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2013_09
20
(Fri)23:23

イーハトーヴ交響曲 at オーチャードホール

 最近、音楽ネタが多くてすみません。

 先日の「イーハトーブ交響曲」、何人か行かれたようで、ありがとうございました。
 私も超絶感動しまして、、、こんなに感激したのは久しぶりです。

 毎日のように演奏会場に行っている生活をしていると、それでも音楽の素晴らしさや演奏者たちの作り出す音楽や空間に“飽きる”ということはありません。ただし、どんどん要求レベルが高くなってくる。よいものは良いのですが、普通では感動しなくなってしまうんですね。う~ん、、、これはシアワセなんだろうか?
 それでもワタクシはわりと素直なタチなのか(?)、わりと良いとこがあればそれで十分なのですが、実は、(お誘いした方々にはお楽しみいただけるかとは思っていたのですが)自分のツボとは別のところにあるような気がして、さほど気乗りせず参りましたのでした。

 冨田先生のTV音楽やアニメをオーケストラの演奏で聴ける。これは素晴らしいことです。それだけでもいいか、と思い、足を運んだわけですが(義理もありまして(^_^;))、いやまぁこれは申し訳ない。素晴らしかった!

 初音ミクが光の明滅とともに現れた時に、なんとまぁ愛らしいと思い、その歌声の魅力的なこと、指揮に合わせて歌い踊るその様の美しいこと。
 それと、合唱団の歌声、オーケストラのアコースティック。なんと申しますか、伝統芸能と最新デジタルの融合。日本発の、なんと素晴らしい芸術なんだろう! と感動を禁じえませんでした。

 そして「イーハトーヴ交響曲」そのものの素晴らしさ。
 宮澤賢治の歌が三つ含まれておりまして、中でも私の好きな「星めぐりのうた」が、少年少女の声で歌いだされた時に、あの世界が広がり、星空に一気につれていかれる気がしたのですね。
 さらに、後半。
 星がきらきらと回り始めたと思ったら、会場の内部一面に、“銀河鉄道”が現れ、それに乗って私たちは星や空想の海を賭けることになりました。音楽がグルーヴし、歌い上げる中を共に、会場中一体になって……。
 アニメとCGとオーケストラと合唱。キーボードやアーティストも超一流なのでしょう、鳥肌ものです。
 それにまた、こういうのをやらせたら東京フィルさんって物凄く上手いんですよ。生き生きしていて、皆、シアワセそうに演奏しておられるので、見ているこちらまで引き込まれていく。いいなぁオーケストラって(笑)。

 歴史的遺産と最新技術が合わさって新しい世界を作る。……こんな素晴らしいことがあるんだなーって。

 何よりも曲が素晴らしかった。そして、こういった技術に興味を持ち、作曲し、イメージを出し、そしてそれに応える作品に仕上げた。冨田勲先生、81歳でいらっしゃいます。好奇心と知能、クリエイティヴィティは、私たちもまだ“これから”やんなきゃいけないこといっぱいあるんじゃね? とか思っちゃいました。
 トシだし身体しんどいよ~とか甘えてる場合じゃねーって(笑)。

 ともかく、シアワセな気持ち。そしてアンコールの「りぼんの騎士」で。……当然これも初音ミクが踊ったわけですが……手塚治虫は偉大だ。と、思った次第。

 順序が逆ですが、オトモダチんとこもトラックバックしておこう。↓

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