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2008_10
16
(Thu)00:15

乗りたい人。

 サイト閉鎖にあたって、処分の方法をいろいろ考え、また迷ったのですが、全部捨ててしまうほどのきっぱりした勇気はありませんでした(<だめじゃん、私・笑)。それは裏を返せば私だけでなく、いろいろなヒト、感想を送ってくださった方や、こっそり応援してくださった方のお気持ち、拙い作品なりに様々に受け止めていただいた方の思い。そんなものを数々のアプローチから知ることができたからです。
 まぁキャラそのものを消してしまうつもりはまったくないです(特にオリジナルは)。だからといって、表面に出てなければ、「いない」のと同じか?(笑)ですね。

 とりあえず、Archiveという格好で整理整頓が終われば、本当に手が離れます。や~、多いわ(爆)。上(サーバー)に上がっていれば処理もしやすいのですが、すでに消失してしまっているのも結構あって、元の原稿もプリントアウトしか無い、なんてものもありますな。自分で書いた話は全部覚えていますが、「却下!」したものも含めれば400本超えるでしょうか。よー書いたもんだ。
 それでも、タネが尽きるということは(今でも)ありません。書こうとおもえば、まだいくらでも書けます(たぶん)。でもそのつもりはないですな、今んとこ。

 優先課題から片付けていて、先日、 「紗月作品index」 を預けました。公開時期は任せていたのですが、手の怪我で少し遅れたようです。とりあえず、10本、『聖夜』以外は載せてあります。読み直してみると、けっこう面白い(^_^)。ふむ。まぁ『待ち人』は別格としても、『片えくぼ』や『おむすびa』あたりはさすがに上手くて読ませてくれる…と私は思うけどな(うちの四郎くん特別出演だし)。
 あちこちにお預けした作品はそのままになっています、「星花繚乱」様『三匹のこぶた』、「第三艦橋」様『ある3月の出来事』、「Bluest」様の『月の夜』『銀河の中で…』。それは、それぞれのサイト様がなければ、また私がそこの作品を好きでなければ生まれなかったものですから、オーナー様が「もーえぇわい」というまではお預けしておきます。正確にいえば、「NOVEL」も、「三日月小箱」に預けたはずの作品のいくらか。これも紗月の裁量なのですが、ここらへんはびみょーです。こっちは全部抹消しなかった段階で、弱いよなぁ(笑)。

                        ・・・
 2年半でいただいた膨大なメールの中の3分の1から半分は、不思議なことに葉子のファン、または葉子と四郎のファンの方なんですね。とてもありがたいことだと思います。ごく最近、いただいたメールに

 >若い頃、自分が女の子であることをつまらなく思っていました。
 >次に生まれるときは、絶対に男に生まれたいと思っていた
 >女の子だからできない。させてもらえない。
 >いつだって、波瀾万丈な主人公は男の子だった
 >結局、それは男女の差ではなく、自分の意志とか選択の問題なのですけど。
 >葉子ちゃんのように生きてみたかった
 >地球で待っている恋人ではなくて、一緒にヤマトに乗り組みたかった。
 >あの世界でみんなと一緒にいたかった。

というのがありまして(引用、ごめん>該当者)。これ、そのまんま彼女が生まれた経緯と被ります。同様なお便りはけっこう多いです。私自身は、さほど思い入れがあるわけでなく、作者との共通点も実はほとんど無いんですが、最初に「宙虎」のシーンが頭に浮かんだ時に、決めていたのは。

 ・戦闘員の女であること。メインキャラより年上がベター
 ・男に媚びないタイプ/だが嫌悪感を持っているのでもツッパリでもなく、男勝り、というタイプでもない
 ・古代進に惚れる→失恋する

という設定だったわけです。メインキャラの中でなく、「ヤマトに一緒に乗り、一緒に先頭切って乗り込める能力があり、ほかのことはあんまり構わない」。で、恋愛感情は持つんだけど、そういう“わりと天才型”にありがちに、自分の感情にはわりあい疎い、という風に感じたわけでした。
 加藤三郎との恋は、状況からして“必然”だったんですが(山本は最初から古代進一筋のバイ設定だったので、ありえなかった)、四郎との出会いやその他は、ウェッブに発表して皆さまとのやり取りをしていなければ出来なかった話だろうと思います。もともと、「時空の果て」ん時は死んでるはずだったしなぁ(<をい)。「小さな城」の星で事故でお亡くなりになるのは、パラレルAの秋生や哲郎の友人たちではなく、母親の葉子自身のはずだったんです。

 それを考えると、おもしろいなぁ、生き物だなぁと思います。
 もちろん、書いてるのも考えてるのも私のはずなんですけどね。

 ともかく、“ヤマトに乗りたかった”です。たぶん、焦がれているのはあの艦(ふね)であって、古代進でもなければ、島大介でもなければ(って、島かもだけど)、加藤三郎でもなければ(いや、そうかもだけど・笑)…。で、森ユキにはなりたいと思ったことはないけど(なれねーって)、古代進になりたいと思ったことはあったよね? 違います? もちろん、子どもの頃のことでしたが。
 だから、艦の中の様子を書きたい。書けないのはわかっているのに無理してでも、書きたい。宇宙に行きたい。書いたり読んでいる間は、彼らと一緒にいられるでしょう? それってやっぱりファン心理なのでしょうね。だからこそ、その世界は壊したくなかったわけです。自分の方に引き寄せて貶めて何になる!? ならねーよ。力不足は否めません、所詮、アマチュアですから。

 書いてるうちに、えらくスーパーウーマンな人になってしまいましたが、初代ヤマトの搭乗人員は皆、ソウだという想定なので、構いません。そして、“(艦に)選ばれなかった”代表が、川井里美で、彼女の方が自分に近いな、と思います(ですから好きではありません・笑)。めっちゃ共感しますけど。

 海軍というところは、コマであり部品である一人一人が、違う役目を持っているから、誰もが大切なんだと、何かの本に書いてありました。だから出てきたテーマが“艦底”。某所のBBSで、「じゃぁ機関部は××さんが時間ができたら書くということで、私は艦載機隊を担当します」そんなこと言い合ったのが、2年近く前でしたな。懐かし~。いろいろな人々の魅力とか、仕事とかを、書いているのは楽しかったですし、いろんな女性の健気さとか、男性のだらしなさとか、魅力とか。弱さとか、信念とか、書きたいなと思って、少しでも伝わったものがあれば、幸いでした。

 最近のラノベとか少女小説は、「少女が戦うもの」というのが基本なんだそうです。男の子たちが読むものもそういう、俗に言う“萌え”があるんでしょうし、女の子たちは自己投影しやすくていいんだって。…とまぁこれも、ある本に書いてありました。フリーな世の中になったんじゃないかな。何につけ、その人次第ですね(といっても、完全にfreeのわけはありませんが)。

 ・・・今さらですが、お礼まで。(メールを書かねばならない方々、少しずつ書いてます。頭がもうアッチに行ってしまっているので、なかなか書けないんですが。忘れた頃に届くかもしれません。ではでは)

・・・
三日月メールの方にご質問があったので、ここで答えちまいますが(>メール、もう少しお待ちください>該当者の方)。

秋本真耶さんとコラボした、ギャグでBLでSMでプチ・パラレルな話ですが、あれは、どっか置く場所でき次第、再掲載します。まだ、ファイル整理が終わってないのです。あの「戦士たちの安らぎ」は、続編を作成中でした。「ざ・合宿(仮)」というタイトルで、ヤマト3のパチもん(笑)ですが、原案者がいますので、これもいつかできたらどっかへ置く×2 になる予定です。(ただし、どっちも時期未定)

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