あるチェリストの未来
私は、まわりにも(例えばヤマトなお友だちの方々にも)「若いのが好きよね」と言われ(呆れられ)ています。えぇ、そうですとも! 若い人はいいっす。元気になります。…また、元気でいてもらわなきゃいけません。
(あ、誤解のないよう申し上げておきますと、妙齢の爺さまも好きです。えぇ! 60代後半から70歳くらいの、そりゃすごいってばよ、という方々は、本当に、素敵だと思います♪)
いつだったか、ロン=ティボで優勝した某ヴァイオリニストくん(19歳)と会って話していたときに、彼はそれを機会にフランス(パリ)に移住したんですが、「一人ひとりが日本人のイメージを決めていくよね」なんて言ってて。「一人外交官」じゃないけど。そうやって日本人って素敵な人もたくさんいるんだ、人間としてすばらしいって思ってくれる仲間や友人がたくさんできていけば。互いの国への思いやりなんかも育っていくんじゃないか、そんな風に思っている若者。期待してるから、がんばってね。と、自分たちではできなかったことを託す、というわけじゃありませんが、自由に、でも、きっちし日本も大切に生きてほしいなとか思っちゃいます。
まぁそれには、まず、専門ジャンルで世界的になってくれよ。
というのが第一義にくるんですけども。
彼↑なんかはまだ、これからの人ですが、この10年ほどで、本当にメジャーになった方々もいらっしゃいます。こういうの、なんとか冥利っていうんでしょうね(*^_^*)。ひっそりと(?か?)世界の片隅から応援してるから、うん♪
応援したからって、なにができるわけじゃないですけど。私はfacebookやメールやTwitterなどで、直接あんまり話しかけたりはしません。仕事で会ったり、どこかでであったり、消息をチェックしたり、何かよいことがあったらおめでとうって言ったり、、、という程度にしてます。じゃないと、うざいでしょう(笑)。
この間、名前を出していた天才少年・某Mくん。実はおとーさまもよく存じ上げてますが、同い年です。つまり、息子の年齢ってこと。ですが、私はあんまり、親目線にはならないです。
もちろん、そういう部分が無いとはいいませんが、ある種、向こうの方が上に感じることもあります。考え方とか、自分が見てない世界を知ってることとか、若者特有の感受性とか。好奇心や、未来へ向かう気持ち、のようなもの。そういうのを持ってる人は、尊敬しますよね。
・・・
前置きが超・長い(笑)。
テレビ朝日系で、先日の週末(10/8)、『カルテット』という番組が放映されました。ドキュメンタリーです。なんというか、4年間、丹念に追い続けた、という、いまどき珍しいくらいのきちんとしたドキュメンタリーでした。某O栗くんの『情熱大陸・200日間』でも凄いと思ったのに、3,000日以上ですぜ? 凄いなと思います。ディレクターも、それを許した局も。
結局はサクセスストーリーは作れなかった。だからこそ、生の青春が(<って番組で言ってたからあえてこの恥ずかしい単語を使おう・笑)あるんですな。20歳をはさんでの4年間。戸惑う4人の、日本と欧州で、世界と日本で、音楽と人生で。互いの人間関係に。自分自身との距離に。
まぁ済んだ番組を言っても仕方ありませんが、、、その、チェリストくん(25歳)の演奏会が、昨日、ありました。11月9日にサントリーホールでもあるのですが、このテレビ放映直後から売れ始め、完売してしまった。別のテレビ局が入ることになり、招待用のチケットもゼロ。残念ながら、「ぜひ聴いてみてください」とお勧めすることもできませんが。。。来年の某コンサートも即完売。
もともと人気のあったチェロ弾きではありますが、この世代では人気・容姿・実力・カリスマ性、となると、このDくんと、もう一人Gくんの2人だろうと言われています(って私がそう思ってただけなんですが、みんな、そうなんだそうです・笑)。
宮田 大
すばらしいチェロを弾きます。機会があれば、ぜひ、聴いてみてください。12月に、ファーストアルバムが出る予定です(会場では先行発売していました。サイン会もあったりして(^_^)。おね~さんも並ぼうかと思わず思っちゃいましたけど)。
東京以外はまだある模様です。11月4日が名古屋、翌日が大阪。ご興味があれば、どうぞ。損はしないコンサートです、雰囲気も、演奏も、なんかすべてが。