LFJ2013(ラ・フォル・ジュルネ)のGWが終わって、さすがに今回は三日間、好きなこととはいえ仕事で詰めっぱなしというのはキツかった。思ったよりも待機が多くて、消耗したし、遊べなかったし(>_<)。それでもフランス音楽三昧で楽しかったレポはまたのちほど、ということにして。
今日はやっぱりこれを書かないと寝られない、、、仕事も手に着かないし(*^_^*)、、、だめです。
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タイトルで「ピン!」と来た方は、“お仲間”かお芝居好きですね。
現在、上演中の長塚圭史さんのお芝居、幕末の水戸天狗党に題材を取った、ストレートプレイでございます。主演は小栗旬。『リッチマン&プアウーマン スペシャル』のあと、ほとんど他の仕事はせずにひと月(あ、CMはやったらしい、わりと大きなの)。稽古に次ぐ稽古だった模様でございます。最近ではなんだか別のプロモーションなんかもしてるみたいですけど、初日が開けて四日目。そろそろ板に着いてきた頃か、ということと私の仕事のスケジュールなぞありまして、ヤマトなお友だちと見に行くのを楽しみにしておりましたのです。
ところがところが。
この彼女が突然の仕事が入りまして、直前に行けなくなっちまったんですよん。
なにせ平日の「マチネ」だし。連休明けですから。親しい人で、彼に興味のある人々を片端から当たってみましたが、皆さん、悔しがりつつ、「×」。次に主婦層に絨毯爆撃いたしましたが、こちらもパートや仕事で×。
オフィシャル事務所通しの、しかも相当の倍率の抽選で当たったシロモノです。外へ流したりネットで知り合った人にお渡しするわけにもいかないので、一人で行くか? いやなにより“勿体ない”でしょ? お誘いしたけど「無理(;_;)」だった皆さん、そうおっしゃいました。
平日に会社の休みを取ってまで、見にいってもいいよな人々は、だいたい心当たりは当たりつくしたところで、連休に突入。。。
ところが。
久しぶりにオシゴトで連絡した某先輩、、、このひとがO栗くんの兄貴分みたいな人なのですね。この方もワタクシには結構憧れでありまして(<ってその割には仲良しですが)、久々に会いたいし、お話もしたい。超忙しい方なのですが、ダメ元で誘ってみたところ、別の共演者(有名人です)からも観に来いと誘われていたらしい。ただし、チケットがすでに3月の段階で完売。とても無理とか思っていたらしい。ラッキー! ということになりご一緒できました。
なにせ入手ルートがそれなので、とても前の方の席です。うふふ。B列というから2列目かと思っていたら、さらにその前に3列作られていて、5列目。全体も見え、役者さんのお顔や所作もよく見える、という抜群の席でした。
14時開演、16時半まで。2時間半ぶっとおし休憩なし、という張り紙がしてありましたので、準備万端。どきどきして開演、、、つかですね。なんか生の舞台の時はいつも、どきどきしてるのですわ。少し早めに待ち合わせて、オシゴトの打ち合わせをまず済ませたわけですが、ランチもあんまり喉を通らない。午前中も、仕事してたはずですが、、、何やってたんでしょうね? “作業”くらいしかできません。
これは、ヤマトを初めて観に行く時も“そう”なのですが、微妙に違うのですね。一種のビョーキってやつなんでしょう。
……一度は、ステージに“立つ”側だった人間ですので、その頃の興奮というか、感覚が戻ってきてしまうような気もします。客観的に見られる、というのとは少し違っているようにも思います。手が震えて字が書けなかったりしますから、我ながら滑稽なことなのですが。
芝居の筋は、まだ上演中なので、書くのはやめておきます。
ただ、「水戸天狗党」の実話をもとにした、山田風太郎の原作を、長塚圭史さんが脚本・演出にして手がけ、芝居にした。最後は敦賀で斬殺された、ということと、ひどい場所に1か月以上も閉じ込められたこと、325人も殺された史実が忘れられてしまっていること、、、この芝居にはいろいろな“意味”があったように思います。エンターテインメントでありまして、楽しめるから重くはない、だけど伝わる。。。この長塚さんという方は“天才”でありますね。
ご一緒した方は、舞台芸術方面では名の通った人なので、あまり人を褒めませんが、凄い才能に出合った時は、手放し、という人です。私もそう思います。何を凄いと思ったかも(一部)意見が一致した。彼が3年ごしで「このひとの芝居に出たい」と言っていたというのもうなずけます。
出演者も凄いです。白石加代子さんの存在感、ヒロイン役・原田夏希さんも素晴らしかった。横田英司、小日向文世、古舘寛治、小松和重、大鷹明良(敬称略)ほか、私は顔はわかるけど名前と一致しなかったり、名前はよく見かけるけどお顔の一致しなかったりの方々がけっこう多かったですが、それは素晴らしかったです。
ネット新聞の記事を見つけました>>
記事公式ページはこっち>>
阿佐ヶ谷スパイダース楽屋をお訪ねした話は、けっこうお恥ずかしいので、[続きを読む]へでも(_ _)。
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