ヤマト2199・第四章/その2:古代進
今日、瑞喜ちゃんから届いた「大阪インテ」の貢物(笑)を眺めながら、つくづくとそう思った。
人の感情が動く。物語が進むに連れて、様々な想いが展開し、変化し、また投げたものは返ってきて、新しいものを生むのだ。
この33年間。
私たちの間で“ヤマト”は、深めていくだけの存在だった。今でも、某サイト様のレポートで見た、『復活篇』上映会の際の、“1人で地方から見に来て、ずっと泣いていた”という女性の話が忘れられない。
ヤマトは今、幸せな形で蘇り、様々な人々の・衆目の耳目に晒されながら、新たな価値を見出そうとしているのだと思う。それが“残るもの”になるのかどうかは、まだ誰もわからないけれど、私にとっては、ヤマトが初めて、“辛くない対象”として目の前に立ち現われ、そのリアルタイムを(考えられる最も良い形で・・・つまりもっとレアな格好になる可能性もあったというわけだ)享受できるというのは、幸せなことなのだ。
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というわけで、続きを行きたいわけですが、ちょっと待ってね(^_^\)。
[続きを読む…]は、日付が変わった頃、アップいたします(_ _)。
明日も頑張って、観に行くぞっと♪ (2013-01-13筆)
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さて昨夜は失礼をいたしました(_ _)。。。あのまま沈没してしまったのですねzzz(_ _)
よほど疲れた、、、理由はまた此処にも書きますので笑ってやってください。
2)古代進のこと [以下、大幅ネタバレを含みますので読む方はご了承ください。]
20歳、宇宙軍士官(<候補生、じゃないとこがミソ)。
実は、うまく書けないんですよ。リアルタイムだからだと思うんですけれども、思うことはいっぱいあるのに、言葉が出てこない。こういう体験は初めてです(_ _;)。。。ううむ、惚れたかしら?
まぁもともと古代ファンとゆーわけでもなかったので、『ヤマト2199やってます』では「古代進の場合」という、彼をパロったギャグまで物してしまったワタクシですが。実は、玲の気持ちがよーわかる。雪の気持ちもわかる(ような気がする、、、というのは雪というのは結構、ミステリアスな女ですからねぃ)。
だから、支離滅裂に並べるだけになりますけど、すみません。
古代くんと雪Love視点から見ると、私にとっては“十分”なんですけど。シャイで物静かな彼は、内側に滾るものを秘めている気がする。強いですよね、島くんのそれが虚勢の部分があるとすれば、古代は、子どもの頃設定の“おとなしくて優しい進くん”が、そのままいろいろな決意を秘め、意思を固めて成長してった感じがする。第一章の時も、第二章でも、第三章でも、片鱗は見えた。…なんか、旧作の“おちゃめ”さって、中に入っていた方の作りだしたキャラでもあったような気もします。この古代進、訓練学校時代とか、淡々といたずらしたり、悪さのリーダーに祭り上げられたりしても、いつの間にかやることになって、淡々と引き受けて、しゃら、っとしていたような気もしますね。
でも、ま、第四章でちょいと爆発してくれたのは、うれしいかな。
おトボケぶりがかわいいです。
天然、ですか!? で、職務意識がとても強い。最初に自分を客観的に見て“適任ではない”と判断したところから、結構、やるなと思った。あれは、謙遜でも臆病でもなかったと思います。
で、島と古代って、互いが居るからあおられて、“素”の部分が出やすくなる。あれ、一人だったら、出しにくいでしょうね、2人とも“士官の意識”強いから。
けっこうジョークも言う。いろんなことを良く見てるくせに、自分のことは見えてない。だから放っておけない。…ほぉらね、あるとこ旧作とおんなじじゃん?
仕事に関しては“冷静”ですよね。で、“直観の人”なのは相変わらずで、これを私は“才能がある”とみるなぁ。第四章は、そういったとこが見られて結構、萌え。新見さんも、真田さんも、まぁこの2人はお兄さんと親しかったわけで、実は特別な目で見ているんだなとわかった回でした。
雪と玲です。
わたしが見る限り、雪は現代的な女性で、玲の方が古風な女ですよねぇ。
玲は、こっそり蔭から見守ったり、けなげに同じ場所に立って背中を守ろうと努力しちゃったりする。森雪と古代が精神的に接近しつつあることを、一番感じているのも彼女でしょうね。だからといって割り込もうとはしない。それに、営巣から出てきて一番最初に古代のところへ来ちゃうなんて、カワイイぢゃないかっ。そうしたら先客が居て(雪と話し込んでいた)、そのままくすりと笑って立ち去ってしまうの、うう、健気ぢゃ。
古代と雪。
雪の「星に願いを」をそっと見守って立ち去るシーンで、記憶が無いことや家族のことを打ち明け合う、そうしてエレベータの中でのさりげない会話や、結構、そういう感じでしたが。今回は、哨戒シーンとか結構楽しめました。
皆さんが萌え萌えだった「タスケテ」→「ユキ!」ですが、あれは雪の無意識が暴走したんですよね? 彼女の能力が目覚めて古代を呼んだ。
ここで凄いなというか肝心なのは、古代は幻影を“自力で破った”ということです。
感情はあり、ガミラスを許せないと思い、それでも既に雪に告げていたように、自分の中で整理していった感情。メルダと信頼関係を築こうとし、、、この古代は、『我々は戦うべきではなかった』という旧作の彼のセリフを、陳腐なものにしないために、あらかじめ【そう】努力しているように見える。
戦いは起こってしまった。だから、戦術士官である自分は戦う。見ていて違和感があったのは、「戦うために居る」という彼のセリフ。戦いは手段ではなく、この時点では、古代にとっては受け入れている目的そのものでもあり、その古代の心情には、共感はできないけれども、“それがこの古代進”なのだろうと感じたんですね。
古代は幻影と現実の間を行きつ戻りつする。兄が死んだことも、ガミラスの遊星爆弾が降ってきたことも、自分がヤマトに乗って戦っていることも知っている。ハモニカの音色と、守の言葉、自分の信念が彼を支えていた。
そうして、だまされなかった、すごい精神力ではあると思います。
そして森雪。
「ユキ~っ!」って叫んだことを古代は自覚してるんだろうか?
それでも、もしかしたらあの瞬間に、雪に惹かれていることを認めたと(後から)知るんだろうと思いますよ。
何故なら、最後の会話の中に、「ね、それ、どういう意味? おい、森くん」と追いかけるシーンがある。
雪は、やっと旧作と同じように、これ、古代に“粉かけて”ますよね。「最後に大切な人(=古代進)が来てくれた」、告白してるじゃないですか。
さすがに、3回目見てようやく脚本の言葉がほぼ読み取れたので、あれは「ゲシュタム誘導」というらしいですね。古代が何故、壁抜けをして、ショートカットで劇場から雪の許へ現れたのか。
そのあと、精神体が崩壊してしまうので、最初はあれも精神戦だと思っていましたが、古代自身は実体で雪の前に現れた。
映像への精神投影、ゲシュタム誘導、そして百合亜を憑代にした(おそらくは)サーシャの「お姉さまが来た」のセリフ。掘り起こされた雪の記憶。謎は明らかになり、より深まり、その結果の2人の展開が、切ないです。
劇場の中央通路で、雪を抱き起した時に、顔を少しだけだけれども、ぐ、っと自分の方に抱き寄せて髪を撫でるでしょう? 細かい美しさ、表現だなぁと思いました。彼の心情が、科白なしでぐっときます。
古代は、様々なものを呑みこんで、戦って、最前線に居る。その“黙って戦う”姿と、明るくあろうとするところに惹かれるんだなぁと思います。
そういえば、今回初めて“命令違反”やってくれちゃいましたけど。沖田との信頼関係が出来、互いの中に似たものを認めているからこそ、沖田はあんな話を古代にしたんだろうと思う。島をフォローしてやれという思いもあったかもしれない。
でもね古代くん。
勧められて“命令違反”するって、どうよ!? めっちゃヘタレやん!!!
と、ここだけはそう思いましたです。
しかも、訓練学校時代の“教官”だった榎本さんも、しっかり共犯してくれちゃってるしさ。オトナの手の上で踊ってるお子様みたいー。
いいんですけどね。
しかし愛しの相原ちゃんの影が薄いなー。例の第19話エピソードはどう考えても無さそうですしね(;_;)。