古代守、という男(ひと)
そもそも全部[ネタばれ]なので、ぜぇんぶ、「続きを読む」からどうぞ。
それにしても、古代守。
お前は××よりも××××の方が、大事だったんかーっっ!
あのシーンで、内心、「どどどど、どうしよう」と脳内ツッコミをしながら内心で叫びましたともさ。真田さんと同じように。
それにしても、古代守。
お前は××よりも××××の方が、大事だったんかーっっ!
あのシーンで、内心、「どどどど、どうしよう」と脳内ツッコミをしながら内心で叫びましたともさ。真田さんと同じように。
【以下、ネタばれです。読むかどうかはご自身責任でどうぞ】
お前は地球よりも弟の方が大事だったんかーっっ!
前のアーティクルで、コスモリバースシステムについての物語、という風に書きました。
これ自体は、SF的には、さほど新しい発想ではないと思いますし、誰もが「アルカディア号?」とちょっとは思ったはずですが、そこの一線を引くための「波動エネルギーの転用」「星のエレメント」だと思います。
物語が群像劇であって、出も最後やっぱりきちんと主人公たちの物語で締められていた。
それはヤマトがヤマトだったことが、とても素晴らしかったけれども、私は。
やっぱり伏線として引かれていて、ずっとここまで陰で物語をけん引してきた(と勝手に思っている)、真田・古代守・新見薫の物語に泣けてしまった。物語が動いていくうちに、最初の設定と変わってしまうということはよくある(自然なこと)ではあるのですが、新見にとってはやっぱり守が大切なヒトだったのかなと思います(真田にとっても、そうだったと思いますが)。いやそれもだけれど、やはり誰かが言ったように、「3人で居た大切な時間」というものが、3人の誰にとっても大事だったのかもしれませんよね。
地球防衛軍の制服が、ヤマトの艦内にあると古臭く見えるのは、彼がもう“亡霊”だからだろうか? その姿が妙に悲しくて、新見や進や、沖田や……想いを残した人々の先に立ち現れる所在の無さ加減がどうにも辛かった。
古代守が亡くなっていることも、おそらくシステムに組み込まれて地球に帰るのだろうということも、実は予測はしていたのですが(ほかに必然として考えようがなかったんです)、古代守の遺言のシーンには、泣かされました。そしてそのうしろにスターシアが立っている意味も。
守がはっきり言わなかったのは、誰がこの伝言を見るかわからなかったからで、やり取する視線と雰囲気で現された2人のつながりに涙ぼろ、だった。
この伝言を聴いたあとに、新見が部屋で号泣するシーンは、泣けた。自分でもそうだっただろう、と思うから。
・・・
コスモリバースシステムを、「弟のために」動かしてしまったシーンは、1回目観た時は、「おいっ!なにすんだおまえ!」と心の中で、本気でぎゃぁって叫びました。真田さんたちと同じ気持ちだったと思います。ここまできてラスト改変かよ? とまで思った。
だけど、「・・・を返します」と守が言ったのが、2回目に観た時に「沖田さん、艦(ふね)を返します」とハッキリ聞こえて(最初の時は、誰に返したかわからなかったのだ)、あぁそういうことかと納得した。
その前に、沖田が徳川と「ヤマトは良い艦だ」という話をし、若い世代に伝えていかなければという話をしている。それが伏線になっていた。『ヤマトは、沖田の艦』なんだな、ということだった。艦は、艦長のもの。守には、そういう気持ちもあったのでしょうか。
感動的ではあるけれども、それでも、守が、地球より弟を取ったことは確か。
そして、雪さえいれば、(あり得ないけども)“立派に跡を継いでいる”と沖田に言わしめ、自分を抑えて艦内のリーダーとしてふるまえる弟なら、自分の預かったシステムがなくても、地球をなんとかするのではないか、そういう希望もあったのではないかと思った。
考えすぎでしょうか?
オチは、沖田の命・沖田の記憶だったということはわかっていても。
「奇跡」が起こってよかったね>真田さん
そして、人間的なスターシャの葛藤はとても素敵だった。
これはオリジナルから出て新作を作った時の最大のむずかしさだっただろう彼女たちの存在、女神ではない星の統治者たちとして。人間的な悩み、苦しみ、そして古代守とのこと。デスラーとのつながり。
スターシャが「彼女(=新見)も来ていた」と言った。
沖田の命が消え、それがコスモリバースシステムとして再び組み込まれた時に。
古代守の魂は本当に消える直前、「さようなら、真田。さようなら、薫」と言った。ここで「カオル」と呼んだ彼に、涙でした。
古代兄弟の物語が、二本のラインになって見事に後半の物語を支えていった。
それはガミラス-ヤマト という二つの軸と同時に、物語の大きな横軸だったと思う。
各キャラや、お話そのもののことは、また別のアーティクルで。
う~ん。
感動のままに、「××が素敵だった!」と興奮した文章書こうと思ったら、妙に冷静に書いてるな、私。
それだけ感動が深かったってことなんだよ。
はい、予告編というか。
「南部くん、素敵!」
「島くん、やっぱり素敵!」
「古代、あんたはやっぱりヘタレっぷりと締めるとこ締めるのがいいよ」
「玲ちゃん、やっぱり好きだなー、気持ち良くて」
「メルダ、、、」
「加藤。いい男だ。真琴ちゃんとくっついても許す」
まだまだあります。
・・・次は舞台挨拶の記事など。
お前は地球よりも弟の方が大事だったんかーっっ!
前のアーティクルで、コスモリバースシステムについての物語、という風に書きました。
これ自体は、SF的には、さほど新しい発想ではないと思いますし、誰もが「アルカディア号?」とちょっとは思ったはずですが、そこの一線を引くための「波動エネルギーの転用」「星のエレメント」だと思います。
物語が群像劇であって、出も最後やっぱりきちんと主人公たちの物語で締められていた。
それはヤマトがヤマトだったことが、とても素晴らしかったけれども、私は。
やっぱり伏線として引かれていて、ずっとここまで陰で物語をけん引してきた(と勝手に思っている)、真田・古代守・新見薫の物語に泣けてしまった。物語が動いていくうちに、最初の設定と変わってしまうということはよくある(自然なこと)ではあるのですが、新見にとってはやっぱり守が大切なヒトだったのかなと思います(真田にとっても、そうだったと思いますが)。いやそれもだけれど、やはり誰かが言ったように、「3人で居た大切な時間」というものが、3人の誰にとっても大事だったのかもしれませんよね。
地球防衛軍の制服が、ヤマトの艦内にあると古臭く見えるのは、彼がもう“亡霊”だからだろうか? その姿が妙に悲しくて、新見や進や、沖田や……想いを残した人々の先に立ち現れる所在の無さ加減がどうにも辛かった。
古代守が亡くなっていることも、おそらくシステムに組み込まれて地球に帰るのだろうということも、実は予測はしていたのですが(ほかに必然として考えようがなかったんです)、古代守の遺言のシーンには、泣かされました。そしてそのうしろにスターシアが立っている意味も。
守がはっきり言わなかったのは、誰がこの伝言を見るかわからなかったからで、やり取する視線と雰囲気で現された2人のつながりに涙ぼろ、だった。
この伝言を聴いたあとに、新見が部屋で号泣するシーンは、泣けた。自分でもそうだっただろう、と思うから。
・・・
コスモリバースシステムを、「弟のために」動かしてしまったシーンは、1回目観た時は、「おいっ!なにすんだおまえ!」と心の中で、本気でぎゃぁって叫びました。真田さんたちと同じ気持ちだったと思います。ここまできてラスト改変かよ? とまで思った。
だけど、「・・・を返します」と守が言ったのが、2回目に観た時に「沖田さん、艦(ふね)を返します」とハッキリ聞こえて(最初の時は、誰に返したかわからなかったのだ)、あぁそういうことかと納得した。
その前に、沖田が徳川と「ヤマトは良い艦だ」という話をし、若い世代に伝えていかなければという話をしている。それが伏線になっていた。『ヤマトは、沖田の艦』なんだな、ということだった。艦は、艦長のもの。守には、そういう気持ちもあったのでしょうか。
感動的ではあるけれども、それでも、守が、地球より弟を取ったことは確か。
そして、雪さえいれば、(あり得ないけども)“立派に跡を継いでいる”と沖田に言わしめ、自分を抑えて艦内のリーダーとしてふるまえる弟なら、自分の預かったシステムがなくても、地球をなんとかするのではないか、そういう希望もあったのではないかと思った。
考えすぎでしょうか?
オチは、沖田の命・沖田の記憶だったということはわかっていても。
「奇跡」が起こってよかったね>真田さん
そして、人間的なスターシャの葛藤はとても素敵だった。
これはオリジナルから出て新作を作った時の最大のむずかしさだっただろう彼女たちの存在、女神ではない星の統治者たちとして。人間的な悩み、苦しみ、そして古代守とのこと。デスラーとのつながり。
スターシャが「彼女(=新見)も来ていた」と言った。
沖田の命が消え、それがコスモリバースシステムとして再び組み込まれた時に。
古代守の魂は本当に消える直前、「さようなら、真田。さようなら、薫」と言った。ここで「カオル」と呼んだ彼に、涙でした。
古代兄弟の物語が、二本のラインになって見事に後半の物語を支えていった。
それはガミラス-ヤマト という二つの軸と同時に、物語の大きな横軸だったと思う。
各キャラや、お話そのもののことは、また別のアーティクルで。
う~ん。
感動のままに、「××が素敵だった!」と興奮した文章書こうと思ったら、妙に冷静に書いてるな、私。
それだけ感動が深かったってことなんだよ。
はい、予告編というか。
「南部くん、素敵!」
「島くん、やっぱり素敵!」
「古代、あんたはやっぱりヘタレっぷりと締めるとこ締めるのがいいよ」
「玲ちゃん、やっぱり好きだなー、気持ち良くて」
「メルダ、、、」
「加藤。いい男だ。真琴ちゃんとくっついても許す」
まだまだあります。
・・・次は舞台挨拶の記事など。