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2012_11
21
(Wed)23:53

ヤマト音楽団大式典2012・その4

 さていよいよ、ヤマト・音楽の旅は「2199」へと迫ってまいりました。

 今の風潮に合わせ、フェーズごとにエンディングが代わる方式を今回は取っていますよね。
 ただヤマトは、毎回、シリーズごとに歌が異なりました。これも、強烈な主題歌とエンディングがあったから、それが消されずに出来たことなのではないかと思っています。
 「さらば…」は流れから外れますので、出なくてOKでしたが、「ヤマトより愛を込めて」は、10代だった自分に強烈に焼き付いていますし、ある時期、「ヤマトを永遠に葬ろう」と思わせてくれた曲でもありましたね(。そのくらい、影響が強すぎた、ということです)。

               ・・・
 さて、主題歌・エンディング系には、いまいち興味の深くないワタクシですが、
 それが生演奏で並ぶ、という意味ではいろいろ感慨深かったです。
 それぞれは良い曲なのですが、いま風のJ-POPっぽい音楽というのは、構成要素が同じ所為か、みんなおなじように聞こえてしまうのです(ごめんね)。だからといって感動しないわけではないんだな~、このへんが説明が難しい。

▼No.17 星が永遠を照らしてる(2199・第一章)
▼No.18 美しい地球を知る者よ(2199・第二章)
▼No.19 真赤なスカーフ(2199・第三章)

 さくさく、とまとめてしまいますが。
 それぞれがスクリーンにエンディングを映しながらの感動的な歌。
 残念ながら、スポットライトが明るすぎて、スクリーンの絵があまりきれいに見えなかった。もう少しライトの位置や移し方を考えたらよかったのになぁと思いましたが。

 ヤマトラジオやインタビュー記事などですでに知っていた話が多かったのですが、
 結城アイラさんも美郷あきさんも、この年代には珍しい、元のアニメのヤマトのファンだったそうな。
 声優さんたちですら、リアルタイムでない作品なのに、
 お2人とも「お兄さんが居た」という共通項がおありだった。
 ヤマトが好き、ということも共通している。
 その「憧れ」が「歌える幸せ」に変わった時に、どんな歌が出てくるのか、そんな風に思いました。

いくらかの幸運なファンは、最初に彼女たちがステージに立って、
それぞれの持ち歌を歌ったのを聴いているはずです。
第一印象は、「味わいは違うけど上手いな」と感じました(エラソですみません)。

 ぶっちゃけ言うと、お2人のトークを聴いていたせいか、
 実は、「星が…」が始まってからは、ステージ上を見ることができず、スクリーンを睨み付けながら
 溢れる涙をどうしよう、と思っていました。
 ぬぐうこともしませんでした。
 “歌詞が迫ってくる”と仰ったアイラさんの言葉が、しみじみと歌として伝わってきたからです。
 この歌詞、ずるいですよねぇ。

 2199だけではありません。
 自分の見ていたヤマトの世界も含めて
 すべての、あの広がりと時空と、彼らの人生と、世界が迫ってくるように想い、
 本当になんともいえませんでした。

それと、一番、素敵だと思ったのは彼女自身です。
発進式の時に、まだ慣れない様子で皆の前に立ち、歌は立派だったけど
おぼつかない所作でステージに立っていた彼女。スラリとしていただけに危なっかしくて。
私はそういうのをあまり初々しいとか萌え、とか思わないので、
この短期間のうちに、歌を自分のものにし、どのくらい歌われたのかわかりませんが
ヤマトそのものを歌えるようになった彼女の、堂々としたプロぶりに、拍手を送りたかった。

皆さん書いておられるように、音声トラブルがあり、さびの一番素敵なところを歌えなかった。
そのまま音なしで歌ってしまう手もあったと思いますが
彼女はバックに合わせて、誤魔化してくれ、知らない人には「あれ?これで終わりかな」
というような終わり方で終わらせて、にっこりと「ありがとうございました」と告げ
堂々とステージから去っていった。プロ魂だったなぁと思いました。

 伸びのある、美しい歌声は、私には森雪のように聞こえます。
 (スターシャとかサーシャと思われる方もいらっしゃるでしょうけど)

美郷あきさんは、最初に聴いたときから、「上手い人だな~~」と思っていた。
曲も、よくヤマトを表現しているというか、わかりやすく頭に残りやすい曲ですよね。
特に後半は、頭の中にどんどこ残る。それこそリフレインしやすい曲だけど
ただ、私はあんま個人的には好みの方向性とは違ってる、
というのはなんか少し、ヤマトっぽくないように思うからですけど。
美郷さんの歌は、すごく好きなので、めっちゃ楽しめました。

そうして説明は不要の、「真赤なスカーフ」。
この名曲が存在したことが嬉しいっていうような曲です。

そうしてプログラムに歌詞が書いてあったということは!
舞台の上に出演者全員そろっての、会場も全員起立しての、ヤマト大合唱。

▼No.20 宇宙戦艦ヤマト

いいんだけどねー。
あの人数であの音響にしては、声が小さいなー。
もっと、“鳴って”も良いはずなんで。
みな、遠慮しないでカラオケで鍛えた声、出してよねっ!

拍手が大きく、皆の顔が喜ばしく、
楽しい時間の御仕舞です。

またこんな時間が持てればいいですね。

……外へ出ると、舞浜というディズニーランドの夢の街の中、
夕刻はすぐに迫っていました。

(番外編がある予定・笑)

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