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2011_03
20
(Sun)23:15

臨界と日常

 カイシャではほぼPCに向かいっぱなしだし、ネットはもちろんLANで、ブラウザ三つを立ち上げて、仕事しながらTwitterやメールも開きっぱなし…という状態なので、ちょっとした昼休みや朝休憩、くらいしかPCに向かう頭の元気がない。夜になるとどっと疲れるんですね。。で、きっぱりアナログなことがしたくなる。
 柔軟体操したり~(笑)。雑誌読んだり(<それでも“読む”私)。
 友人たちのblogはけっこう巡回していると、皆、それぞれの表現方法があるなと思い、それぞれの立場の違いが現状の違いになって面白い。でも、前向きで嬉しいよ、うん。

 ここのblogもヤマトと関係ないことばかり書くのはやめようと思っていたのに、3.11以来、雑記帳。その方がラクだから元に戻そうかと少し思ってもいたりします。

 私はきっと仲間たちよりも少し“情報”というものに近い場所にいて、それを扱うのも仕事の一部。一部のマスコミの人たちとも知己もあったりするので、自分memoも含め、意思のあることについては並べてみた。
 コメントくださった方がいらして。
 そんなことが少しでも気持ちを落ち着かせるのに役立った方がいらっしゃると知って、嬉しかったです♪>某K様

 被(罹)災地の皆さまについては、本当に祈るような思いでいます。ERIちゃんblogで連載がありますが、痛いです。実際に神戸の時は私も直後に入植しましたので(入れたんですね、そのへんが今回と大きく異なることもあります)状況は想像するしかありませんが、知人・友人のご実家・ご家族などの安否情報が18日夜あたりから次々と入ってきて、亡くなった方々には本当に申し訳ないと思いながらも胸を撫で下ろしてもいます。

 日本人てすごいよね。本当に誇りに思うよ、と言いたいことがこの1週間の間にいくつもありましたよね。
 物資を運ぶための常磐道が2日で開通したとか。
 津波の害のひどかった大船渡に実家のある友人が、一人暮らしの母御の無事を知らせてくれました。水は大丈夫だが電気とガスが止まっている、津波以外には被害がないので自宅にいる。津波に襲われた場所は全壊だ……米軍の救援隊が入った画像が報道されていただけに、言葉を無くします。

 ある人が書いていましたが、東京や首都近郊は罹災地じゃないのだ。テレビやネットなどの報道を見て、罹災地のような気分になっている。本来なら、東北を支援し、復興に尽力しなければならない立場なのだから。しっかり生活しなければいけない。そう語っておられました。
 テレビの情報を遮断することも、新聞やネット、その他の情報を遮断することも、一つの能力だと仲間のMLで話し合ったりしました。ある人曰く、「心配しても行動が変わらない場合→心配しない」「心配すれば行動が変化する場合→心配する」「心配してよいのかどうかわからない場合→心配しない」
 その人一家はその通り行動しており、これはこれでたいした意思の強さだと思いました(合唱団の後輩ですけどね)。

 自衛隊も、現地の医師たちも、救援隊も皆、頑張っておられる。疲労が心配です。休んでくださいね。
 今朝、話題になっていたのが↓ テレビを持っていない我が家では、元の放送は見られませんでしたが、この会見は、この淡々と語る様子の重さに、涙します。

東京消防庁の記者会見
「ハイパーレスキュー隊・福島第一原発に放水」(3.18)

・Yomiuri Onlineの記事
 東京消防庁放水 (読売新聞 - 03月19日 23:16)

 ところで、ここ連日書いてきた「放射能への不安」のある方。私は「元T芝の原子炉設計者」さん(知人の知り合い・笑)情報でウラ取っていたりしたのですが、下記2つはお役に立つかと思いますので貼っておきます。
 いやなに、私が聞いていたのは、チェルノブイリは放射性物質の廃棄に黒鉛を使っていたためそれが大気中に散布されて大惨事になった。福島原発は軽水を使用し、仕組みがまったく違う、ということと、原子炉そのものは停止しているので暴走はあり得ないこと。また数値的に、アメリカまで飛行機で往復するより少ないという話です。
 加えて、下の二つをTwitterで見つけましたので、貼り付けておきますね。

Dr.中川のガンから死生を見つめる

元東芝の原子炉技術者の記事

              ・・・
 ヨーロッパ人というのは面白い人種だと思います。合理的かと思えば感情的。だけどある意味、とても敬虔で、真摯ですね。誠実は信じたいし、実際に力を呉れることには違いありません。
 前の記事にも触れましたが、再度貼っておきます。加えて、ウィーンからも届いた、こちらは音楽メッセージです。

ベルリンフィルからのメッセージ

 「通常、私たちは音楽で心を届けます。しかし、言葉にしなければならないこともある」
 音楽監督、サイモン・ラトルの言葉が、胸に沁みました。「遠いのに大切な、第二の故郷。友だちの国」と、彼らは本気でそう思い、日本と親しいことを誇りにも思ってくれているのです。

ウィーンフィルの追悼演奏 by NHK

 最も日本と近い欧州のオーケストラといえば、此処でしょうか。
 また秋に逢えることを祈りたいです。

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