何から書こう?>2199第七章 【若干のネタバレ】
感想文を書く気はあまりなく、「ただ続きを楽しみに」してきた「2199」ですが、
ついに終わってしまいました。。。なのでなんか書こう。
皆さんとかぶることは多いかもしれないけど、
言いたいこともある。
まず、恒例・前夜祭から参戦しました。
そして翌日の第二回舞台挨拶が手に入ったので、
大きなスクリーンの前の方で観たい、と思い、朝の回を観た。
ともあれ、ここまでで3回観ました。
1回目は、ただ圧倒され、新しい場面が現れるたびに心臓をつかまれるような気がして目が離せず。
そして「××~!」「●●っ!」といくつかのシーンで(心の中で)叫びながら、頭の中が痺れたままで終わりました。
深夜だということもあり、言葉を交わす気持ちにもならず、そのまま夜のしじまに消えたかったですね。浅い眠りの中に埋没していった感じ。
2回目は、前から2列目で見ました。
ようやく少し、冷静に観られたことがあって(ストーリーがわかっているという意味で)、1回目と同じシーンで涙したところ、そうして1回目では意外に旧作の名シーンでは泣かなかったのですが、トータルした物語として、そこがやっぱり泣けたかな。
それと、古代と雪。……細かく、あちこちの場面に感動したりもした。
3回目は後ろの方の席だったこともあって、冷静になろう、「あれを観よう・聴こう」と考えた。
主に、音楽に注目してみました。
良い音楽というのは、引っかからないんです(私の場合ですが)。
場面と一体となって、胸に落ちてくるので、どこでどんな音楽が使われたか、なんて、物語に夢中になると覚えてなんかいないですね(シナリオや絵は覚えているのですが)。
だから、それに注目してみると、別の面白さがありました。
それでも引き込まれてしまって、「あ、しまった!」なんてことはいっぱいあったけど。
・・・
ひとつだけ言いたかったのは。
素晴らしい作品だった、ということです。
リメイクだとかなんだとか、それを越えて。
カントクが仰っていたように、それは「旧作=オリジナルの力」もあるとは思う。
だけど、それでも。
出渕監督、スタッフの皆さま、ありがとー!
何故“ありがとー”かは、少しずつ、書いていけたらいいなと思います。
そして、このヤマトは
正しくパラレルワールド だと私は言いたい。
それは、何故かというと、
間違えなかったヤマト だったからです。
旧作で、陳腐な(と敢えていうけど)言葉で表された後悔。名セリフの数々。古代の、沖田の失敗。失われた数々の命、理不尽なストーリー上の暴力を、排したかったのでしょう。
それともう一つ、オリジナルとの大きな違い。
このヤマトでは、地球は原罪を背負っている。
地球側から戦いを仕掛けてしまった、という罪は、消すことができない、罪です。
(これについては、また別のところで書くかもしれないので、このアーティクルではスルー)
ともかく私は、そういうヤマトだと思い、それに共感し、感動しました。
これについては、ストーリーを書かないわけにはいかないので、ネタバレOKな方のみ、
【続きを読む】から、書きます。
ついに終わってしまいました。。。なのでなんか書こう。
皆さんとかぶることは多いかもしれないけど、
言いたいこともある。
まず、恒例・前夜祭から参戦しました。
そして翌日の第二回舞台挨拶が手に入ったので、
大きなスクリーンの前の方で観たい、と思い、朝の回を観た。
ともあれ、ここまでで3回観ました。
1回目は、ただ圧倒され、新しい場面が現れるたびに心臓をつかまれるような気がして目が離せず。
そして「××~!」「●●っ!」といくつかのシーンで(心の中で)叫びながら、頭の中が痺れたままで終わりました。
深夜だということもあり、言葉を交わす気持ちにもならず、そのまま夜のしじまに消えたかったですね。浅い眠りの中に埋没していった感じ。
2回目は、前から2列目で見ました。
ようやく少し、冷静に観られたことがあって(ストーリーがわかっているという意味で)、1回目と同じシーンで涙したところ、そうして1回目では意外に旧作の名シーンでは泣かなかったのですが、トータルした物語として、そこがやっぱり泣けたかな。
それと、古代と雪。……細かく、あちこちの場面に感動したりもした。
3回目は後ろの方の席だったこともあって、冷静になろう、「あれを観よう・聴こう」と考えた。
主に、音楽に注目してみました。
良い音楽というのは、引っかからないんです(私の場合ですが)。
場面と一体となって、胸に落ちてくるので、どこでどんな音楽が使われたか、なんて、物語に夢中になると覚えてなんかいないですね(シナリオや絵は覚えているのですが)。
だから、それに注目してみると、別の面白さがありました。
それでも引き込まれてしまって、「あ、しまった!」なんてことはいっぱいあったけど。
・・・
ひとつだけ言いたかったのは。
素晴らしい作品だった、ということです。
リメイクだとかなんだとか、それを越えて。
カントクが仰っていたように、それは「旧作=オリジナルの力」もあるとは思う。
だけど、それでも。
出渕監督、スタッフの皆さま、ありがとー!
何故“ありがとー”かは、少しずつ、書いていけたらいいなと思います。
そして、このヤマトは
正しくパラレルワールド だと私は言いたい。
それは、何故かというと、
間違えなかったヤマト だったからです。
旧作で、陳腐な(と敢えていうけど)言葉で表された後悔。名セリフの数々。古代の、沖田の失敗。失われた数々の命、理不尽なストーリー上の暴力を、排したかったのでしょう。
それともう一つ、オリジナルとの大きな違い。
このヤマトでは、地球は原罪を背負っている。
地球側から戦いを仕掛けてしまった、という罪は、消すことができない、罪です。
(これについては、また別のところで書くかもしれないので、このアーティクルではスルー)
ともかく私は、そういうヤマトだと思い、それに共感し、感動しました。
これについては、ストーリーを書かないわけにはいかないので、ネタバレOKな方のみ、
【続きを読む】から、書きます。
◆ ◆
私は第七章全編で、最も感動したシーンが、
ヤマトがガミラスの民を助けるために波動砲を撃つシーン
でした。これは、3回観て、3回ともそうでした。
波動砲で 落ちてくる『バレラス633工区』を撃つ。その前後の沖田と、古代と、ユリーシャと、南部のやり取り。その後の、島と南部によるシークエンス。ヒスとタラン(兄)たち。
旧作でヤマトは、自らを守るためとはいえ、ガミラス星を自らの手で滅ぼしてしまった。
滅ぼそうとしたのはデスラーであり、このイッちゃったデスラーにはついていけないところはありましたが、
彼には筋の通った主張もあり、想いもあり、罪を罪として背負う覚悟もある。
ヤマトは自分を助けるために撃った、という味方もできますが、
沖田の判断はけっしてそうではなかったし、
艦橋に流れた一瞬のニヤりとした笑顔や雰囲気は、皆、それに共感した空気だった。
そうしてもう一つが、
コスモリバースシステムを巡る一貫した
この作品の骨子でもある(だろう)物語
です。
これについては、冷静に語ってる場合じゃないので、次のアーティクルに譲ります。
このヤマトは、オリジナルから離れたが故に、オリジナルの魂を受け継いで、開放したヤマトだ。
ヤマトに抱いていた(私たちの)悲しみも、悔しさも、持っていってくれたような気がする。
「ヤマト3」のテーマも、「復活篇」も、網羅しようとしていて、すごいなと思わせた。
本当にヤマトが好きで、こうあってほしいという人たちが作った作品。
生まれてきてくれて、ありがとう、という気持ちでいっぱいです。
……あとは、お願いですから、第25話の作画はなんとかしてくださいねー。
DVDやブルーレイは今回、同時発売じゃなかったわけなので
それでとかテレビ版では修正されるのかな。こういう名シーンで、あれはない。印象が違いすぎるから。
あと、ユリーシャが「星に帰ったら伝えたい人がいる」といっていたけど
あれは誰? ガミラスの誰かか?
カットされた5分に収録されていることを祈ります~~謎のまま終わらないでくださいね。
私は第七章全編で、最も感動したシーンが、
ヤマトがガミラスの民を助けるために波動砲を撃つシーン
でした。これは、3回観て、3回ともそうでした。
波動砲で 落ちてくる『バレラス633工区』を撃つ。その前後の沖田と、古代と、ユリーシャと、南部のやり取り。その後の、島と南部によるシークエンス。ヒスとタラン(兄)たち。
旧作でヤマトは、自らを守るためとはいえ、ガミラス星を自らの手で滅ぼしてしまった。
滅ぼそうとしたのはデスラーであり、このイッちゃったデスラーにはついていけないところはありましたが、
彼には筋の通った主張もあり、想いもあり、罪を罪として背負う覚悟もある。
ヤマトは自分を助けるために撃った、という味方もできますが、
沖田の判断はけっしてそうではなかったし、
艦橋に流れた一瞬のニヤりとした笑顔や雰囲気は、皆、それに共感した空気だった。
そうしてもう一つが、
コスモリバースシステムを巡る一貫した
この作品の骨子でもある(だろう)物語
です。
これについては、冷静に語ってる場合じゃないので、次のアーティクルに譲ります。
このヤマトは、オリジナルから離れたが故に、オリジナルの魂を受け継いで、開放したヤマトだ。
ヤマトに抱いていた(私たちの)悲しみも、悔しさも、持っていってくれたような気がする。
「ヤマト3」のテーマも、「復活篇」も、網羅しようとしていて、すごいなと思わせた。
本当にヤマトが好きで、こうあってほしいという人たちが作った作品。
生まれてきてくれて、ありがとう、という気持ちでいっぱいです。
……あとは、お願いですから、第25話の作画はなんとかしてくださいねー。
DVDやブルーレイは今回、同時発売じゃなかったわけなので
それでとかテレビ版では修正されるのかな。こういう名シーンで、あれはない。印象が違いすぎるから。
あと、ユリーシャが「星に帰ったら伝えたい人がいる」といっていたけど
あれは誰? ガミラスの誰かか?
カットされた5分に収録されていることを祈ります~~謎のまま終わらないでくださいね。