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2014_12
04
(Thu)00:58

《第九》(もちろん、ベートーヴェン)

 毎度のことながら、偶数月は忙しい。
 そして12月になった! 師匠も走るそうだが、師弟共に走っている。

 幸いなことに、この歳にして、「師匠」と呼べる人が周りに5人くらいはいるというのだが、私。それは幸せなことなのだろう。4人は年上だが、2人は年下だ。芸の能力やキャリアに年齢は関係ござんせん。特に音楽の世界はねー。

 さて今日は珍しく、職場が静か(誰も訪ねて来なかったという意味)だったので、定時で業務の人が帰ったあとに、昨日、買ったばかりのCDを聴いた。宮田大の『一会(※古い方の字)集』というセカンド・アルバムで、なかなか素敵である。そのまま続けて、マキシミリアン・ホルヌングのリヒャルト=シュトラウス「ドンキホーテ」を聴く。ミュンヘン放送響がまた、これ上手いのなんの。

 そして何が言いたかったかというと、「《第九》、弾きて~~!」と叫んでみる私。
 何を血迷ったか、仕事先の人が「今年初めて《第九》にエントリーしたんです。佐渡裕さんの“一万人の第九”なんです。ごっめんなさ~い、今度の土日、オシゴトできませ~ん」と言い放ち(^_^;) 、るんるんと歌っているのを聴いていると。
 そして世間様では、私の回り地域では特に、毎晩のようにプロオケの皆様が、“特別演奏会”と称して《第九》の演奏を始める季節になると。

 うぁぁぁ、いいな~~。
 もう何年演奏してないだろう???

 別にこれは年末に演奏する曲、というわけではないし。ベートーヴェンは年に2回くらい弾いているし。もう何回も飽きるほど歌ったり、してきたんだけど。
 時々こうして、「一緒に誰かと弾いて」「一緒に世界の一部になって」「一緒に、“幸せ!”とか“Freiheit!(自由)”とか叫びたい!」と思うわけですよねー。

 「おお、友よ~~。この叫びではない!」

 いいなぁ、《第九》。……せめて聴きに行きたいんだけど、一人で行っても、これはツマラナイ。ど年末に年越しコンサートにでも(某上野方面に)行くかなー。でも弦楽四重奏の方を聴くって約束しちゃったしなー。

 ちなみに、年越しコンサートですが。
 東京文化会館では大ホールで、昼から。ベートーヴェン交響曲第1番から夜中までかかって第9番まで演奏。
 東京文化会館の小ホールでは、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲を3団体が交代で、夜中までかかって演奏。
 すみだトリフォニーホールでは、今年は彬良さんが登場して、なんかやりますね。行こうかなと思ったけど、う~ん、オールヤマトなら当然行くけど、そうでなければ、私は、ベートーヴェンの方がいいす。

 あと、渋谷のBunkamuraオーチャードホールでも、たぶん東京フィルが何かやるはず。
 ほかのホールはどうなのかな。
 今年は珍しく東京にいるので、大みそかの夜、楽しく夜遊びしようと思っています。

 でもねー。正しく日本の大晦日して、こたつ(は家にはないけどさ)でテレビの前でN○Kを見て、そのままウィーンからのニューイヤーコンサートの中継を見るっつのもまた楽し。
 知人が、あれの通訳をしてます。毎年、「新年おめでとうございます」のご挨拶の通訳のために、スタンバイしてるから、それが終わらないとお正月が来ないのだそうな。お疲れはんどすな。

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