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2012_02
23
(Thu)00:05

ヤマトの音楽の話・2199版

 ええと。
 音楽の話は主観的になります。
 また、この回につきましては、ネタバレ必須なので、イヤな方は、最初から読み飛ばしてください。


                ・・・

 さて宮川彬良さん、登場。
 大人気。
 当たり前ですが、2199の音楽を彼が担当することになった、と聞いて、「もうヤマトから去ろう」と思っていたのに、やおら興味を引き戻されたファンもいらしたに違いない。…と、私は思っています。

 それで、多くの人が求めるのは「宮川の音楽」であろうと、思われました。
 アキラさんご自身も、そう仰っている。今は。しかし、当然のことながら、宮川泰と、宮川彬良は、別個の個性を持った、それぞれが才能のある、別人です。たまたま親子で、彼は子どもの頃、この音楽に影響を受けて育った。凄い音楽に触れて、音楽人生の一部を、そこに持っていかれたのではなかろうかと感じます。
 ヤマトの音楽によって、そこに行ってしまった人間は、何人も知っていますし、これまで口をつぐんでいたにせよ、2009年以降、それを話すようになってきたので。実際に本当なのだろうと、そのくらいのインパクトのあった作品だったなと思いました。

 ヤマパで演奏をした時に、やっぱり「楽譜がなくて」。私も耳コピと出版されているピアノ譜から、アンサンブルの譜面を興しました。オーケストレーションする必要はなかったので、手法はまったく異なりますが(逆、なんです、実は)、オーケストラの音を拾って譜面に落としていくという作業は、アキラさんも仰っていたように、「作曲のレッスンを改めて受けているようだった」ということに違いありません。
 もちろん一級のプロと、片隅のアマチュアの違いもありますから、知識や、そこから得られる情報の質はまったく違うでしょうけれども。こんな私ですら、「すっげ~~」と思った部分にいくつも出合ったですから、仕事でそれに取り組むことができたあの方を、(それはもしかしたら吐きそうなくらい苦しかったかもしれないけど)羨ましく思います。

 そうして許諾を得なければならない際に、直接お話した時のひとことが忘れられません。今回のマネージャーさんが仰っていたこともです。
 そうして決意して受けた、この作品に、出渕さんとアキラさんの見事なタッグが組まれて、あぁいいなぁ、新・ヤマトだなぁ、と拝見しました。

 個人的には、こだわりすぎる必要はないと思っています。
 確かに旧ヤマトの音楽は素晴らしかったし、それが各場面に染み付いています。ですが、イメージを変えることに醜悪な抵抗を示すヒトもいらっしゃるでしょうが、それは放っておけばいいんです。新しい、もっとご自身の得たヤマトを、同じ立場の出渕さんと一緒に示してほしい、そう感じています。

                    ・・・
 とまぁそれは、それ。

 えーとですね。
 ヤマト音楽=ロック説。
 
 そそそぉだったのかぁ。思わず興奮して、隣のERIちゃんの服の袖、掴んぢゃいましたよ。
 ワタクシですねぇ。ヤマトに出合った高校生の頃、実はロックにハマりまして。プログレが大好きだったんですよねぇ。そうしてのちに、目覚めたのが、なんと! ELP=エマーソン・レイク&パーマー だったんですが。。。ドンピシャだなぁ、、、(涙)ど、どうしてこうなるの。
 そうかぁ。。。クラシックの音楽構造とサウンドに、プログレのリズムと和声進行か。。。ハマるはずだわこりゃ。

 実際、若い頃にピアノで弾こうと音取りしたときも、どうしてもどうしても、ドラムが欲しかったんです。ベースが欲しくて、それを左手で代用する、という技術も当時は無かったですからね。当たり前なんですよ。謎解き、ありがとう(って別に嬉しかないやいっ(-_-)。演奏できないぢゃないかっ!)。

 いくつかの例を挙げて、BGMの楽曲解説を、ピアノを弾きながらしてくださるアキラさん。

 はいここからネタバレですが、嬉しかったのは、本編では使われなかった大好きな曲、「新・コスモタイガーの曲」が「ワンダバ入り(笑)」で使われるらしいこと。
 それともう一つは、ガミラス帝星国歌、でした。作詞は出渕さんだそうで、とても素晴らしい歌詞です。

 さすがにこれはメモを取ろうと思ったんですけどねー、あう客電、落ちたしっ! 見えなくて、メモも取れませんでした(泣)。あ~ほんとは、メモっちゃいけないのかな?
 覚えてる範囲ですが、「青き花咲く大地、気高き、、、うんぬん」みたいなのです。
 確か、タイトルは『永遠に讃えよ我が光』だったかな? 楽譜は一部書き取ったので、出だしの1フレーズくらいは歌えますが(笑)、物凄く良い曲です♪ 格調高くて。

                 ・・・
 なぁんて、いろいろ書いてますが、このパート中盤あたりから、実は、涙がぼろぼろ出てきまして、止まらなくなっちゃったんですね。第1話を見ていたのとは別の泣きで、本当に止まらないんです。ハンカチ出しました(笑)。
 一つには、前述した、いろいろな思い。共感と、辛さ。それと、音楽そのものも素晴らしさ。

 もう一つは、自分の人生も。……これ、「好き」とかとは違います。

 さらにもう一つ。「(録音した)ミュージシャン50人も、皆この曲を知っていて、それぞれの愛がある」とアキラさんが仰った時、その理由がわかったのは、、、なぁんで“あっち側”にいられないんだろう、ってそういう悔しさと、嫉妬です。もちろん今は演奏もしていないし、それでご飯を食べているわけではない。それでも時折、そういう気持ちになることが一生のうちに何回かあるとすれば、不遜ながら、そういう瞬間だったようです。
 
 はい。不遜ですよ、どうせ。
 だから、このパートは、こういうことで、お終いです(_ _)。

(続く、、、のかな?)
 

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