしません。
このあとずっと使われたじゃないですか。好きな曲なんです、
ささきいさおさんの、なんというのかな。音と音の間の声音というか、
フレージングの妙が、これほど味わえる歌はないんじゃないかと思う。
で、どうも「完結編」のこともあって、
島が歌っているような気分になることがありますね。。。ううむ。

宮川パパが仰っていたように、ちょっとした“宇宙の演歌”だろうかなと思います。

▼No.14 ヤマト!! 新たなる旅立ち(新たなる…)
 これ、真正面で聴くのはもしかしたら初めてかも。
熱くなりまして、マジ感動しました。
この時のトークでも仰っていたように、「本当にいい曲!」なんですよ。

新たなる旅立ち、というのはテレビの1回番組でしたが、
音だけ録音をしまして、この曲は何回も聴き、
それで自分で譜面を全部起こしてピアノで弾き語りをするようになりました
(高校生の頃のことで、合唱部の卒業演奏で歌いましたよ♪)。
ヤマパで恥ずかしながら歌わせていただきましたが、
そのくらい、好きで、また、曲もですが、歌詞が素晴らしいと思っています。
「ヤマトそのもの!」という気持ちがして。
悲哀も、喜びも、希望も、未来も、そして宇宙もこめられている(変な日本語ですが)。

オンナの声で歌うとけっこう雰囲気が変わっちまうので、
サビのとこが残念なんです。
やっぱりバリトンで朗々と聴きたいですよね。ぶらっぼーでした(;_;)。

▼No.15 ヤマトよ永遠に(ヤマトIII)
 この曲は、ご自身も歌われていないといいますが、私もライヴでは初めて聴いた。
ところが、アニカラに行くと、画像入りの曲の一つで、必ず入れる曲です。
誰かが歌ってくれるのですが、ともかくこれの画像編集が素晴らしい!のひと言。
内容は、「ヤマトIII」ではなくて、「永遠に…」なのですが、
あちこちから「きゃ~!」「わ~!」と叫び声が上がるくらい、
ストーリーの編集、見せ方が、曲に合っていて素晴らしいんです。
今度、カラオケ行ったら是非入れてみてください(笑)。

……なんてことを思いながら聴いていましたが、だから自分は歌えません(笑)。
歌詞が怪しいな~なんて拝見していましたが、やっぱりマチガッテましたと
あとで告ってらっしゃいましたが、、、そんなこと気にする人はいないと思います。
歌が素晴らしく、その音楽が素晴らしければ。

▼No.16 ラブ・シュープリーム~至上の愛~(完結編)
 この歌を聴けば、古代&森雪ファンの方々なら、完結編の
コスモ・ゼロでの長い帰還を思い出すに違いないですよね。
ワタクシ的には、あのシーンは美しくて良いと思いますが
正直、「長げ~~」と思いながら見ていましたが(^_^;)それでも
屈指の名シーンであることには違いありません。

八神純子さんの歌についての宮川パパのエピソード、
そうなのかー、とほほえましく、また素敵に聞かせていただきました
(他の方のブログに再三書かれていますので省略します)。

ヤマトの挿入歌の歌い手さんは、「えぇ!? こんな人が?」というような
ビッグな方を、プロデューサーが引っ張ってこられるのが通例でしたが、
八神さんは、中でも、歌唱力と雰囲気、という意味で
この宇宙の限りない広がりと声質と、その他、物凄く合っていて
私は好きでした(これで1本お話書きましたもん)。
上手い人だなぁと思っていたのですが、Yuccaさん、
(個人的には)それを上回る上手さで、本当に素晴らしかった。

もちろん、コンポーザーシンガーの方の上手さと、
こういった方の上手さは質が違うと思いますが、
本当に気持ちよく聴かせていただき、往年のファンたちも満足したのでは?

        ・・・
少し違う話になりますが、
声とは残酷なものです。
経年変化による衰えは、年齢による円熟と相殺しても、
演奏家の場合、どうしても避けられないものですが
耳に刷り込まれたイメージや録音を大事にされる方々にとって
劣化したそれでも、新しい別のイメージの誕生に勝るのでしょうか?
これはいつも私が疑問に想い続けてきたことです。

何者にも代えられないオリジナルの良さ、というのはもちろんある。
それでも、クラシック音楽ですらそうですが、
演奏というのは日々、新しく再生され、現代に蘇らなければならないと思う。
そのためには、あえて古いくびきは捨てることも必要だろうと思うんです。

端的なのは、ヤマトのスキャットを巡る一連です。
今はまだ良いにせよ、
もう少し時間が経てば、今度は主題歌を巡るいろいろがあるでしょうね。

様々な歌い手を経て、Yuccaさんという声を得た現在の2199は
とても幸せなのではないかと感じています。
第一部で、すーっと楽隊の前を通りすぎて、その音楽の中に現れ
そしてまた自然に溶け込み、消えていくことができる声。
ヤマトのイメージを受け継ぎ、歌いながらも
自らの個性を持っておられる声。
私は彼女の声が好きです(CDも買いました)。
--彼女とは別に、新たなものを生み出したという意味では
小林沙羅さんも好きなのですが、リリコ・スピントの彼女は
元のイメージとは随分異なります。クラシック歌手として
これから世界に羽ばたく人だと感じました。

ともあれ、ヤマトの旅を歌で巡り、いよいよ2199へ迫ります。

・・・ここで、「『復活篇』はぁ?(-_-)」と内心ツッコミをした私は
復活篇の音楽も好きだったからなんですよぅ。
時間と構成の関係もあったのでしょうね。次は是非よろしくっ♪

4.に続く…
2012_11
19
(Mon)10:46

閑話休題・3 日々是映画!?

 忙しい間に、毎週のように見たい映画が公開されて、追いつかない(>_<)。
 毎週、金曜日ごとに更新されるのをドキドキ見ながら、「まだ『009』やっててくれよ~」と祈りながら上映スケジュールをチェックする。もはや朝イチ9時からのしか無いが、とりあえず今週は生き延びた。(私は視覚にたぶん問題があって3Dはアウトなので、2Dしか見られないんですね)

 前にも書いたけど。

 「009」
 「エヴァンゲリオンQ」
 「悪の教典」
 「のぼうの城」
 「ホビット」

ここまでは、エヴァ以外は前売り券も買っている。
あと、「トワイライト」「任侠ヘルパー」も見たい! の中に入る。
一週間に1回行ければ良いほうだから、ともあれ切られそうなものから、となるとキツいよなぁ。
年末はライヴや芝居に行きたいので、映画は後回しとなるだろうし。
バレエもオペラも結構、見そびれている。
こんなに毎日コンサート(10月31日から、休むのはおそらく今日が初じゃね?)なのにな。

 そんな中、「009は見ちゃったもん~♪」(<このっ裏切り者っ!)な友人と一緒に
 土曜日、がんばって雨の中、見たのが「悪の教典」

 これはわれわれ2人とも、原作者の大ファンだから、もともと「絶対見ようね!!」と
 言い合っていたものだ。
 三池監督も好きなんす。この監督なら絶対、単なるホラーとか猟奇ものにはしないだろう。
 そういう思いもあったですしね。

で、土曜日ということもあり。
すっげー人。新宿ピカデリーの単館なんて買うんじゃなかったよ(>_<)。
ロビーで相手を見失うほどの人出。
1時間前に行ったのに、大スクリーンでバラバラの席しかなく(でもまぁ良い席ではあった)
しかもこの客層のバラけ具合は???

案外に高校生や大学生っぽいカップルが多い。
学生さんが制服で来てる(<いまどきの東京の高校生って、制服で映画館に行ってもいいのすか?)
かわいい。
……登場人物がほとんど高校生だからなのだろうか? AKB48が試写会やったりしたからかな?

もちろんおっさんやおばさんもいる。

早く見ておかないと、と思ったけれども、この作品、どうやら大人気らしいのだ。

>>シネマトゥデイの記事

公式ページはこちら。

>> 悪の教典

主演の伊藤英明人気もあるかもですね。なにせ『海猿』。ここまで正反対だと作りやすいだろうし、
映画チラシのポスターも、怖い。
映画を見たが、マジ怖いです、あのアンバランスさが。
いや、内容は原作の、「普通の高校生活」から「恐怖の文化祭準備の夜」へ向かう
心理的なもっていきかたが凄絶に素晴らしいので、
それに比べると映像で美しく、映画らしく描こうとしているこれは
さほど「怖さ」「残虐さ」は無い。それは三池さんの美学なんだろうし、好き。

ただ、怖いのは、ハスミン(主人公?)の顔。行動。所作。見せ方。
また脇役の教師たちが素晴らしいんですねこれが。
原作よりもどれもかなり共感しやすく描かれているから、またそれも良いんですけど。

……ちなみに、「R15+」です。中学生以上、鑑賞可。
残虐シーンは、直接描かれていたのは、かなり怖かった某シーンのみ。
映像的にも、映画としても優れていたと思いますが
あまりオススメはしません(^_^;) 好みがあるでしょうし。
芝居は、皆、すごいです。上手いです。よく出来とります(と思います)。

ということで、意外なものが大人気映画になってしまい、
もしかすると「のぼうの城」を早く見た方がよかったかとか思っている管理人でした。
「任侠ヘルパー」も、頼むから終わらないでください。。。

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2012_11
18
(Sun)19:03

閑話休題・2 「銀河航路」

 サントラ出ると嬉しいです。
 けっこう聴きまくります。
 CD聴くのも仕事のうちのくせに、ほとんど仕事関係のCDは1回聴いたらおしまいで、(その代わり、好きになったものは何度も何度も聴きますけど)、、となるとやっぱり自分、劇伴は余程好きらしい(笑)。

 ということで、個人的にはヤマトでは「交響組曲」「ヤマトIIIのBGMと
「復活編サントラ」以来の、
何度も聴き返して楽しいCDを手に入れて、嬉しいわけです。

ところで、何度も申しているように、企画だけはちんたら進んでいる某バンド。
演奏曲目を選びつつ、編成に左右される。
旧作の音楽は、もともとこんなことやろうとした動機だったとしても、リアルタイムも入れないと
受けないじゃねぇ? とか勝手に考えまして、ともあれ歌入りの2曲に惚れたワタクシは、
「銀河航路」と「永遠に讃えよ我が光」の音取りを終え、楽譜を見て覚える&
CDを聴いて編曲のアイディアを練る、という作業に入ったわけです。

と・こ・ろ・が。ですね。
この2曲、頭の中でリピートするタイプの曲だったんですね(>_<)
鼻歌で出る。

それでまず、ツレが「やみてくり~~」と悲鳴(笑)。
特に車に乗っていると、私は運転できなくてヒマなものだから
どうやら歌っているらしい。そりゃかわいそうなのは相手でございます(_ _)。

ところでですね。
ガミラスの方は良いのですが、
この銀河航路は、(幾年か世紀も過ぎて、星間航路に普通に宇宙船が飛ぶようになった時代に
この歌とか口ずさまれるようになったら素敵ですよね。21世紀の初頭に生まれた歌なんだよ、
こういうの歌いながら昔の人たちは宇宙を夢見たんだ、なんてね)
ツッコミドコロ満載だったんですね(爆)。

 ぎ・ん~がす~いへい……(以下、著作権関係で省略・笑)

ここですでに、
「銀河系に水平も垂直もあるのか?」
「波間って、海があるのかっ!」
「星は宇宙に出れば、全部、またたかないって」

それに、戦記物にむっちゃ強いツレ曰く、
「士官学校の歌だなんて、それは士官学校というものを勘違いしとる」と言う。
校歌、じゃなくて、「校歌のようなもの」だよ、と言い訳しつつ
私も「船乗りの歌なんだから、商船学校でも、民間航路でもいいんだよ」と言いつつ、
確かに士官学校だとちょっと違うかも、と思う。
訓練学校ならもっと違うだろう(笑)。
そういえば、この「2199」では、もとの「少年宇宙戦士訓練学校」は
何というなまえになったのだったっけ??

……というような会話を繰り返しつつ、
鼻歌が出るたびに「やめれっ!」と繰り返しているわれわれだった。。。

早く編曲しよう。。。
2012_11
18
(Sun)09:28

:ヤマトサウンドと表現者たち.n

 ヤマト音楽式典レポートは第二部まで終了しました(?)。
 昨日はいろいろあったので閑話休題、と行きたいのですが、写真をカイシャに忘れてきてしまったので(<だめじゃん)、別の話をしようと思います。タイミング良く、とても面白い話が聴けたからです。

 ご期待に応えて(!?)、ちょっと「これ」をネタに反論(?)というほどでもないけど、思うところを書いてみようかな(^_^)♪

ええと。
私はけっして「吹奏楽」に恨みはないですよ~~、先にゆっておきます。
吹奏楽関係者から、「ブラスバンド」と言われると頭にくる、といわれて、素直に
言いにくいのに、ちゃんと「吹奏楽」と言っています。はい。
それに素晴らしい奏者の方々もたくさん存じ上げていますし、
知り合いや私の周りでも、中高時代に吹奏楽部で才能に目覚め、苦労して音大に入ってそののち活躍している方々なども、たくさん存じ上げています。


「ヤマトのコンテンツを、吹奏楽が継承してきてくれた」
という見方。なるほどーそういう視点もあったか。
確かに一般的に知られている、という意味では凄いことですよね。
アニメは知らなくても音楽は知っている。なんか、うるっとする話じゃありませんか。

吹奏楽の世界でスタンダードだから、といって、音楽の世界では
そこ「のみ」で生き残ってきたのではない、という実例はたくさんある。
ただし、このアーティクルでは「どう一般的か」という話をしているのはわかってて
敢えて言ってるだけなので気にしないように。
吹奏楽部にいない人間でも、ヤマトの音楽は知っているんだ
指をくわえてみているんだ、っていう話もしたいんですよ。

               ・・・
「音楽をやっている人のヤマト好き率が、相当高い」
ということは実感してます。まぁ何度も書いたしね。
吹奏楽でヤマトに親しんだことで耳にしていたこともある、もちろん。

これは、プロアマ問いません。
私が「ヤマトの音楽を演奏するプロジェクトやろう!」と言った時に、
ヤマトファン仲間に声をかけた時は人集めに苦労したのに
自分の関わっている二つのオーケストラで言ってみたら、
物凄い率で反応が高かったことでもわかります
(ただし彼らは、きちんと演奏会やライブの形でやりたいわけで、そうなると
自団の演奏会や練習、各自の活動などを調整するのは物凄く大変なことになる。
誰かが立ち上げて「この指とまれ」すればやるでしょう)。

吹奏楽でヤマトに親しみ、その魅力にハマった、人の末路(!?)は三つあります。

演奏している吹奏楽部が羨ましく悔しかったために
自力でできる方向を探ったパターン。
吹奏楽やっていて、そのまま行ってしまったパターン。
吹奏楽で吹いて目覚め、そうして、本来作られた元の音を継承していったパターン。

三つ目の人は、たいてい、「人生間違って」しまって(^_^;)。
プロオケやスタジオなんかにいらっしゃったりしますが、、、

                ・・・
私はあまり論理的に解説するのが得意ではありませんので
うまく伝わるかどうかは自信がないですけれども。

オーケストラの中でヤマト(を含めた種類の音楽)が亜流、なのではないですよね
(まぁわかって書いてらっしゃると思いますが、敢えてつついてみますと)。

そもそもカテゴリーが違う。

そもそも吹奏楽というのは現代音楽です(合唱しかり)。
オーケストラと吹奏楽を比べる(というのもヘンですが)時に、ここを誤解する人が多い。
なので敢えて書いてみます。

吹奏楽ではリアルタイムな作曲家が作曲し、編曲し、だからアニメや映画の音楽が
どんどん演奏される。
オーケストラで現代音楽というのは特異な存在で、
基本的にはクラシカルな曲を演奏するのが基本ですよね。
アニメやその他の音楽が頻繁に演奏されないのは、
何故なら演奏するための楽譜や仕組みが出来上がっていないからです。

それと、弦楽器入りのオーケストラと吹奏楽の、普及率の差。
これは大きな理由だと思います。

吹奏楽部の無い中学校高校の方が少ないと思います。
最近でこそ少し増えてきましたが、オーケストラのある中高が、
(千葉県以外で)どれだけあるでしょう?
これは弦楽器の普及率にもよります。
必然、需要があれば供給が生まれ、そうして、楽曲として格段に優れているヤマトの曲は
コンクールの自由曲などにも使われるようになっていった。
なによりも、「学生たち自身が吹きたいと思うから」だろうと思うんですよね。

                 ・・・
最初のヤマトのアニメを見聞きし、
世の中にインパクトを与えた交響組曲を聴いた世代。
……これに影響されてアニメの世界や映像の世界へ行った人、
宇宙開発方面へ行っちゃった人、科学者になった人がいたと同様、
音楽の世界に入っていった人たちもたくさん知っています。

あの音楽は、確かにクラシックではなかったのですが、シンフォニーではあった。

吹奏楽で演奏するヤマトの魅力と、
シンフォニーで演奏するヤマトの魅力。
どちらも素晴らしいし、どちらも血沸き、肉躍る、だけど、
それぞれが違った魅力を備えている、と思っています。

私が弦楽器を演奏できるようになったのは、その頃から20年後でしたから
あの響きを自分でなんとかしたいと思ってもできるわけありません。
ですが、例えば、管楽器を吹いていた人たちでも
吹奏楽で演奏する一方、オーケストラの中で演奏することを選んだ人たちもたくさんいる。
弦の響きの中で吹く旋律や和音と、
管楽器の中で歌うメロディでは、これはまたまったく別のものだから、だと想像します。

                 ・・・
もう一つ、今週聴いた、ぜんぜん別の話。

あるプロオーケストラのコントラバス奏者とお話をする機会があって。
ご存じのようにコントラバスという楽器は、「弦バス」とか「ベース」
とも呼ばれて、吹奏楽団の中にも居ますよね。
たいていのコントラバス奏者は吹奏楽でエキストラやった、なんて経験もあります。

オーケストラに弦楽器が存在する価値はどこにあるか、という話になりました。
吹奏楽でも、優れた編曲であれば、豊饒なサウンドを実現することはできます。
しかし、管楽器というのは一つの音の倍音で構成されているのだそうです。
だから、様々な音色の幅を出そうと思うと弦楽器が必要。
弦は弦で、同族楽器の五部ですから、それはそれで混ざるんですけども、
管楽器群とは異質な響きがするでしょう? 弦の透明感というのはあるけれども
弦が入ることで、様々な雑音(楽音、でもいいのですが)が生まれる。
管楽器の方が、実は純正な音がするんですよね。……目ウロコでした。
音の立ち上がりの性質、という意味では、
音の芯を作るのはどうやら弦楽器のようです。

ヤマトのシンフォニーが、ロックであり吹奏楽でありながら
オーケストラサウンドを使うことによって
新しい表現を生み出したのは
ここらへんにあるのかもしれません。

……ということで、きっかけは「亜流」じゃないよ、という話でしたが
別にそれが趣旨ではありません>某管理人

吹奏楽団の人々に、
「吹いてきた大好きな曲を、ここでまた演奏できる喜び」
があったとすれば、
オーケストラの人の中には
「演奏することができなかった大好きな曲を、いまステージで演奏できる喜び」
があると思います。某プロオーケストラの弦楽器奏者から言質も取った話です。
「ヤマトっていいよね~」というのは皆同じなんですよね。

いいないいなぁ。
一緒に舞台を見た友人とも、どなたかも書いてらっしゃいましたが
“アマチュアが乗っているのなら、自分も吹きたい”
(私は吹奏楽の楽器は出来ませんので無理ですけど、、、フルートをちょろっと吹くくらい)
そういう気持ちはよく、よっく、わかります。

考えてみれば、
大阪市音楽団(吹奏楽)のほかに、
日本フィル、新日本フィル、東京交響楽団、大阪フィル、東京ニューシティ・フィル、シティ管、そして神奈川フィル。。。
彬良さんが関わっていかれるオーケストラは、次々とヤマトの音楽を演奏していかれるんだなぁ(東響だけは違いますけどね<をい)。

さらにさらに「2199」の音楽が発展して、生サウンドで全国ツアーとかやって、
皆さんが聴ける環境ができるとうれしいな~、ということと、是非是非、皆さま。
「耳を開いて・全身で」聴いてみられてください。
オーケストラにせよ、吹奏楽にせよ、
サントラとの大きな違いを体感できることと思います。
2012_11
16
(Fri)18:44

閑話休題・1

 11/10レポートがちっとも進まないのですが、この日(>11・15)、仕事で銀座へ行ったら、
「あら、今日だったのね」のボジョレー・ヌーヴォー解禁日。
その日はカイシャへやたら人が来る日だったので、どうしよっかなぁ、1本買っていこうかなと
余程迷いましたが、わざわざ高くてマズいもの飲まなくてもね~、でも賑やかしだしな、で
諦めました。
 ボジョレくんは、フレッシュな味わいが美味しくないわけではないのですが(好みはある)
しっかりしたボディのが好みなワタクシ的には、あんまり好きな方面ではありません。
けどもやっぱり11月の半ばにこの風景を見ると、バブリーな時代が懐かしいですね♪(^_^)

 今年はあんまり出来がいまいちだとの噂。
 それでも、やっぱりボジョレー・ヌーヴォーで乾杯! という気分は悪くないなと思うのです。

ボジョレ2_2012-1115
2012_11
11
(Sun)22:50

ヤマト音楽団大式典2012・その2

 さて、続き。(いっぱいご訪問、ありがとうございました(_ _)。いいのかなぁ? こんな独断と好みで書いた音楽レポートなんて紹介しまくって>77さん・笑)

 ここらへんでプログラムを見てみます。
 うかつにも、忙しいとチェックしそびれるの典型で、「2199のサントラ」が発売されることを数日前まで知りませんでした。狂喜乱舞したのは言うまでもありません。それで、「会場ゲット!」に燃えたワタシ。
 
▼No.7コスモタイガー(Wan・Dah・Bah)

 ヤマトの音楽の特徴のひとつに、「音楽を聴くと場面、、、だけでなくその時の心情シーンまでよみがえる」というのがあります。
 これはまぁ当たり前のことで、たいていの映画やその他でもそうだし、ハリウッドなんかは明らかに「そう作る」のが作曲技術なのだそうですが(<ちゃんと作曲の授業でそう習ったのよ・笑)、アニメは、そうでもないなーというのが後付の想い。これは後述しますけど、ヤマトは音楽にこだわったプロデューサーで、天才アレンジャーが関わっていたからできたことなんだろうと思います。それと優れた選曲担当・音響担当がいらした。そのコラボレーションなんだと思いますね。

 話がズレましたが、話のネタになり続けている「ワンダバ」。このトークも何度も聴きましたが
 それでも、可笑しい! 毎回少しずつ違うし。「ツブラヤですね」でわからない人もいらっしゃると思ったのか、きちんと『帰ってきたウルトラマン』と解説しておられました。
 私は『セブン』だったように記憶していたのですが、前にもコメントいただいたんですよね確か。

 この“ワンダバ隊”ですが、生のワンダバには実はマジで感動しました。東京混声合唱団の男声メンバー5人、このひとたち、「ほんとーに凄いプロ」でございます。日本は土気のような吹奏楽団もですが、合唱もアマチュアのレベルは高くて、ほとんどプロとアマの違いはありません。それも道理、演奏活動でご飯が食べられないからで、しかし中でもいくつかの(ジャンルの異なる)プロの合唱団があり、中でも、オペラや宗教曲、オーケストラ方面ではなく、「心底合唱」のプロフェッショナルなのが、ここの楽団です。(実は綾乃は、ここの就職試験を受けて、落ちたんだー・笑)
 
 この曲、ともかく鳴りはじめた途端に、ヤマトの射出口から飛び出すスピード感あふれるコスモファルコンのシーンが思い出されて、演奏どころぢゃなくなってしまうんですが(爆)。ともあれ、全ヤマト通して、私は本当に艦載機隊の発進シーンが好きでありまして、それは、どれもこれも音楽が素晴らしいからでもあります。

 特にこの生演奏に関しては、声もすごかったですが、舞台最奥にいた、【コンガ】が超絶かっこよかったんですね。コンガは私も少し叩いたことがあるのですが、ともかくリズムを作っていく、それと音色。原始的な楽器ですが、本当にノリノリで、終わったあと、両手を上げてガッツポーズしてたけど、皆さんきちんと拍手しましたか?(^_^) すごい良かった~~。オーケストラの人と違って、リズムパートの立った曲の多い吹奏楽団では、パーカッションの活躍機会もまた違うのだろうなぁと思います。


 その東混(とうこん、と読みます。東京混声合唱団の略)の男子諸君、このあと続けて歌入りの曲。

▼No.8 ガミラス国歌「永遠に讃えよ我が光」

 監督作詞のこの曲。私は発進式の時から、サントラになって歌詞が書かれて楽譜が出るのをいまかいまかと待っておりました。サントラは出ましたので、楽譜は…自分で作るからいいや。簡単だし。
 何故か。
 【良い】のですよ。ガミラス帝国というものの性質と、デスラーへの崇敬。それは、ここまでの第二章まででシュルツやその周辺のひとびとが見せた“ガミラス”という政治的つながり、その国民たちのある種の賛歌ですよね。地球とは別の文化圏にある、ある国家の。
 私は民族主義的なことは好みませんが、自国に誇りを持ち、互いの星や自然を愛し、それをたたえ合う気持ちは素晴らしいと思います。歌詞もいいですし、曲も自然に高揚する、、、それとこれ、旋律の作り方に、彬良さんの「やさしさ」のようなものを感じるんです。これは感じ過ぎでしょうか、とも思いますが。
 「2199」の新曲の一つとして、そして三重唱くらいになっていたんでしょうか、オクターヴの響きで鳴る男声合唱に、マジで心が震えました。素晴らしい。あとで聴いたCDより良かったです(同じメンバーでしたでしょうけどね)。

▼No.9 銀河航路

 そうしてこれが続きます。「2199」の冒頭がこれだったせいか、パブロフの犬のように、条件反射で切なくなってきますよね。曲調が明るいだけに、よけいに。希望、宇宙、船出。。。私の好きなもの全部詰まっていて。なんというのかなぁ、、、

 それで実は、No.8あたりから、涙腺ぶっこわれてまして。泣いてました、やはり人間の言葉、歌というのは心に響くのでしょうね。私自身は、(おそらく皆さんと違って)第三部の歌手の方による歌よりも、こういった歌に弱いのです。

 余談ですが、この曲が第一章で流れて、またBGMに何とも効果的に使われた時に。一番、胸に去来した想いというのは、「あぁよかった…」だったのです。これはとても個人的な意見になりますが、あれほど大好きな宮川さん-ヤマトの音楽の中で、1,000曲近い曲の中で、1曲だけ、「大嫌い」な曲があります。できれば作曲してほしくなかった。……それが、名曲の一つに数えられている「英雄の丘」なんですよ。
 皮肉で付けたタイトルでしょうかね? プロデューサーも、作曲家も、そうではないようなコメントを残しておられます。あの曲を最初に聴いた時に、頭を殴られたような気がしました。あれは、まさに【軍歌】の音律であり、作り方です。軍歌そのものは名曲も多いですが、私はけっしてそれを肯定できません。あの時代の作曲家たちが、どういう歴史を持っているか、そう考えればたまらないからです。
 生み出されたそれらの曲が果たした役割の大きさは認めますし価値もあると思いますが、あの中で、それを再現することに、怒りすら覚えたことは今でも自分の中に根深くあります。

 彬良さんがどのような想いであぁいう2曲を作られたかは推し測ることしかできませんが、彼ならけっして軍歌調のものは作らないだろうし、監督も求めないでしょうね。
 その中で、戦争ものであり、より軍隊に近い性格を帯びた「2199」で、それを表現した。それも感じたといったら感じすぎでしょうか。だから素直に感動できることが、とても嬉しかった。

                    ・・・
 さて、歌隊が引っ込み、彬良さんと太田さんのトーク。

 どうでもいいのですが、この太田さん、苗字の所為と、体型の所為で、あの太田くんに見えて仕方ない(笑)。でもとてもクレバーな方という印象でした。

 ヤマトが何故、あんなに人々の心の中に残る作品であり得たか、という話を彬良さんなりの解釈で仰っていました。この話は初めて聞くのですが、熱く、熱く語っておられた。
 彼は音楽面からそれを語る。

 プロデューサーが、まず主題歌を2曲作った。阿久悠の扉を叩く。そこがまずふつうではない。
 そうして宮川泰とともに、あの主題歌を作った。

 現在は、オープニングとエンディングを別の作曲家に作って貰い、本編のBGMは関係なく作られる。ところが、ヤマトでは、あの主題=テーマがあらゆる場面で展開され、アレンジされて使われる。73曲ある旧曲の半分近くが変奏曲である、そう言われる。

 おっしゃる通りで、観ている方は、それで熱くなる、というのはありますよね。
 しかも、宮川泰というのは、作曲家としてもすごかったが、アレンジャーとしては最高の天才だった。これは、宮川さんのお葬式の時に(私は参列しましたので)、弔文を寄まれた、やはり作曲家のどなたかが仰っていたように、かの前田憲男さんの言葉として引用していた。それだけでなく、すでに定説になっています。

 あるモティーフを元に、様々な変奏などで展開していく。
 これは作曲家が交響曲を書く時の方法でもある、、、と彬良さんは仰る。

 そうなんです。メロディーのテンポを替えたり、変奏したり、あるいは逆に置いてみる(対旋律)。どんどん上げる、どんどん下げる。リズムパターンを変える、ポップスアレンジしてみる。
 ともかく、あらゆる手法を使って、そのシーンにふさわしい“ヤマト感”を出していますよね。
 これも、譜面を書き起こしてみればよくわかります(<と彬良さんも言ってましたが、私も高校生~大学生にかけて7~8曲くらい、それをやってみて、実感しています)。

 それはどういうことになるか。
 全体の統一感が出来、一つの音楽作品として残ることができたのはそのためだと彼は言った。
 そういうことなんですよ、皆さん。

 ということで、それの代表のような2曲で締め、です。

▼No.10 ヤマト渦中へ

 「ぶんちゃかヤマト」とよばれている曲。
 大好き! です。
 で、これはクラシックの手法では書き取れないし演奏できないので、悔しかったたぐいの曲になりますね、彬良さんの新曲の一つ。

 もう1曲、少し似ている編曲がされた「宇宙の、、、を行くヤマト」という(泰さんの)のがあって、これはピアノで起こしてみましたけれども、強弱の激しい、速い2拍子の上に切迫感のあるヤマトのテーマがかぶって、トリルだのなんだのが派手に鳴り、金管がかぶさるように降ってくる。
 弾いてると楽しいだろうなぁ、いいなぁ。

 第二章の木星のシーンで使われましたよね。
 そうして。
 この曲を聴くと、旧作・島大介と艦首から切り込んでくるヤマトの雄姿が目の前に浮かぶんですよ。く~~~!島くんかっこいい!! です。ヤマトそのものが戦いに行く、そういう感じなんですよねぇ。いいなーーー、くくく。

 (落ち着け>私)

はぁ。
…これは明らかに彬良さんのオリジナルの1本です。旧作のエッセンスと「2199」の場面を合成した、見事な曲だなと思います。


そして最後は。

▼No.11 大河ヤマトのテーマ

 これを生で聴く興奮、というのはある。
 ヤマトが新しく旅立っていく時に、使われる曲だけど。編曲はこの大楽団で演奏するにふさわしい。

ということで、第1部、終わり。

私的には、ここまでで終わってもいいんだけど、第四章は見たいです(笑)。

                ・・・
 ちなみに、歌入りの2曲は、本当に素晴らしく私好みだったりするので、サントラを入手して歌詞をゲットしたので、さっそく、合間を見て(本当に“合間を見て”。電車での移動とか、打合せの待ち時間に喫茶店で、とか)、楽譜を作りました。「銀河航路」は済。「永遠に讃えよ我が光」は、やってる最終。これから編曲して演奏できるようにするんだもん。欲しい方は、お問い合わせください(冗談)。

                ・・・
 そうして。
 興奮の第四章“銀河辺境の攻防”より、第11話「いつか見た世界」。
 大満足。

 ガミラスの組織や人間模様が垣間見え、デスラーやドメルの関係性(これまで出てきた部分とつなぎ合わせると)、メルダ・ディッツと山本玲、島親子のこと、地球やヤマトのヒミツもちょっぴり。
 この話は物凄い密度でしたね(戦闘はないんだけどなー)。
 で、古代進は、ようやく少し主人公らしくなった、、、と私は思うんだけど、根っからの古代ファンには、まったく物足りないらしい。。。そっかなぁ??? 私、この古代は好きだけどなぁ。

ということで。

3・に続く…
2012_11
11
(Sun)21:46

ヤマト音楽団大式典2012・その1

 よく晴れましたね。
 行ってまいりました、週末の行楽で賑わうディズニーの街・舞浜。「舞浜アンフィシアター」。

 本当は早く行って開場と同時にグッズをゲットし、余裕で楽しむ予定だったんですけどねぇ。。。もう疲れ果てててまして、前々日までは「う~どうしよう」状態だったです。なので当然、朝は起きられず、ぎりぎり(とはいえその前に友人と会う予定をしていたので、12時半ごろには駅に到着。。。はしたのですが)。

 2人ほどの方とお会いし、ブツの交換(笑)などを行って、ともあれ会場に移動しよう、とパン屋さんでパンと飲み物を購入。入場する人々を眺めながらのベンチでのランチとなったわけですが、そこへやってきた某知人のご夫妻。せっかく持ってきたんだからとカメラでパシャ。

 中はどうせ撮影できなかったので、せめて外側なりと、、、と思ったのですが、撮影したカードデータが見当たらない(>_<)また見つかったら写真をはめます。小さいカメラ買わないとな。。。

 遠来のヤマ友と席に着くも、場内はなかなか良い感じです。ブルーの光で舞台に浮き立つヤマトの文字。ステージの奥まった場所に設置されたウインドオーケストラ。よしよし、音響も、これなら美しいでしょう。なんか良い雰囲気で会場までの時間を過ごしました。

                 ・・・
 さて端折ります。
 詳しいレポートは、ご挨拶はできた [某様]のブログ にすでに詳しいので、
繰り返す必要もないような気もしますが(^_^;)、別の[某様]に「レポートっ! 特に1曲目!!」
と念押しされたので、なんか書いてみます。
ほかのひとが書かないようなことがいいんだよねー、う~ん、本気で書くと
好き嫌いになっちゃうからなー。
だいたいウインド(吹奏楽)はまったくわからんジャンルですんですが。

 とてもスマートな始まり方で演奏会がスタート。
 青い光の中、楽団が入場し、配置に着きます。中央にピアノ、その前に指揮台。
セットアップが出来たところで、演奏、スタート。
 予想どおり、「オーバーチュア」でした。

第1部は、一応、プログラム順になんか書いてみましょう。

第1部/ヤマトサウンドの世界
▼No.1 オーバーチュア
 サントラには収録されていません。この式典のために書かれたのでしょうか?
 テーマ音楽を使い、交響組曲からのリアレンジですが、彬良さん独特&2199色も着いた
オープニングにふさわしいものだったと思います。
 部隊奥には120人の大合奏団>ヤマト音楽団 これは大阪市音楽団(プロ)と
土気シビックウインドオーケストラの合同による吹奏楽団です。

 左手奥にはあとで登場するワンダバ合唱隊(東京混声合唱団の男声メンバー)が立つ。
 静かなテーマメロディは、フルートから始まって、ピッコロへ受け渡され、
ハープがそれをフォロー。
そうして旋律は金管へ移り、トランペット、まるで水の流れのようなシロフォンの響き、
男声合唱のハミングがかぶさる……となかなか贅沢な美しさ。すっとヤマトの世界へ入っていきます。

 幕間。
 楽団と彬良さんに加え、司会の太田真一郎さんが登場。
 彬良さんはもちろん、太田さんのお人柄や語りも、会を盛り上げた要素だったようにも思います。
 もしかしてこの方も、けっこうファン度が強いのかしら? と思った会話が展開していました。

▼No.2 組曲「宇宙戦艦ヤマト」I.序曲/II.宇宙戦艦ヤマト/III.出撃/IV.大いなる愛
 これは楽譜としてこの春出版され、私たちが夏に
「ヤマトの音楽を演奏するプロジェクト」で使った楽譜そのものです。
(グッズ売り場でも売っていました)ただし、宮川泰さんが作・編曲をご自身でされ、
さらに彬良さんは、この日のために吹奏楽アレンジしています。
 一緒に行ったヤマ友も、この時にらっぱ吹いて(ヴァイオリンだ本番は)た友人
なので、2人で頷き合いながら聴きました。

 これは前から言われていたことだったんですが、彬良さんの吹奏楽アレンジというのは
たいへんに豊饒で、ブラスブラスしてないのですね(<どういう表現や)。
つまり、金管ぱぁ~、派手派手! みたいなのではなく、オーケストラサウンドに
近い、音楽の柔らかい部分や深い表現力を、弦楽器無しで表現する技術に
長けている、、、と思います(うわぁ、なんかすげーなまいきなワシ)。

 1曲目。スキャットがクラリネットソロからホルンに受け渡される。元の楽譜では
「インスト」と書いてあるだけで、「Voiceでも可」というシーンですので、
あの時は声やヴァイオリンでやりましたが、クラリネットの柔らかいソロは
なかなか良い雰囲気でした。ここでオーボエじゃないところが。
それでホルン、さっすが上手いですねぇ。
 弦楽器の働きをするのはほぼ木管楽器で、中高生のコンクール仕様でない演奏は
めったに聴けないので、とても素敵です。気持ち良く聴かせていただきました。
 4曲目だけは、大きく異なる編曲。
で、私はこっちの方が好き。もとはピアノが大活躍する作りなのですが、
演奏されたのはリズムセクションがベースを担当して、その上にフルートが
緩やかにあのメロディを吹くんですね。
 かなり音を少なめにした編曲なのですが、すごくジン、ときます。


                      ・・・
 ここでトーク。

「アニメそのものは知らないがヤマトの音楽は知っている」
「これが吹きたくて吹奏楽部に入った」
そんな人たちが多い。今の子どもたちも知っている。
 そういえば別の話で先般、宇宙戦艦ヤマトの音楽を、東京シティフィルが演奏会前の
ロビーコンサートで演奏するのを聴きに行ってきたのですが。
司会の楽員が、「宇宙戦艦ヤマトって知ってる人?」
と子どもたちに問いかけると、一斉に「は~い!」と手が挙がって、言ってる本人が
びっくりしていた。でも実際にアニメを見た人はさほど多くないようです。

 音楽を知っている人は多いが、実際のアニメを見てない世代(人々)は多い。
 そしてアニメファンは、生の演奏を聴いたことがない人が多い。

 この二つを融合させたかったのだ
、と彬良さんは言う。

 これは私も声を大にして言いたい! ヤマトの音楽はそれに耐えうる質と広がりを持っている。
 さらに量もある、なにせ1,000曲だから。

 だから、演奏され続けていくべきだし、聴かれ続けていく価値がある。
 CDで繰り返し聴いて満足しているのじゃなくて、舞台で聴こうよ。
弾ける人は弾こうよ。吹ける人は吹こう。
それが無理なら生の演奏を聴きに出かけていきたい。
その音のシャワーの中で、いろいろな場面や、その時の自分や、古代くんや、
島くんや、、、皆の生きざまを抱きしめたい、、、と思うんだな。

 応援してますし、チケットも売ります(買います)から、がんばってください!

 私もなるべく情報が入る限りは、ここに掲載していきたいと思っています。
 そのくらいしか出来る応援はないんですけども(^_^)♪

                   ・・・
 さてここから司会は彬良さんに交代。
 ここのところ続いていた「ヤマト音楽勉強会」の、一部ワークショップ(笑)という感じになります。
 10月の公演やその前の神戸に行かれた方は、「またかー」な内容ではありますが、それを毎回
 新鮮に聴かせてしまうところが、彬良さんて芸人っすね。落語か狂言か。

 ヤマトはロックだという話。
 クラシックじゃない。ただ、これは短絡してはいけない(と思う)。
 ロックなリズムと和声進行のベースの上に乗った、クラシック音楽の手法を使ってアレンジされた、名曲である、ということにしておきましょう。
 もちろん、モロにロックだったり、フュージョンだったりする音楽もいくつもある。

 本当にシンプルに和声が展開していく。
 上がるだけ、下がるだけ。五度圏の教本のような音の広がり。本当にそれが美しい。
 でもね、譜面を聴きとって書いてみればわかるんですよね。クラシックの音作りだけでは、演奏できないのよ。どうしてもリズムセクションがあり、そっちの音が入らないと、完成できないわけ。
 それで挫折感たっぷりに味わった覚えがあるんだからー、ほんとにもう。

 そうして、1974年に作られた、恐ろしく新しいサウンドの名曲を3曲。
▼No.3 探索艇 ▼No.4 無限に広がる大宇宙 ▼No.5 艦隊集結

 彬良さんがピアノを弾かれたりすると、ちょうど私の席から手の動きが右後ろから見える。
どんな音を使っているんだろう、編曲は? って、真剣に見ちゃいました。…次、あれでいこうとか(笑)。
この3曲は、どれも本当に好きな曲でした。

 「無限に広がる…/美しい大海を渡る」のつくりを、
「音楽はバッハ、リズムはイーグルス」と仰ってたけれど。
なるほどそうなんだな。
バッハも使ったベース音で、単純に下降する音程がある。これはバロックの手法だと
悲しみを表すんですね。それでいて跳躍は、開放と希望。全部含まれていたりする。

 まぁベース音が下がってくのは、ロックでも使うけどなぁ、当たり前に。

▼No.6 地球を飛び立つヤマト

 ここのシーンが好き、という人は多いです。かくいう私もその一人です。
 一番感動したのは旧作ですが、実写版が一番演出は上手かったと思っています。
 2199はちょっと早かったぞ(笑)。

 それでもこれが名シーンであることには変わりなく、ここについている音楽が
物凄く適切で名曲であることにも変わりはありません。わくわく&涙ですねぇ。

 でも。どうしてくれるんですかっ。
 あそこに来ていた人・全員、たぶん、これからあのメロディ、「さ~がれば上がる~~♪」
って聞こえるに違いありませんですよ、もう。ふんとに(-_-)。
 これはベース音は上行進行のスケールだという話をされていました。

 これは、増四度の入ったスケールです。途中の半音が一つ上げてあるために、
普通のドレミファ…よりも、より明るく展開するというかな、そこで音の色が変わる。
 うわぁ、確かによく分析してみると、こりゃすげーわ。(と今更ながら私も思う)

・・・この調子で書いてるといつ終わるかわからないのですが、
せっかくメモを取りながら聴いたので、続きはまた、ということで
しばらく続けてみたいと思います。ご意見、ご希望があればどうぞ。

肝心なことはあんまり覚えてなかったりしますが、すんません。
それは他の方のレポートでお読みくださいませ(_ _)。

(2 へ続く、、、)

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2012_11
09
(Fri)12:11

ヤマト大音楽式典

 しばらくストップしていました、激忙しくて(_ _;)。
 私、“忙しい”っていう言葉は嫌いなんですけどね、何故なら、「忙しい忙しい」って言っている人ほど、忙しがってる状況を見せてるだけで、本当に仕事とか用事とか、こなしていない場合が多いからです。ほんと、会社とかにはよくいますし、会社でなくてもね、いろいろ社会にはいらっしゃるようですよ、この手の方。
 これも、その人の評価、というのと同じ、他人がどう判断するかというとこもありますし。
 人が見て、忙しそうと思うんなら、忙しいんだろうなぁ。
 でもまた、忙しそうに見える、というのは「修行が足りん!」ということにもなるんですけどね。

 話がズレましたが、復活! です。
 まだ寝不足は解消していませんが(毎日27時ごろ寝て7時とか8時とかにおきてます。からだのふしぶしがガチガチして起きられなくて、最初5分くらい、う~んう~んと唸ってるでし)、なんとか元気です。

 実は、胃炎で倒れたのですよね。そんでもって、QQ車寸前になったもので(明け方だったので、そのまま我慢して9時から医者に運んで貰いましたが)食事が普通にできなかったため、三日間、うどんとバナナ。でもまぁこれは美味しかったからよいとして(笑)。こういう時、マメなツレがいると助かる(笑)。

 それでようやく普通の食事が普通には出来るようになりましたが、酒が飲めない!(泣)
 おいしい酒はストレス解消の良いアイテム(愚痴言いながら居酒屋でクダ巻いちゃだめですよ? 美味しく飲まないとだめです)なんですが、これがダメとなると。。。え~ん(;_;)。

 まぁそれでも、ここのところ毎日、(仕事で)外人攻勢で、英語やらドイツ語やらを使う日々が続き、それでも友情というのは国籍も年齢も超えられるなぁと実感。あちらの人は感情表現がオーバーなので、それにとてもあったかいです。これは日本人でも同じなんですけどね。たまたまそういう機会の方が多いだけ。
 友だちと仕事する、っていうのはわりとどうかと思うことが多いのですが(上手くいくことも多いですが、友情も壊れる結果になりかねない)、仕事相手と信頼関係が結ばれて結果、友人になった場合は、これは長続きすることが多いです。20年30年付き合ってる友人も、そういう人たちだと、普段会わなくても、わりと大丈夫ですね。やっぱり最初にイヤなとことか本音とか、本性とかで付き合うからかも。

               ・・・
 あ~、前置き長い。

 ということで、明日は元気に「ヤマト大音楽式典」へ行って参ります。
 えへへへ。一応、先行発売でゲットしていたんだよ♪
 「ヤマトの音楽を演奏する会」で知り合ったお友達が上京して、一緒に行ってくれるので、終わったあとプチオフやる予定です。「私も行くよ~っ」て人は声かけてくださいね(って綾乃はほとんど顔は知られてないからな・笑 三日月さんちにいたときも営業はお任せっぱなしだったし)。
 メールいただけましたらと思います。
 外からはブログメールは読めないので、朝まで限定。

 さて今回のプロジェクトは音楽関係ネットワークではなくてヤマト関係ネットワーク仕切りなので、事前情報まったく無しの状態で聴かせていただこうというわけです。「なんでオーケストラじゃなくて吹奏楽なんだよう」と某クルー(事務局)に文句を垂れたのはワタクシですが(いや、ちゃんと「ウインドオーケストラ」と表記してくれ、と希望しただけです)、もちろんそんな声はいくらかあったのではないかと。
 基本的に弦楽器の入らないものには興味関心の薄いワタクシなのですが、彬良さん&大阪市音楽団のアレンジは、さすがに「アレンジの天才・泰さん」の子息。なんというか、豊饒なんですな。ブラス独特の、、、ではなく。そのあたりも聴かせていただけると期待してます(<ってキツいよな、自分)。

事前情報といえば。

インターネットラジオ そこあに
「宇宙戦艦ヤマト2199 音楽編」 #245
http://sokoani.com/

で読めます、とどなたかに教えていただきました。
レポートも、一応しますね(^_^)。あんまり期待しないでお待ちください。

ではでは。

管理人