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2012_12
22
(Sat)23:41

オーケストラは、よい♪

 何か月ぶりだろう、っていうくらい久しぶりに、オーケストラの練習に行けた。
 ここんちは、日曜の午前中、という「どーかしてんじゃないの?」という時間帯に練習をするのだが、指揮者とか楽団のやり方がとても好きで、是非、一緒にやりたくて、行方を探して無理やり入団したところだ。
 上手い人が多いので、練習に行くまでがプレッシャーがキツい。(練習場へ来た時には“弾けてて当たり前”なので、そこで何をやるか、というのが練習という、ちょっぴしプロみたいな感じ。皆、そこには音楽をやりに来ている、という充実感はある。

 いまのところ、あんまり人数を増やす気はないみたいで、小編成で、古典・ロマン派を中心に、ドイツ-オーストリア音楽を追及する、って姿勢。

 私が(演奏で)関わっている楽団は三つあって、火曜日に練習している本拠地オーケストラ(これは市民オーケストラなので、何でもアリ。ゆるい方針が売り?で、練習に行けなくても「忙しいなら仕方ないよ」と温かく迎えてくれる大人な感じが私が長く在籍できている理由。その割に、やることはわりと意欲的で、その絶妙のバランスが、歴史がある、ということなのかなと思う(モメたり面倒だった時期もあったらしいけど)。

 今回、重なってしまって「どうしても無理」で泣く泣くあきらめたのが、ここでも何度かご紹介して、演奏を聴きに来ていただいたり、ヤマト仲間には受けやすい“ショスタコーヴィチばかり演奏している”オーケストラ。これが「オーケストラ・〇ス〇ダーニャ」である。

 忙しいくせに三つも? といわれそうだが、本拠地オーケストラ以外は、活動時期が限定されているので、一時気集中して練習を組めばなんとかなる。

 ところが、1月は、三つとも練習や合宿が重なるので、毎年、かなり詰め詰めである。
 来年(2013年)は、演奏会の日がズレたりして(会場の抽選をゲットしないと、演奏会そのものができないし)、いろいろ難しいことになり、ショスタコーヴィチを諦めた。なので今年は招待券は出ませんのでごめんなさい。だけど、アンケート書いた人は、翌年から招待はがきが来ると思うな。


                  ・・・
 ということで、練習時間は9時~12時なので、いつもより早起き。7時前には起きなければならない。どきどき(<これは起きられなかったらどうしよう、というどきどき)

 最初の練習前というのは、楽しみである反面、どうにも落ち着かないことが多い。皆より遅れているし、自分はあまり弾ける方ではないし。指揮者が怖い、というオーケストラにはいたことがないので、周りの目や反応の方がプレッシャーですね。誰も何を言うわけではないけれども、合わなかったり遅れたりすれば、迷惑をかけるし、少なくとも前の人にはヘンな音が丸聴こえなわけだし。本番近くなってそんなことをやっていたら、もちろんパートトップやコンマスにはがしがし言われます。
 そう考えると、つい休んでしまったりしたこともないわけではないのですが、むか~し彼氏だった人に言われたことは。

 練習における「良くないこと」を良くない順に三つあげると、
 3.練習に行かないこと
 2.練習に遅刻すること
 1.練習していかないこと

 なのだと言われました(アマチュアオーケストラのベテランでコンマス経験者だった)。
 なるほどなーと思って、いまでもそれは心がけてます。ともあれヘタでもなんでも「そこにいろ」ってわけ。これが合唱団だったりすると、もっと度合いが強くなる。練習なんぞしてこなくていいから、いないとね。音色とか全部、変わってきちゃうでしょ。

 とはいえ、今週はプレッシャーでした。
 納品が終わったとはいえ、時間が無い。たまりにたまったものもあるし、先の予定も組まなきゃだし、忘年会その他の仕切り(<これも仕事で大事です)もあるし、演奏会やその他もあって、毎日遅いし。
 寝不足を解消する暇もあらばこそ、ようやっと今日、休みだものなー。

 なんとか楽譜だけピックアップしたものの、まだボウイングも写してないし(弓付=弦楽器はパートトップが配布またはお知らせした弓の上げ下げ、をTuttiは写して準備し、変更があったところなどは、練習時に書き写していく。音楽の流れを決める上で、このボウイング、というのは結構大事で、オーケストラ屋が皆、やらないといけないものです)。。。これがけっこう時間がかかるんですねぇ。
 楽器と楽譜は毎日持って歩いているものの、結局、書き写したのは前日の夜中、間に合わなくて当日の朝早く、起きて途中までやり、まだ間に合わなくて、練習で使う楽章だけ、という体たらく。

 そんなこんなで、練習そのものなんぞできるはずもなく、、、スケールの練習だけは、会社で「ちょっとごめん」と言って10分、たりらりらりらり、らりらりらりらり~、とか何度かやらせてもらい、あとは、曲がね。ブラームスの4番とシューマンの4番。
 好きです~~、この曲。
 曲の予習しなくていいのは良いかもしれない。頭の中に、流れますから。

 という感じで、どきどきしながら、「あ~もう休みたい(>_<)」(<練習行きたいくせに、いつも、こうです)と思いながら王子へ向かう。
 朝9時ってことはっすよ。7時には起きないといけない。
 寝不足で疲れ切ってるとこへ、これはキツいわ。おまけに朝から冷たい雨(;_;)。

 ところがね。
 練習場へ入り「お久しぶりです」と久々の方々に(ここは年齢層がわりと高くて、同年代を中心に少し下、とても上、というのが多いのです)ご挨拶してると、なんだか元気になってきた。
 開場と同時に、さくさくとイスが並び(皆さん手慣れたものです)、ものの数分で練習の準備ができ、席を随時埋めていく。私はちゃっかり2プルトの裏に陣取って、譜面台を立て、楽譜を置いてしまいました。後ろに座ろうとした人に「今日は3プルト(=つまり6人)らしいから前へどうぞ」と隣へ引っ張り込む(?)。後ろは荷物置き場にしちゃおう。ホルンとの間には少し間があります。

 がしがしと用意をし、音取をし、練習も勝手に始めてしまううちに指揮者登場。コンマスがちょっとトラブルがあったとかで遅れるので始めておいてくれという連絡が入り(ついにその日は現れませんでした)、すぐに練習開始。エキストラ(トロンボーンは正団員を抱えておくと、大編成の曲しかできないので、毎回、エキストラを頼んでいる)を紹介。ヴァイオリンとかはエキストラを頼んで、気に入って居着く方も少なくないので、エキストラといっても、誰かの顔見知りだったりします。

 この日はシューマンの4番とブラームスは第四楽章だけ、という指示があった。
 たった3時間の練習だけど、う~ん、4楽章全部を半分でやるつもりか?

 ともあれ、シューマンの4番から。
 この一瞬が緊張する。
 前に弓を合わせて、オクターヴのaを。。。音色からして、divじゃないだろうなぁ。音が聞こえないように指を当てて、音程を確かめ、それから弓を当ててタイミングを合わせ、音を出すのですが。ひっでー、音色だ>自分。
 だけどさすがに良い音が鳴る。動き始めてすぐに、sul g・6/8拍子のメロディが流れ出して、あとは音楽に包まれた。

 やっぱり良いです。
 何か月ぶりのオケだろう? 自分が音楽の一部になっている、という気持ちと、少しずつ手を入れられ、さらにブラッシュアップされていく感じ。
 名曲中の名曲に惹かれ、それを演奏できるヨロコビっていうのでしょうか。

 これから忙しい日曜日になると思いますが、あと練習は実は4回しかありません。合宿も無し。ね? けっこう厳しいでしょう? がんばります。

 本番は 2月3日(日)、第一生命ホール(METRO大江戸線「勝どき」下車)。
 曲目/シューマン:交響曲第4番、ブラームス:交響曲第4番

 はい。青くなったり赤くなったりしてる綾乃をご覧になりたい方は、招待券、どうぞ(_ _)。
 たぶん、あまりお聞き苦しい演奏はしないと思います。ウデマエはともかく(笑)。

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