タイムマシン企画
一昨日、紗月のブログを見て、「続きを読みたい」と再度言ってみたものの
どうしても今さら“島くんの話”など書いてくれそうにない。
おまけに、今なら絶対あり得ないラブロマンス風だぁぁっ(*^_^*)
ということで、少し足してみたら、思いの外受けたので
ちょっと最後まで話だけ作ってみた。紗月と共作です。
なので私の文体っつわけでもないし、三日月ワールドではあり得ない
話だし、だいたい冒頭の文章を全部生かすと、やっぱりちょっと
今は考えられない(笑)、、、うわぁ、高校生だ!(照)
ともあれ、ブログ連載? 途中から「お題アップ」になるかもしれません(笑)
[お話:タイトルは未だ、無い]
第一艦橋は、いつもに似合わぬ空気に包まれていた。
「君は自分が何をしたかわかっているのか」
たまりかねた島が、厳しい言葉を飛ばした。
棚橋未悠は床に斜めに視線を落としたまま、答えなかった。
ぴんと張り詰めた空気が間にある。
「棚橋っ。答えろ」
「何よ、私のしたことが気にいらないのなら、私を殴ったらいいのよ!
父さんがいつも私にそうしたように、あなたも私を殴ったらいいんだわ。
私は誰にも告げ口したりしないわよ」
彼女も負けずに言い返す。
しかし、彼女がどんな風に育って来たか知らぬでもない島には、 そんなことが出来るはずがなかった。
「もっと…自分を大切にした方がいい……」
ふたりはしばらく見詰め合っていた。
(続きは下へ、、、)
どうしても今さら“島くんの話”など書いてくれそうにない。
おまけに、今なら絶対あり得ないラブロマンス風だぁぁっ(*^_^*)
ということで、少し足してみたら、思いの外受けたので
ちょっと最後まで話だけ作ってみた。紗月と共作です。
なので私の文体っつわけでもないし、三日月ワールドではあり得ない
話だし、だいたい冒頭の文章を全部生かすと、やっぱりちょっと
今は考えられない(笑)、、、うわぁ、高校生だ!(照)
ともあれ、ブログ連載? 途中から「お題アップ」になるかもしれません(笑)
「君は自分が何をしたかわかっているのか」
たまりかねた島が、厳しい言葉を飛ばした。
1978年(編注※)7月19日発刊号の私の記事に、上記の文章を見つけた。
全然覚えていない(笑)
設定を考えたのは微かに記憶がある。
問題行動のを多い女の子がいたら、メインスタッフはどうするだろうというような話が、サークルの仲間で盛り上がった。
30年前の原稿
[お話:タイトルは未だ、無い]
第一艦橋は、いつもに似合わぬ空気に包まれていた。
「君は自分が何をしたかわかっているのか」
たまりかねた島が、厳しい言葉を飛ばした。
棚橋未悠は床に斜めに視線を落としたまま、答えなかった。
ぴんと張り詰めた空気が間にある。
「棚橋っ。答えろ」
「何よ、私のしたことが気にいらないのなら、私を殴ったらいいのよ!
父さんがいつも私にそうしたように、あなたも私を殴ったらいいんだわ。
私は誰にも告げ口したりしないわよ」
彼女も負けずに言い返す。
しかし、彼女がどんな風に育って来たか知らぬでもない島には、 そんなことが出来るはずがなかった。
「もっと…自分を大切にした方がいい……」
ふたりはしばらく見詰め合っていた。
(続きは下へ、、、)
「航海長。もう放っておけば」
「南部…」
島は淡々と席に着いて監視を続けていた同僚を振り返る。彼女は口を結んだまま紅潮した頬で島をにらみつけていた。
「…それでわからないようなら、ヤマト隊員としての資格無しですよ――でもまぁ、お説教のあと、お嬢さんにも考える時間ってのが必要でしょ」
しらっとした言葉を出して、もはや興味が無くなった、とでもいうようにコンパネに向かい、指を走らせ始める南部。もう、おしまい、とでもいうように。
太田は現在第二艦橋――ユキの姿もない。生活班の仕事も忙しく、当直や戦闘時以外はこのところ、医務室や厨房に詰めていることも多かった。
旅の疲れと慣れが出てくる頃である。ガミラスによる攻撃も少し緩んだのか、ここ1週間ほどは妨害もない。ヤマトはひたすら星の海の中を、バラン星へ…中間地点へと向かっていた。
その操舵を握る航海長・島大介をはじめとする航海班一同に緊張がいや増す中…。
航海班長としても放置しておけることではない。ましてや生活班や艦内に与える影響ときたら…ユキはまだ気づいていないだろう。
「古代が後始末に行ってくれている間に生活班長に報告しなければならん」
腕を引きつかむようにして立たせると、彼女はその島の手を振り切ろうとしたが、ヤマトの重い操縦桿を操る島の腕力を振り切れるものではない。
「一緒に行こう。さぁ」
「い、いやですっ――ひ、一人で行けます」
島は、はぁとため息をついて、わがままを言う班員を見下ろした。
「…そういうわけにはいかない。班員の責任は班長の責任でもあるからな」
「あんたたち、そうやって! 森ばっかり贔屓にしてるといいのよっ」
いったい……なにを言い出すんだ、と呆れるのに。
「艦長にもいずれ報告しなければならん……」
「艦長でも、ガミラスでも。敵の生贄にでもすればいいわっ!」
なおも意固地な様子を崩さない彼女に、島は構わず
「南部、相原。あと頼むぞ」と言い捨て、艦橋から生活班エリアへ向かうエレベータに彼女を引き立てた。
「南部…」
島は淡々と席に着いて監視を続けていた同僚を振り返る。彼女は口を結んだまま紅潮した頬で島をにらみつけていた。
「…それでわからないようなら、ヤマト隊員としての資格無しですよ――でもまぁ、お説教のあと、お嬢さんにも考える時間ってのが必要でしょ」
しらっとした言葉を出して、もはや興味が無くなった、とでもいうようにコンパネに向かい、指を走らせ始める南部。もう、おしまい、とでもいうように。
太田は現在第二艦橋――ユキの姿もない。生活班の仕事も忙しく、当直や戦闘時以外はこのところ、医務室や厨房に詰めていることも多かった。
旅の疲れと慣れが出てくる頃である。ガミラスによる攻撃も少し緩んだのか、ここ1週間ほどは妨害もない。ヤマトはひたすら星の海の中を、バラン星へ…中間地点へと向かっていた。
その操舵を握る航海長・島大介をはじめとする航海班一同に緊張がいや増す中…。
航海班長としても放置しておけることではない。ましてや生活班や艦内に与える影響ときたら…ユキはまだ気づいていないだろう。
「古代が後始末に行ってくれている間に生活班長に報告しなければならん」
腕を引きつかむようにして立たせると、彼女はその島の手を振り切ろうとしたが、ヤマトの重い操縦桿を操る島の腕力を振り切れるものではない。
「一緒に行こう。さぁ」
「い、いやですっ――ひ、一人で行けます」
島は、はぁとため息をついて、わがままを言う班員を見下ろした。
「…そういうわけにはいかない。班員の責任は班長の責任でもあるからな」
「あんたたち、そうやって! 森ばっかり贔屓にしてるといいのよっ」
いったい……なにを言い出すんだ、と呆れるのに。
「艦長にもいずれ報告しなければならん……」
「艦長でも、ガミラスでも。敵の生贄にでもすればいいわっ!」
なおも意固地な様子を崩さない彼女に、島は構わず
「南部、相原。あと頼むぞ」と言い捨て、艦橋から生活班エリアへ向かうエレベータに彼女を引き立てた。