「宇宙戦艦ヤマト2199・星巡る方舟」初日
幸い、ご一緒できた方がいて、終わってから夕方の用事までの2時間近く、いろいろおしゃべりできて楽しかったけど。
少し早めに行って、チケットの発券と例によってグッズの大人買い。並んでいたので、それでも開演ギリギリ。初回の舞台挨拶を終えた友人たちが声かけてくれたり、次の回の鑑賞前にグッズ買いに来た知人が声をかけてくださったり。なかなかいろいろな再会があって、嬉しいスタートとなりました。
始まった。
オープニングがヤマト出発の見送り側から始まる、ってなんか善くない?
葉加瀬太郎のヴァイオリンとHat'sの物凄いバックバンドなメンバーたちの演奏するヤマトのテーマに導かれ(※ちなみに、このテーマ音楽、上手すぎです! 好き嫌いは別として、素晴らしいですね)、ザッピングによるカットでこれまでのストーリーを紹介していく手法も素晴らしい。
あとはネタバレなので、未鑑賞の方は、のちほどどうぞ。[続きを読む]からにします。
ただ。
どういう作品だったか--というのは、ラストの音楽が始まり、テロップが流れていましばし。会場の明かりが点いてもゆっくり立ち上がる人々、そして会場は静かなままだった。ざわめきも、拍手もなく、皆が心の裡に、今観た映画を抱いて、その場を後にしようと思った。それが図らずも会場中の空気を支配していた・・・そういう映画だったと思います。
(最後列で女性の声がしていましたが、なんだったのか、耳に入らず。皆、やはり自分の世界を持ったままその場を後にした、そんな映画だったと思います)。
【続き】
・・・感想を書こうと思ったのですが、あまり語りたくない。
逆に、物凄く語りたいような気もします。
もう一度、今日の深夜でも見ようかと思ったくらい。そうしないと何も話せないと言いますか。
公式を超えた二次小説だった、といいますか。オリジナルストーリーだから【こそ】、ヤマトの世界をあれだけ表現したというか、監督やチームのひとびとが、ヤマトへの想いを伝えてくれた1作だったと思う。「良い映画だった」と思います。
最初と最後に登場した、元空間騎兵隊・斎藤始、彼が土方の部下として、図らずも狂言回しの役割を果たしてくれた。あそこで終わる、少し顔を上げた土方がニヤリと(ニコリと、かな?)口元でだけ笑った、そのあとは想像に任せる、という幕切れ。そこに「永遠に…」の音楽のフレーズがかぶるという、最高の終わりだったと思う。
作品の中?
・バーガーは魅力的だった。
・アケーアスの巫女の“中の人”・・・やっぱ好きだなぁ。
・古代進ファンには、見どころ満載、、、というか私はやっぱりオシゴトしてる彼が魅力なので、真田さんから指揮を任されてからの一連の、表情・判断・動作、、、みんな良いですねー。
・でもねそれって、島くんあって、だからね(^_^)。すごい操舵でしたね。それをスパンと命令しちゃう古代もだけど、「任せろっ」て難なくやっちゃう島くんも凄い。あのねー、絵的に迫力殺がれるってのはわかるけども、艦橋の島くんもちょっとでもいいから映してほしいなー(涙)
・桐生はもともと好きな女の子だったけど、今回、語り部として良かったな
・沢村っち、よかったね、彼女デキそうで(笑)
・で、島くんの相手は、、、私は最初、玲かと思ったんだけど、彼女はまだ古代に惚れとるぞー。で、篠原もいるしね。
・ネレディア・リッケ、すごく素敵でカッコいい。女性の士官とかをきちんと描ける、という意味では、前より良くなった点といえるかなぁ。
・【たらしの古代】全開!!っ。……これは懐かしかったです。古代ってさ、自分で「俺についてこい」ってタイプじゃないしょ。皆が、「こいつのためならなんとかしたらんといかん」となるんだけど、自身、“人たらし”でもあってさ。これが、古代進という人格と、富山敬という才能が合わさって、最高の愛らしさだったわけさ、以前は。
今回の脚本(ほん)では、「あなたもだ」と手を差し出したとこ、「をわわっ」だったし、バーガーとのやり取りも、おさすがだったし。たぶん私の古代くん萌えポイントは、普通とは違うんじゃないかなーと思うけど。
“人たらし”という言葉を私はよく使うんだけど、私のまわりにも確実にいます。
プロデューサー業とかはそういう人、多いですけどね。なんかこの人の言うことだったら聞いちゃうというか、聞いてやろうじゃないか、と思ったり、応援したくなったり、お金出してやったり、、、という力を持った人。つまり「人間力」というんですかね。
古代くんは、モテる。女に、という意味では、あそこまでオトコの色気を感じないと、私はあんまり魅力を感じないけれど、人としてはとても素敵だと思う。それってヤマトの骨組みだった気がするね。
・真田副長の成長、を感じたかな。前は、「沖田艦長が居ない時は自分が」ってところでも、古代に任せ、バックアップは任せろ、というような。人の心を受け入れるようになって、上に立つ人になってきたというか。沖田艦長の「帽子かぶってにっこり」も萌えでしたが。
・ドイツ民謡、、、う~ん。こういうの好きですねぇ。意味合いも、音の構成も、歌詞も。作品にはよく合っていたと思うけど。こうやって「むかしの名曲」にギブアップしちゃう(例えば、「汚れちまった悲しみに」もだけど)というのは、どうなんだろう。
個人的には、この曲はあんまり好きでなくて。同じ趣旨の歌なら、もう少し好きな歌もあるけどね。ちょっとマーチっぽくて、酒酌み交わした後、手を振るような感じが気に入ったのかな>スタッフの方々
……書けばだらだらと出てくるけど。
ストーリーに絡まる部分は、また今度。もう一度、観られるといいなぁ。あと前売り券は2枚あるので、2回行けるか? ……とほほ、そのあと会社に来て、まだ居る私です(_ _)。