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2011_03
16
(Wed)01:13

しばらくは四方山を…。

 しばらくは四方山話を続けることにしましょうか。

 ご心配いただいてメールをいただいたりメッセくださった他地方の方々、ありがとうございました。私どもは元気ですし、家屋も倒壊もせず、親戚仲間一同も元気です。……ただし、久しくお会いしていなかった被災地の知人たちとや友人のご家族などとはまだ連絡が取れていないケースもあります。
 私自身は地盤が九州と関西なので、むしろ仕事先の方とかの身が案じられています。

 首都圏は粛々と「節電」と「情報集め」と「自己防衛」に走り、私の周りの人々は、淡々と日々、仕事をしています。われわれの業界では、ちょっと参ったなの状態になっておって、このまま行くと、、どうなんでしょうねぇ。歌舞音曲というのは不謹慎なのでしょうか? 被災者の方々も、救おうと命賭けの方々も(自衛隊の救助者数が刻々と増えていて、私が読んだ時に16,000人でした)、それを支える方々も、報道しようと懸命な人々も、祈るしかできない人たちもいる。

 誰もがやれることを誠実にやるしかできないわけで、それは何かというと「分を果たす」ということのような気がいたしますね。
 音楽業界は、外国人アーティストが来日中止となるケースが多く、公演は次々キャンセルになっていたりもしますが、それを救いとする人々のために演奏会を実施する団体もあります。サントリーホールも上野の東京文化尉官も動いていますし、現在のところ、「東京の春」も開催される様子で、ホッとしています。

 川畠成道さんというヴァイオリニストのことを、このblogでご存知だった方もいらっしゃるでしょう。彼のコンサートが3月26日にあるのですが、ツレアイの事務所には日に1件以上、お年を召した方からの「行なわれますよねぇ?」というすがるような電話が入ってくるそうです。聞けば、電車の運行も不自由な遠くからやってこられる方もおられ、それを気持ちのよりどころにしておられる、、、彼のファンにはそういう方々がもともと多いのです。
 会館側の都合で中止になるケースも多く、ある意味で仕方ないともいえるでしょう。音楽家は皆、それがナリワイで、皆、けっこう根性は座っています。どんな場合でも、機会さえあれば魂の平安のために演奏するでしょう。音楽を通じて、何かできるのではないか。なにもできなくとも生きる力にはなり、届かなくとも祈りの力にはなる。

 演劇界も、映画界もそれぞれのケースで迷っているようです。暗い場所に多くの人が集まることは確かで、その危険の可能性に思い至れば、安易に「開催することが是」とも言い切れないからです。
 私自身、もうどんなコンサートでも良いから演奏会が聴きたい、という気分になってしまっていますね。

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 節電を心がけ、粛々と計画停電を受け容れて、なるべく車を使わない経路で仕事に出ています。
 現在、ガソリンとトイレットペーパーが今日になって不足してきました。食料は別に不安はないのですが、コンビにで日々を賄っていた人はちょいと辛いかもしれません。電車の支線が動かないため、通勤の足に車を使う人が増え、流通が滞っているのです。雑誌が発売日に届かなかったりもしていますし、コンビニの物資供給も潤沢ではありません。不安になって少し余分目に買い込む人とかもいるのが少しずつ積み重なっているのかもしれないですけどね。
 夜は静かで、星がキレイです。ただし今夜は皆、放射能が心配なのか(東京へは届かないって)、ひとけが道路にほとんどありません。仕事場から家まで明かりの抑えられた、不気味なくらい静かな道を歩いて帰ってきました(<別に無用心ではないですよ)。

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 サイトや物語をご訪問いただき、ありがとうございます。「宇宙図書館」管理人の自宅が、計画停電区域なので、なかなかPCが開けられないばかりか、どうやらつながらない模様なんですね。携帯で読んでいるのかしら? 私も余裕がなくてあまりメールのやり取りが出来ていないので「便りのないのは良い便り」ということにして、互いのblogを見る程度です。
 なににせよ、仕事が、、、、ううむ(>_<)。

 「少し甘い二十之御題」は、半分の10を数えたところで、一端お休みにしようと思います。実は13くらいまでは出来かけていたのですが、いずれにせよ、この先はシビアな展開になりますので(&77maru77さんではないですが、今回は「順番にこなす」のも課題の一つ)、またどこかでまとめて10本、お出しするつもりです。
 皆さまが読みにきて、楽しんで、少しの憩いを持っていただけるのならこんな嬉しいことはありません。
 しばらくは更新等できないでしょうが、次はおそらく「古代進&森雪百題コンプリート」になると思います。あと5本だっ!(笑)。

 では皆さま。
 流言に惑わされず、しかし安全は自分の手で。日々を暮らしたいと思います。 

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