カヴァレリア・ルスティカーナ
毎日とてもいろんなことが起きて、それをblogに書いたら楽しいだろうなと思うのだが、最近は夜、デスクに向かう元気が出なくて、戻ってくると(それが22時とか23時ごろなので)そのままごろん。ひどい時にはそのまま眠ってしまって、気づくと朝、、、なんてこともないわけではない。
暑いのと湿気とかで、睡眠がたくさんほしいんだろうなぁと思いつつ、いくら自分の体だとはいっても、そこまで贅沢はさせてあげられないので、あぁ眠いよう、と日の内、何時間かは思っているみたい。
今日は、週末に行われる自分ちの楽団のコンサートの、ゲネプロだった。
ゲネプロっつのは、本番どおりの順番(または逆順)で、通してみて、いろいろな最終チェックをすること。うちは平日のオーケストラなので、この日が最終の練習。それでもって、土曜日が本番です。
ステージで行われるゲネプロを、アマチュアの場合は「ステリハ=ステージ・リハーサル」と言ったりもする。プロはどうなんだろう? ステリハはステリハだけど、ゲネプロを本番でないホールで行うことは、ほぼ9割がたあり得ないので、それもゲネプロっていうのかな?
実際は、ゲネプロ(=ゲネラル・プローベ)はドイツ語で、ステリハは英語だ。今日お会いした、某ヴァイオリニストさんは米国育ちなので、GPのことを「ジー、ピー」と仰ってて、びっくりした(@_@)。
・・・
今回はここの関係者でうちのコンサートにいらっしゃる方はいないようなので、ネタバレしてもよろしかろう。
アンコール曲を、たいてい短いのを1曲用意する。これはプロの定期演奏会とかだと無しが多いんだけど、名曲コンサートっぽいのの場合は、やることが多い。アマチュアもほとんどがやる(<ただこれは私は、全部についてそうするのはどうかなと思っている)。
やりたい曲を並べて、最後盛り上がって終わりたい、という理由でアンコールを決める楽団も多いけれども、最近はそれでも少し減ってきた。たとえ全員が最後、どんがらどんがらと演奏しなくても、プログラムの流れで不自然でなく、お客さんに感動か共感を持って帰っていただこう、という趣旨で選ばれることが増えた。
アンコール何やったっけ? とか、練習時間も短いし(1回につき10分とかだったりする)、あんまり覚えてなかったりもするんだけど(笑)。
前回も、今回も。とても素敵な曲である。
まぁ拍手がなかったら演奏しないけど(笑)う~ん。。。まぁ演奏するとして(笑)
オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』の間奏曲、という、たいへん非常に美しい、インストルメンタルの曲である。
これ、美しすぎて、悲しいくらいです。
実際、「カヴァレリア…」というのはよく音楽だけ取り出して演奏されるくらい美しい曲の嵐なのですが、実際は、婚約者を裏切って別の女になびいた男と、それの女と絡まっての復習劇であったりするので、陰惨で、哀れで、救いようの無いオペラなのであったりします。
ところが、オペラというのはこんな題材でも、美しいのだ。
エンターテインメントってすごいよねー、と思う。短いオペラだけに、よく、レオンカヴァッロという人の作曲した『道化師』というオペラと一緒に上演されるんですけどね。こっちも負けず劣らず凄い。旅回りの一座の、親方と養女(現在は妻)と、行きずりの街での男女の機微のオハナシ。でもねーこちらも名曲揃いなのさ。
「カヴァ…」の楽曲は、映画好きなら『ゴっトファーザーPART3』で、非常に効果的に使われた。これはオペラそのものも劇中劇で出てきますから、ご興味がおありの方は、是非、DVDなどで見るのがお勧めです。
ラストシーンに流れるのが、「間奏曲」なのですが、この凄絶な美しさは本当にすごい。映画って凄いなぁって思わせてくれたひとつでした。
話が逸れたけれど。
この「間奏曲」って、自分の生きてきた中で、10年にいっぺんくらい触れるハメになる。いろんなシーンで、いろんな演奏の仕方で、またあるときは聴衆として。オペラも実際に演奏したことあります(面白かったよー)。そうして今また弾いていて、、、少しは大人になったのかなと思う(<相変わらず頭はエージレス)。
同い年のコンマスが付けたアーティキュレーションや歌い方を皆で揃って歌いながら(って楽器を弾くっていみですよ)、そうだよねー、もうべたべたにラテン系にやっちゃいけないよねー、この方が美しいってわかるんだからとか思ってみたり(笑)(だがこのコンマス氏も、就活中大学生の娘のいるくせにけっこうエージレスなヤツ)。
音楽は普遍であるから、再生産され、また時間と経験でいろいろな語り口を持つ。
暑いのと湿気とかで、睡眠がたくさんほしいんだろうなぁと思いつつ、いくら自分の体だとはいっても、そこまで贅沢はさせてあげられないので、あぁ眠いよう、と日の内、何時間かは思っているみたい。
今日は、週末に行われる自分ちの楽団のコンサートの、ゲネプロだった。
ゲネプロっつのは、本番どおりの順番(または逆順)で、通してみて、いろいろな最終チェックをすること。うちは平日のオーケストラなので、この日が最終の練習。それでもって、土曜日が本番です。
ステージで行われるゲネプロを、アマチュアの場合は「ステリハ=ステージ・リハーサル」と言ったりもする。プロはどうなんだろう? ステリハはステリハだけど、ゲネプロを本番でないホールで行うことは、ほぼ9割がたあり得ないので、それもゲネプロっていうのかな?
実際は、ゲネプロ(=ゲネラル・プローベ)はドイツ語で、ステリハは英語だ。今日お会いした、某ヴァイオリニストさんは米国育ちなので、GPのことを「ジー、ピー」と仰ってて、びっくりした(@_@)。
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今回はここの関係者でうちのコンサートにいらっしゃる方はいないようなので、ネタバレしてもよろしかろう。
アンコール曲を、たいてい短いのを1曲用意する。これはプロの定期演奏会とかだと無しが多いんだけど、名曲コンサートっぽいのの場合は、やることが多い。アマチュアもほとんどがやる(<ただこれは私は、全部についてそうするのはどうかなと思っている)。
やりたい曲を並べて、最後盛り上がって終わりたい、という理由でアンコールを決める楽団も多いけれども、最近はそれでも少し減ってきた。たとえ全員が最後、どんがらどんがらと演奏しなくても、プログラムの流れで不自然でなく、お客さんに感動か共感を持って帰っていただこう、という趣旨で選ばれることが増えた。
アンコール何やったっけ? とか、練習時間も短いし(1回につき10分とかだったりする)、あんまり覚えてなかったりもするんだけど(笑)。
前回も、今回も。とても素敵な曲である。
まぁ拍手がなかったら演奏しないけど(笑)う~ん。。。まぁ演奏するとして(笑)
オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』の間奏曲、という、たいへん非常に美しい、インストルメンタルの曲である。
これ、美しすぎて、悲しいくらいです。
実際、「カヴァレリア…」というのはよく音楽だけ取り出して演奏されるくらい美しい曲の嵐なのですが、実際は、婚約者を裏切って別の女になびいた男と、それの女と絡まっての復習劇であったりするので、陰惨で、哀れで、救いようの無いオペラなのであったりします。
ところが、オペラというのはこんな題材でも、美しいのだ。
エンターテインメントってすごいよねー、と思う。短いオペラだけに、よく、レオンカヴァッロという人の作曲した『道化師』というオペラと一緒に上演されるんですけどね。こっちも負けず劣らず凄い。旅回りの一座の、親方と養女(現在は妻)と、行きずりの街での男女の機微のオハナシ。でもねーこちらも名曲揃いなのさ。
「カヴァ…」の楽曲は、映画好きなら『ゴっトファーザーPART3』で、非常に効果的に使われた。これはオペラそのものも劇中劇で出てきますから、ご興味がおありの方は、是非、DVDなどで見るのがお勧めです。
ラストシーンに流れるのが、「間奏曲」なのですが、この凄絶な美しさは本当にすごい。映画って凄いなぁって思わせてくれたひとつでした。
話が逸れたけれど。
この「間奏曲」って、自分の生きてきた中で、10年にいっぺんくらい触れるハメになる。いろんなシーンで、いろんな演奏の仕方で、またあるときは聴衆として。オペラも実際に演奏したことあります(面白かったよー)。そうして今また弾いていて、、、少しは大人になったのかなと思う(<相変わらず頭はエージレス)。
同い年のコンマスが付けたアーティキュレーションや歌い方を皆で揃って歌いながら(って楽器を弾くっていみですよ)、そうだよねー、もうべたべたにラテン系にやっちゃいけないよねー、この方が美しいってわかるんだからとか思ってみたり(笑)(だがこのコンマス氏も、就活中大学生の娘のいるくせにけっこうエージレスなヤツ)。
音楽は普遍であるから、再生産され、また時間と経験でいろいろな語り口を持つ。